2017年03月24日
◆続編…〇秘トライアルレッスンのコツ
こんにちは!
フリーランス日本語教師のTomomiです。
このブログをお読みくださりありがとうございます。
さて、昨日途中になってしまっていた、私がトライアルレッスンで意識的に行うことの2つ目です。
トライアルから1週間後にレッスンのお申し込みを頂き、私もホッとしました
さてトライアルレッスンのコツ、2つ目はズバリ『目標と現在地を明確に、どうすればその差を埋められるかを考えさせる』です。
目標は聞いても、現在地は聞かないという方の方が多いのではないでしょうか?
現在地を聞くのはどうしてかというと、現状と理想とのギャップを明確にしてそのギャップを埋めるために必要なことは何かを具体的に考えるためです。
先日トライアルレッスンをしたクライアントを例に出し考えてみます。
@目標を聞く
本人はN2に合格したいと言っていましたが、掘り下げて話をしていくと日本人のクライアントとのコミュニケーションをよりスムーズに行いたい。という本音が出てきました。
さらに敬語を正しく使いたい、メールの返信がパッと終わるようにしたい。という細かい目標も見えてきたんです。
トライアル中、この細かい目標(本人が苦手意識を持っているところ)を覚えておくことはとても大事です!
本人が「できない」と思っているそのポイントを、トライアル終了時には「できる」に変わっている状態に持っていきたいからです!
A現状を聞く
彼はこれまでもN2を受けた経験があるのですが、なかなか合格できないでいるということでした。
聴解はいつも点数がいいから心配していない。読解は時間が足りなくなることが多い。文法は似た表現があって混乱することがある。
N2対策で習った文法を日常で使うことがあるかと聞いてみると、答えはやはり「いいえ」でした。
ここからは私と彼の会話です。
ギャップを明確にして、埋める方法を考えさせるまでの流れと考えてください。
私「日本人のクライアントとスムーズに会話をしている自分が10点だったら、今の自分は何点?」
彼「うーん、6点ぐらいかな。」
私「それはどうして?」
彼「‥‥。会話をしていると、単語がパッと出てこないし…それから文法も、紙の上ではわかるけど会話では使えていないから。」→ここが理想と現実のギャップ
私「そうか、じゃあどうしようか。」
彼「単語をもっと勉強しなくちゃいけないと思う。文法も使い方を勉強したい。」→ここがギャップを埋めるために必要な課題の明確化作業
私「どうやってやっていこうか?」
・・・と、ふたりで学習方法を提案し合いながら学習の進め方を決めてる。
私が提案した学習法が合わなかった経験があるという可能性もあるし、彼が今行っている学習法を続けたいということもあるので、私はクライアントが「それおもしろそうだね、やってみよう」と言うまでで一緒に考えるようにしています。→ここがギャップを埋める方法を決める作業
トライアルレッスンでは、彼が特に混乱すると言っていた「〜上に」「〜上で」「〜上は」を取り上げました。
まずは意味を確認して使い方を明示する。
使い方を明示する際は、もちろん前に聞き出しておいた彼の日常のリアルな状況(誰とどこで何について話しているのか)を想定させます。
これを「〜上に」「〜上で」「〜上は」ひとつひとつに行っただけです。
特に、彼が目標に掲げた顧客との会話やメールの書き方を例に挙げながら、学んだことを実生活に入れ込んでいけるように意識しました。
彼が最初に「できない」と苦手意識を持っていたメールの書き方を、「できる」に変えて終了です。
(今回はメールで「〜した上で〜してください。」「〜上に〜まで頂いて…」のような表現ができるようにしました)
長くなってしまいましたが、なんとなくお分かりいただけたでしょうか?
いくら紹介とはいえ、最終的に継続的にクライアントが取れるかどうかはクライアントの満足度次第です。
トライアルレッスンをしなかったとしても、初回のレッスンはとっても重要です!
「この先生に教わりたい」
「この先生となら頑張れる」
と思ってもらえるよう、自分なりの工夫をしながらレッスンを行っていけるといいですね^^
最後までお読みいただきありがとうございました!
