相手の世界に理解と敬意

大学時代、海外の方々(男女)に浴衣または袴姿を体験していただくイベント協力をしました。というのは、お茶を飲むことをしていただこう〜がメインなのですが、それに付随したイベントとして着物体験をしていただくというものでした。

その時に学んだことを一つ書くとすれば、
男女ともに日本人にしか似合わないのでは？と思っていた着物でしたが、そうではないということ。

そして、袴姿の世界中の人たちを見たわけではありませんが、男性の袴姿は、絶対に日本人だから似合うというわけではないと確信しましたね。

『ラスト・サムライ』でトム･クルーズさんが着物姿を披露されたときには、多くの方々が私と同じ思いを抱いたと思うのです。




日本の着物を日本人でも着たことがない…そんな人が多いと思います。

だけど、日本人ならば、一度は着てみたらいいのに…って思うのです。


どれだけ似合うか、似合わないか…

シンプルな洋服と同じ。
スーツなどもですね。

似合うためには、その人が持つ雰囲気にあったものを選ぶことが大切なのです。


日本の着物…実は、大学時代に体験したイベントで着てもらっていた着物は昔の書生と言われる人には一般的な柄のモノでした。

運動している人たちは本当に…凛々しく、黒人、白人…いろんな肌の人髪の色の人が着てみてくれましたが、似合っていらっしゃいました。


日本人は、着物を自分で着ることができない…っていうところで、着物離れしていってますよね。

正直、「和食」を世界遺産に〜より、「和服」を世界遺産に〜の方が深刻ではないかと思いますね。

購入する人がいないと、作る人がいなくなる…
いっそ、学校の制服を和服にするくらいしたら、残るのかしら…？

京都に遊びに行くときは、着物がいいと教えていただきました。

いろんなところで、着物で来てくれた…と、洋装よりも扱いがワンランクアップして対応していただけるそうです。

どんな着物でもいいのかな？とそこは気になりますが、洋服で行くより着物で行く方が大変なこともありますね。

こんなサイトを見つけました。
着物美人

いろんな着方があると思います。
洋服だってそうだと思います。

IKKOさんの男で写る姿は…それもカッコよくしたら？と思うところはありますが、女として着た着物姿は、楽しんでいるなぁ〜って思います。
なかなか、あんなふうに着物を楽しんでいる姿を目にできる…そんな芸能人は少ない？
歌舞伎役者も素敵に着ていらっしゃいますよね…と思いますね。

男の着物もサイトがあった…


京都ってレンタル着物で街を歩くことも…結構気軽にできるようになっているから、一度は着物を着ることをしてみてほしいなぁ〜って多くの方に対して思います。

若い人が着物姿で歩いている…って、それでも最近は見かける機会が昔より増えたと思います。

思い思いに楽しんでいる着姿の素敵さ。

古着屋さんの洋服より、実は…大正時代などの着物って本当に面白くて素敵なんですよね。
そういう意味で、おしゃれだなぁ〜って昔の人たちから学ぶこともいろいろあります。


女性もですが、男性の着物姿も
たくさん街にあふれていると…
いいなぁ〜なんて、
和服の日を制定し、その日全ての人が着物を着るべし！くらいしないと無理でしょうね。
さて、一年たったけど…実現するのかな？

久留米絣の生地をパリコレで見て、日本ではやる…なんてことがあるくらいですから…
まぁ…
仕方ないかもしれませんよね。
自分で着用できないと着ることがハードル。

男性の場合は、結構簡単だと思いますわ。


女性も…慣れると簡単だと思うのですが…。



日本から和服が無くなる方が、実は、日本から和食が無くなるより早いかも？
そんな気もしました。

それでも、本当に和装姿の男性を夏祭り…など、見かける機会が増えたと思いますね。