● PayPal を装うメールがバラ蒔かれている様です
“PayPaI” ってなんだよ!
今日メールをチェックをして居た時の事です …ん?PayPal から何か来て居る…⁉
何かの縁で本ブログをご覧になって居る方には、きっと買い物好きの方も多いと思いますので、 中にはPayPal をご利用の方もいらっしゃる事でしょう。 海外通販・サービスの利用等では大変重宝するPayPalですが、 先ずこのサービス自体が海外のものですから、 英語でこんな内容のメールが届いたら、否が応でも不安になって仕舞う方もいらっしゃるかも知れません。
パッと見「本物⁉」と思って仕舞いそうなメールですが、 コレ、色々ヘンな事は直ぐに判りますね。 先ずPayPalから普段送られて来るメールが日本語なのに、 こんな重要なメールに限って英語で来るなんてあるのでしょうか? 差出人のアドレスもPayPalとは全く違うモノですし、 ログインを促すリンクにマウスオーバーするとステータスバーにはコレまた全く無関係そうなURIが… そもそもこのメール、筆者のところにはPayPalに登録したのと別のアドレスに来たのですよ…マヌケなハナシです! 大体「ペイパイ(PayPaI)」って何だよ!ってこってすわ。
この詐欺メール、当方へは今回初めて来たのですが、 多分、これ迄にもアチコチに送り付けられているであろうと思われます。 こんなのに引っ掛かるヤツなんて居るのか…?と思われるかも知れませんが、 この種のメールは先ず不安を煽る様な文言が書かれて居ることもあり、 勢いでリンクをクリックして仕舞う、という事態もありえないとは言い切れませんね(この手合いには、 外国語を余り良く解さないと却って引っ掛かり難いかも…?)。 まあ、さすがに今回のコレはお世辞にも良く出来た詐欺メールだ等とは言えない稚拙な物ですが… 斯く言う筆者とて、いつ何時どの様な憂き目にあうやも知れません…
■ P.R.
と、言うところで、このメールについては取り合えず PayPal のサイトに指示されている様に、 詐欺メール通報用のアドレスに転送して置きました(因みに、自動返信されたメールの文言は英語でしたので、 重要事項を知らせるメールが英語なのはオカシイ、とも言い切れないかも知れません)… が、その直後にまたぞろ同じ詐欺メールが来てたのですよ!イケシャアシャアと… ま、折角ですから、こちらは利用しているWebメールのメニューから詐欺メール報告しておきました。
さて、そこで疑問なのは、このメアドが何処から流出したのか?と言う事です。 勿論、必ずしも何処かのデータベースなどからの情報流出とは限らないのですが… 実は当方、以前利用した事のあるショップ(中古PCのショップでした)からの情報流出事件があった直後、 それまで来たことの無い日本語のオカシな詐欺メールが来る様になった、と言う経験があるのです。 で、今回に関して一つ思い当たるのは、 4月頃、政府系の情報提供サービスに不正アクセスがあった旨の連絡があったのですが、 それくらいでしょうか…?
何れにせよ、この通り、今やこの様な事態は、何時誰にでも起こり得る事なのです。 コレに対する一番手っ取り早く出来る簡単な対処法は、 ショップ等へ登録するメールアドレスは、何時でも乗り換えられるアドレスを幾つか用意して使い分ける、 という事ですね。 現に今回は、そのサービスでは登録していない筈のメアドに、 それを騙る詐欺メールが来たので、コレはオカシいと一発で判ったのですから。