おもしろい心理学〜心理の達人〜

心理学では第一印象によって強く与えられる印象を「初頭効果」と言います。

例えば、以下の【Aさん】と【Bさん】どちらの方が印象が良く思えるでしょうか、、、

【Aさん】：「イケメンで頭が良いケチなAさん」
【Bさん】：「ケチで頭が良いイケメンなBさん」

文章の内容は同じにも関わらず【Aさん】の方が何となく印象が良く見えると思います。

このように、最初に良いイメージを与えることで、最後にある「ケチ」というマイナスイメージが薄れるのです。

反対に、最初にマイナスイメージを持ってきてしまうと、後の「イケメン」や「頭が良い」という印象が薄くなってしまいます。

また、人の印象は出会ってから3回会う間に決まるとされている「スリーセット理論」というものがあり、以下のように人の印象を固定化すると考えられています。

【初対面】：第一印象を決定

・まずは外見から人柄をイメージし、次に表情や仕草、話しの内容などから相手の印象を決めます。ここで悪い印象を与えてしまうと恋愛対象から外れてしまうことがあります。

【2回目】：印象を再判定

・自分が思った印象は正しかったのか再び相手を判定します。

【3回目】：印象を確認

・判定した印象を確認し、固定化します。これ以降も会うことにより固定化した印象が強くなり、簡単には変わりません。状況次第ではギャップによって良い印象を与えられることもあります。

そして、デートの別れ際などで最後の印象が強くなることを「親近効果」と言います。

いくら楽しくてドキドキしたデートをしても、最後の方で嫌なイメージを残してしまうと、それが残ってしまう可能性があります。

つまり「第一印象」と「デートの別れ際」に良いイメージを持ってもらうことが【恋愛成功のカギ】になると言えるのです。