それで日本人は農耕民族になり、全体主義的なムラ社会の掟が生まれました。
それは下の者は全員無条件で上の者に従うというものです。
なぜなら現代と比べて生産性が著しく悪い当時の稲作では一人でも勝手なことをすると収穫に大きな影響を与えたからです。
そしてのちに日本にも朝廷ができて中国から儒教が入ってきました。
その教えは全体主義的に和を重んじ、子は親に、弟子は師に、下の者は上の者に無条件に従うものでした。
この思想が国民統治に非常に都合が良かったため、一気に日本中に広がりました。
そして武家社会になり、上の者が下の者に領土を与える代わりに下の者は上の者に絶対服従という封建思想が生まれました。
下の者は上の者に無条件に従うという意味では儒教思想と似てて、これも一気に広がりました。
そして長かった公家社会武家社会に共通して言えるのは国民はお上のすることに口を出すな、興味を持つなです。
現代では過干渉な部分は別として全体主義的な意味でのムラ社会の集団行動の教えとか儒教道徳に封建道徳が今でも残ってるのは、「歴史」という「上の者」に国民が無意識のうちに従ってるんですよ。
三井豪さんの言う「去勢」って本当に当たってると思いますよ。
現代の若者は「儒教?ハァ何それ?それって孔子とかいう化石思想家の古びた教えだろ?」って鼻で笑っても、彼らですら儒教の思想の根底部分の影響は必ず受けてるはずなんです。
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