2018年07月30日
おもしろい心理ー説得力を高める!【誤前提暗示】
人はもっともらしい前提や選択肢を与えられると、「選択肢以外の答えがある場合でも、与えられた選択肢の中から判断を下しやすい」傾向があります。
誤った前提を使って答えを導く心理テクニックのことを「誤前提暗示」と言います。
例えば、、、
「こちらの商品を買いますか?」と尋ねれば、説得相手は〖買う〗・〖買わない〗を選択することになります。
これを「こちらの商品Aと商品Bでは、どちらがお好みでしょうか?」と尋ねれば、無意識で〖商品A〗・〖商品B〗のどちらかを選択しようとします。
説得のテクニックとして、選択肢を設けることは有効な手段の1つなのです。
ちなみに、セールスが上手い人・モテる人・他人を動かす人は意識的か無意識的か、上記の例であげた「ダブルバインド」を巧みに使っています。
本来の心理学で使われる「ダブルバインド」は、相手を思考停止させてストレス状態に陥らせる危険なコミュニケーションパターンです。
この「ダブルバインド」を正しく理解して応用すれば、ビジネス・恋愛など様々な場面で会話を優位に進めることができます。
大げさに言って、思い通りの人生を歩めるかもしれません。
〖注意点〗
「ダブルバインド」は、相手に「選ばされた」と思われてしまうと効果が無くなってしまいます。
あくまでも「自分が決めた」と思ってもらうことが重要です。
そのためには、前提を含んだメタメッセージは、選択しやすい内容であることが大切です。
ちなみに、選択肢を与えた場合は、最後の選択肢が選ばれやすい傾向があります。
これは「親近効果」による影響が与えられています。
もし気になる異性と映画に行きたければ、「今度の休み映画か食事に行かない?」と尋ねるよりも、「今度の休み、食事か映画い行かない?」と尋ねる方が、映画を選んでもらいやすいということです。
覚えておいて損はないので、必要な場面が訪れたら是非試してみて下さい。
最後に、「ダブルバインド」とは2つ以上の矛盾を含んだメッセージを受け取ることで、板挟みになることを言います。
繰り返されると精神的にストレスを受けた状態になってしまいます。
自分では気づかないうちに、モラハラやパワハラをしてしまっている可能性がありますので、十分に注意したいコミュニケーションパターンです。
「ダブルバインド」を正しく理解して、優位な交渉に役立てて下さい。
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