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2017年03月16日

例文の質がクライアントのリピート率を決める

こんにちは!
フリーランス日本語教師のTomomiです。
このブログを読んでくださりありがとうございます。

みなさんは、導入した文法を使って生徒に例文を作らせること、ありますか?

意味の理解度や使い方を確認するためにも、例文を作らせるのはとても大切なことですよね。

でも、使い方が正しければそれでいいかというと、そうではありません。

今日、「なら」を導入していたのですが、例文を作らせてみると
「日本料理は作れませんが、フランス料理なら作れます。」
うん。バッチリ。

でもこの方、日本料理作れるんです。
文型を守ることに必死になって、事実とは違う文が出来上がってしまいました。

事実と違うということは、使わないということです。

そこで私が持ち出したのが、
『日本人の奥さんのお父様が家に遊びに来る』という場面です。
実際にお父様は月に1回のペースでお孫さんに会いに来るそうで、そんな時は彼(私のクライアント)が料理を振る舞うんだそうです。

で、作った例文がこれです。
父「Sくん、七味ある?」
S 「七味はないんですが、タバスコとワサビならあります。」

ありそうですよね?

私がいつも意識するのは、
その例文の中に自分を登場させることです。

その文型を使っている自分をリアルにイメージできる場面を設定するようにしています。

言語というのは、状況とセットで覚えるものだと思っているからです。

例文はバンバン作れる。
テストでもいい得点が取れる。
でも話せない。

こんな人が多いのは、文型を正しく使うことだけにフォーカスしてしまっているからだと思います。

クライアントとの何気ない会話の中に、リアルな場面を作るヒントがたくさん隠れています。

使える例文は、リアルな場面があってこそ!

そういう場面ありそう
あ、あった!
あ、使えた!

そんな経験が多ければ多いほどクライアントの満足度が高くなり、自ずとリピート率や継続率が高まっていくのです。

最後まで読んで頂きありがとうございございます!
今日は新丸ビルきらきら
IMG_1943.JPG
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Tomomi
【学校以外で働く日本語教師ってどんな活動をしているの?】 2007年からこれまで、日本語学校に勤めることなくフリーランス日本語教師として活動してきました。 日本語教師というやりがいに満ちた仕事を、報酬や人間関係、激務を理由に離れてしまう人がいることをとても悲しく感じていて『自分が望むのであれば日本語学校以外で日本語教師を続けることができる』『日本語教師の経験を活かして新たな働き方生み出すことができる』ということをお伝えしたいと思っています。 「どうやってクライアントを集めたらいいの?」 「本当にそれで生活していけるの?」 「学歴が必要なんじゃないの?」 「経験も自信もないけど大丈夫なの?」 そんな疑問に、日本語学校に就職したことも、海外で日本語を教えた経験もない私が大使館や企業と契約ができるようになるまでにやっていたことを公開し、モヤモヤを抱える日本語教師の皆様に光を感じていただく事が出来たら嬉しいです。 時間的・精神的・経済的自由な日本語教師を目指すみなさん、一緒に頑張りましょう!
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