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2012年04月22日

シャネルから シャネルbT 

美しい金運を呼ぶ八角形「金運盛塩セット」


詩人ポール・ヴァレリー

アンブロワズ=ポール=トゥサン=ジュール・ヴァレリー


青年は、完全なるものを愛さない。
なぜなら、
彼のなすべき余地があまりにもわずかしか残っていないので、
彼を怒らせるか退屈させるからである。

こんなことを言った詩人。
どんな価値観?


新しいものの中で最も善きところは、
人間の最も古い要請に応える点だ。







欲望と渇望の対象としての女性、
道具であり、かつ装飾である女性、
快楽と生殖の器具である女性







香水をつけない女に未来はない


シャネルがよく口にしていたという言葉。詩人ポール・ヴァレリーのこの言葉。

詩人ポール・ヴァレリーの意図と、シャネルの意図と同じだったのかしら?


同じ言葉でも、引用して用いているようで…もしかしたら、意図は違うかもしれませんね。

マリリン・モンローのシャネルbT

そんなイメージがありますが、シャネルbTって、シャネルの発明品!


香りへの好みは置いておいて、お土産にいただいて…家にはありますね。

一時期使用していました。



そんな香りを少し違う角度から見る。



詩人ポール・ヴァレリーの言葉を用いてお話しすることをシャネルがする。
実は、ちょっとだけ、違和感あるところもあり。
だけど
シャネルらしい感じもするなぁ…とは思います。
香水は、女にとって第二の、それもとびきりセクシュアルな服

詩人ポール・ヴァレリーになんとなく通じてきませんか?



香水は、贈られるだけでなく、自分のために買うものです。


これはわかるかなぁ…って思います。



『この世のものとは思われないほどの美しさ』を香りに翻訳した作品がシャネルNo.5。

20世紀初頭、香りとはあくまでも単一の花々の香りが主流。体臭をごまかすためにつけることが一般的だったそうです。

ココ・シャネルは、そうした香りの使い方に強く疑問を抱き
「香水はあくまでも清潔に香らなくてはならない」
とエレガンスの仕上げのために使うことにこだわったんだそうです。

どういうことかというと、石鹸を使わないのなら、香水も使ってはいけない…

はぁ?


そう、相手の世界を理解するって、大切。


香水を匂い消しとして使うのではなく、
癒しのためでもなく、
シャネルは元気と勇気を出すエネルギーとして使っていたのです



香りは自分のスタイルを完成させるための雄弁なコスチューム

エレガンスは服だけでは完成しない。
香りをつけてこそスタイルは完成する


納得…ですか?



75歳のココ・シャネルが始めてテレビで語ったインタビューが『シャネル 女王の私生活』というテレビで見ることができたそうです。
「女性に香水は必要ですか?」というインタビューに対して
「絶対に欠かせません。香りは存在を印象づける大切なものです。」とシャネルは答えたそうです。

「下品な人たちといるなら必要ありませんが、上品な人たちといる時には欠かせません。
香水は本当の贅沢です。自分にふさわしい香りを選び、ほのかに香らせるだけで印象が変わります。
香水の趣味が悪い女性に未来はないと言い切った詩人ヴァレリーに賛成です。
どんな女性にも香水は必要なものです。香水とはその人の個性であり、魅力なのです。」

75歳という年齢に対しての認識を改めさせられる思いを持ちながら、凄いなぁ…。


ここで注目は、詩人ヴァレリーの言葉。「香水の趣味が悪い女性に未来はない」と言った?

さて、ヴァレリーの言葉の真髄は…?







シャネルbTはそれまで花などのわかりやすい香りが主流だった香水に合成香料を加えたことで、今まで知らなかったような香りを世に送り出すことに成功したもの。

シャネルbTは、スズラン、南フランスのグラースという町でできるジャスミン、バラそしてバニラ、アンバー、ムスクといった香料等で…って、80種類以上もの天然成分と化学成分のアルトアルデヒドとの賜物なんだそうですよ。
56mlの香水を作るためには3000個ものジャスミンが必要とされるそうです…。


シャネルの言葉を今、そのままに受け取ると…それもナンセンスかもしれません。

それは、石鹸で体を洗うのは…当たり前って思っているでしょ?
とか、
国が違うと感覚も違うかもしれません。


よくよく知ろうとしてみると、何が言いたかったのか、どんなことを思っての言葉だったのか…が見えてきますね。




フレグランスは、ファッションをあらわす詩であり、ファッションの心を静かに映し出す隠れた鏡なのです。    ジャック ポルジュ






いろんな香りがあるのですが、よくよく嗅ぎ分けようとすると…違いがわかりますね。
その違いがわかる…そこまで敏感に男性がわかるのでしょうか?

そういう意味では、香水をつけるというのは、自分のため。



何のためにつけるのか?って大切ですね。




現在では、同じ花の香りでも複雑にいろいろありますね。

時代が違うと、受けとめかたも違う…かもしれません。



自分を幸せな気持ちにする香り。
それは元気を与えてくれるモノの人もいれば、癒してくれるモノの人でもいいのではないでしょうか?


本物はコピーされる運命にあると言っていたというシャネル。
モドキに対して、今の時代そこまで言えるのか…?
わかりません。

ただ、着てみればわかる。そこに差があるはずという自負、シャネルはコピーが本物を凌駕することも駆逐することもあり得ないって思っていたそうです。


最近のシャネルもそうなのか…?
それはわかりません。

ただ、バッグ等、真似しないで!!という圧力は今はかけているみたいですね。


香りは…?


違いを嗅ぎ分けることができる…そんなくらいに本物を愛している人にはわかるということで、いいのでしょうね。


下品な人たちといるなら必要ありませんが、上品な人たちといる時には欠かせません。
香水は本当の贅沢です。自分にふさわしい香りを選び、ほのかに香らせるだけで印象が変わります。


香りをかぎ分けて…販売している人に、もっと…こんな感じがいいです…とか、お話してみると、ブランドが変わったりするだけで、同じ花の香りのモノでも、かんきつ系の香りのモノでも、違いが出ます。

不思議だなぁ…って思いますけど、実は無臭という消臭剤も香料が使われている。


見えない価値観ですね。
posted by nova at 14:40| (カテゴリなし)
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