有珠善光寺(うすぜんこうじ)は、北海道伊達市にある寺院。「善光寺跡」として国の史跡に指定されている。
境内には春は桜から始まりツツジやアジサイ、牡丹など〈花の寺〉として有名。大銀杏など紅葉も楽しめる。
歴史
伝承によれば、平安時代の天長3年(826年)比叡山の僧であった円仁(慈覚大師)が胆振国有珠郡に堂宇を建て自ら彫った本尊阿弥陀如来を安置したことが寺の開基とされている。室町時代、コシャマインの戦いの際に災され一時荒廃した。
境内
本堂
客殿(旧庫裡)
地蔵堂
松前藩が江戸時代に再興した善光寺があった場所で、現在地から南東に約700mの位置にある。
鐘楼
納骨堂
宝物館
有料で完全予約制。200点あまりの寺宝を展示している。
龍神堂
文化財
重要文化財(国指定)
蝦夷三官寺善光寺関係資料 62点(版木17点、文書・記録類22点、経典8点、絵画・器物類15点)
北海道指定有形文化財
釈迦如来立像
円空作仏像聖観音像
伊達市指定記念物
三本杉
イチョウ
石割り桜
善光寺自然公園
有珠善光寺の境内の裏山は自然公園になっており、1,000本を超えるサクラやミズナラ、カシワ、イチイ・イチョウ・ツツジなどの木や四季折々の花を楽しむことができる。
交通
道南バス「善光寺前」バス停下車徒歩5分
北海道旅客鉄道(JR北海道)有珠駅から徒歩約20分
JR洞爺駅からタクシーで10分
所在地 北海道伊達市有珠町124番地
位置 北緯42度31分16秒 東経140度46分48秒
山号 大臼山
宗旨 浄土宗
寺格 末寺
本尊 阿弥陀如来
創建年 (伝)天長3年(826年)
開山 荘海
開基 (伝)円仁(慈覚大師)
中興年 1804年
中興 荘海
正式名 大臼山道場院 善光寺
札所等 北海道新四国八十八ヶ所霊場58番
文化財 蝦夷三官寺善光寺関係資料62点(国の重要文化財)、円空仏(北海道指定有形文化財)など。
2023年02月12日
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