相手の世界に理解と敬意

人口オーナスとは、人口が経済発展にとって重荷となった状態を指し、生産年齢人口が急減すると同時に、高齢人口が急増する事態のことを言います。オーナス（onus）は英語で重荷や負担を意味する言葉だそうです。

つまり…

経済発展に重荷とはどういうことか？

○生産年齢人口の急減 → 働く人の急減ってこと
○高齢人口の急増 → 年金等給付の増加ってこと

社会保障費等が増大し、貯蓄率が低下し、ひいては投資率が低下し、成長率を引き下げることになるためです。なんて、書いてあるのです。
失礼しちゃうわ…なんてそうイコールに書かなくてもいいでしょ？と思いたい。

人口オーナス期に入った国や地域が経済成長を維持するには、�@社会保障を整備し、世代間格差是正に取り組むこと、�A女性や高齢者の雇用を促進することで労働力率を高めること、�B労働投入が減少しても生産性の上昇により成長率を維持していくこと（そのために、教育などによる人的資本の強化、良質な資本ストックの蓄積、技術革新の推進等に注力すること）、などが重要な課題となります。

これは正しいかもなぁ…。


経済成熟と経済成長率の低下。


昨年だったか、暢気に専業主婦の年金の話を、専業主婦している奥様をお持ちの男性と奥様とお子様達…というところで、口にしていたら、男性が大慌て…。

専業主婦している奥様の年金支払う方向で説明されているところに、払わなくてもいい話…というか、払ったほうがいいんだけど、払わないという選択肢があることを話したからかな。

ちゃんと専業主婦と言えども、払っておかないと、だんなさんが先立ったらもらえない…など、制度が変わるからネェ〜。


退職金をいつもらうか？今でしょ！みたいなことをして働いている人達もいるわけで…一昔前の世代の考え方をそのまま鵜呑みにするとまぁ〜大変ってなることは分かっていないといけませんね。


人口おーなす期に経済発展するためには今年の4月に出ています。

・なるべく男女ともに働く・・頭脳労働の比率が高い、かつ労働力は足りないので使える労働力はフルに活用する。
・なるべく短時間で働く・・時間当たりの費用が高騰している（日本人の時給は中国人の8倍、インド人の9倍）ので、体力に任せて働かせず、短時間で成果を出す癖を徹底的にトレーニングしないと利益が出ないので勝てない。
・なるべく違う条件の人をそろえる・・均一な物に飽きている市場なので、常に違う価値を短サイクルで提供する必要がある。また、労働力は足りないので、転勤や残業の可否で足きりをすると介護する男性も皆ふるい落とされる。
育児・介護・難病・障害などは、労働するうえでの障壁では無いという労働環境の整備が重要。

時間かけて働くってことをしていると…利益が出ない。つまり、頭脳労働としての価値をあげるしかないのですね。

2010 年の時点では、日本の従属人口指数は第7位だが、2050年には世界一になるだろうって（2050年のレベルは、国連予測では96、国立社会保障・人口問題研究所推計では93。第2位はスペインの90だから、いずれにせよ世界一予測）。

従属人口指数（年少人口と高齢人口の和／生産年齢人口）
どういうことかというと、生産年齢に当たる人達にかかる負荷を示すような数値。

女性と高齢者が、今以上に働いている社会だと…って、男女共同参画社会を目指そう〜と言われているんだけど…なんて、いろいろと知っておかないと未来を語るのも難しいですよねぇ〜なんて思います。


負荷重荷と言わないで、楽しむことができる取り組み発想が生まれると、いつまでも多くの方が元気で幸せ〜と過ごせるでしょうに…。知ることからスタートですね。