フリーランス日本語教師のTomomiです。
このブログをお読みくださりありがとうございます。
さて、昨日途中になってしまっていた、私がトライアルレッスンで意識的に行うことの2つ目です。
トライアルから1週間後にレッスンのお申し込みを頂き、私もホッとしました
さてトライアルレッスンのコツ、2つ目はズバリ『目標と現在地を明確に、どうすればその差を埋められるかを考えさせる』です。
目標は聞いても、現在地は聞かないという方の方が多いのではないでしょうか?
現在地を聞くのはどうしてかというと、現状と理想とのギャップを明確にしてそのギャップを埋めるために必要なことは何かを具体的に考えるためです。
先日トライアルレッスンをしたクライアントを例に出し考えてみます。
@目標を聞く
本人はN2に合格したいと言っていましたが、掘り下げて話をしていくと日本人のクライアントとのコミュニケーションをよりスムーズに行いたい。という本音が出てきました。
さらに敬語を正しく使いたい、メールの返信がパッと終わるようにしたい。という細かい目標も見えてきたんです。
トライアル中、この細かい目標(本人が苦手意識を持っているところ)を覚えておくことはとても大事です!
本人が「できない」と思っているそのポイントを、トライアル終了時には「できる」に変わっている状態に持っていきたいからです!
A現状を聞く
彼はこれまでもN2を受けた経験があるのですが、なかなか合格できないでいるということでした。
聴解はいつも点数がいいから心配していない。読解は時間が足りなくなることが多い。文法は似た表現があって混乱することがある。
N2対策で習った文法を日常で使うことがあるかと聞いてみると、答えはやはり「いいえ」でした。
ここからは私と彼の会話です。
ギャップを明確にして、埋める方法を考えさせるまでの流れと考えてください。
私「日本人のクライアントとスムーズに会話をしている自分が10点だったら、今の自分は何点?」
彼「うーん、6点ぐらいかな。」
私「それはどうして?」
彼「‥‥。会話をしていると、単語がパッと出てこないし…それから文法も、紙の上ではわかるけど会話では使えていないから。」→ここが理想と現実のギャップ
私「そうか、じゃあどうしようか。」
彼「単語をもっと勉強しなくちゃいけないと思う。文法も使い方を勉強したい。」→ここがギャップを埋めるために必要な課題の明確化作業
私「どうやってやっていこうか?」
・・・と、ふたりで学習方法を提案し合いながら学習の進め方を決めてる。
私が提案した学習法が合わなかった経験があるという可能性もあるし、彼が今行っている学習法を続けたいということもあるので、私はクライアントが「それおもしろそうだね、やってみよう」と言うまでで一緒に考えるようにしています。→ここがギャップを埋める方法を決める作業
トライアルレッスンでは、彼が特に混乱すると言っていた「〜上に」「〜上で」「〜上は」を取り上げました。
まずは意味を確認して使い方を明示する。
使い方を明示する際は、もちろん前に聞き出しておいた彼の日常のリアルな状況(誰とどこで何について話しているのか)を想定させます。
これを「〜上に」「〜上で」「〜上は」ひとつひとつに行っただけです。
特に、彼が目標に掲げた顧客との会話やメールの書き方を例に挙げながら、学んだことを実生活に入れ込んでいけるように意識しました。
彼が最初に「できない」と苦手意識を持っていたメールの書き方を、「できる」に変えて終了です。
(今回はメールで「〜した上で〜してください。」「〜上に〜まで頂いて…」のような表現ができるようにしました)
長くなってしまいましたが、なんとなくお分かりいただけたでしょうか?
いくら紹介とはいえ、最終的に継続的にクライアントが取れるかどうかはクライアントの満足度次第です。
トライアルレッスンをしなかったとしても、初回のレッスンはとっても重要です!
「この先生に教わりたい」
「この先生となら頑張れる」
と思ってもらえるよう、自分なりの工夫をしながらレッスンを行っていけるといいですね^^
最後までお読みいただきありがとうございました!
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