2017年10月17日
パタ西遊記(13)牛魔王との決戦!そしてチーム三蔵は…
いよいよパタリロ西遊記!クライマックスです!
今回がパタリロ西遊記!の最終回になります。牛魔王との戦いは?三蔵たちは?
その前におさらいはこちら。
・突然ですが、今日からしばらくパタリロ西遊記!
・パタ西遊記(1)高峰三枝子さんが美しかった話
・パタ西遊記(2)猪八戒、盤古羅漢登場!
・パタ西遊記(3)沙悟浄登場!フルメンバー揃ったところで張り切って西へと…
・パタ西遊記(4)金角・銀角がもっていた「ひょうたん」みたいなのって…
・パタ西遊記(5)三昧の真火とはなんぞや
・パタ西遊記(6)黄孩児は「三昧の信水」を使うようです!
・パタ西遊記(7)八戒の女癖が最悪の話
・パタ西遊記(8)牛魔王?岐阜魔王?ややこしいんじゃ!という話
・パタ西遊記(9)牛魔王の姿がちょろっとだけ出ます!
・パタ西遊記(10)飛雄糸…って何て読むかわかりますか?
・パタ西遊記(11)羅刹女がついに…
・パタ西遊記(12)芭蕉扇の使い方♡
・パタ西遊記(1)高峰三枝子さんが美しかった話
・パタ西遊記(2)猪八戒、盤古羅漢登場!
・パタ西遊記(3)沙悟浄登場!フルメンバー揃ったところで張り切って西へと…
・パタ西遊記(4)金角・銀角がもっていた「ひょうたん」みたいなのって…
・パタ西遊記(5)三昧の真火とはなんぞや
・パタ西遊記(6)黄孩児は「三昧の信水」を使うようです!
・パタ西遊記(7)八戒の女癖が最悪の話
・パタ西遊記(8)牛魔王?岐阜魔王?ややこしいんじゃ!という話
・パタ西遊記(9)牛魔王の姿がちょろっとだけ出ます!
・パタ西遊記(10)飛雄糸…って何て読むかわかりますか?
・パタ西遊記(11)羅刹女がついに…
・パタ西遊記(12)芭蕉扇の使い方♡
長安にいる人間の姿の牛魔王(長髪でロマンスグレーのおじさまです)は部下と一計を案じています。「芭蕉扇」を使って天竺に大量の兵隊を送り込み、憎き釈迦の首をとるつもりでいたのが羅刹女に芭蕉扇を持ち出され、さらにそれが三蔵たちの手に渡ってしまった…
作戦は急遽変更、他の方法をさがしていたところ古代地図を発見、それによると長安から天竺まで地下大水脈が通っていて、その水脈を使えばわずか7日で天竺に兵隊を送り込める…ということだそうです。
牛魔王の真の狙いはお釈迦様だったんですね。
今まで三蔵たちを狙っていたのはただのカモフラージュだったのです。
すでに兵隊たちは大水脈に乗り天竺に向かっていて、牛魔王は自らの勝利を確信して高笑いをしているのですが…。
そして黄孩児から芭蕉扇の使い方を聞いた悟空たちは、その力を使って火えん山の中にある牛魔党のアジトへ瞬間移動していました。しかしそこは大妖怪 牛魔王が作ったアジトなのです。侵入者に対する罠や防御策が張り巡らされていました。迷路のようになっているアジトでは悟空たちの能力も使えません。そこへ万古羅漢が現れました。万古羅漢はお釈迦様の命令でしばらく前からここに潜んでいたというのです。つまりお釈迦様は悟空たちがこの窮状におちいることを前から知っていたんですね。そして、それを助けるために万古羅漢を忍ばせていた…と。なんかすごいですけれども…
盤古羅漢とともに先を急ぐ悟空たちの前に、牛魔王が現れました。替え玉とも知らず、悟空は牛魔王に立ち向かっていったのですが斉天大聖が現れた!と牛魔王の部下たちに気づかれてしまうのです。その報告を聞いた大幹部 青孩児は「プロジェクト天竺」を発動させるのでした。そしてアジトは悟空たちもろとも火えん山ごと自爆するのです。
悟空たちはぼろぼろになりながらも、なんとか無事に脱出します。十六羅漢の盤古羅漢ですらぼろぼろですからね、とにかくすごい爆発だったことがうかがえます。
そして天宮には、牛魔王の本体と愛人の玉面公主が現れたのです
いずれここに住まわせてやる…と高笑いする牛魔王に天兵たちが猛然と戦いを挑みますが、なんと飛行靴中隊200名を牛魔王は片手でつかみ一口で食べてしまうのです。そしてその後も次々と天兵が切りかかりますが全員食べられてしまうのでした。
すごすぎますね…桁外れの強さでございます。
牛魔王が天宮に現れたのには意味がありました。お釈迦様を倒す武器を手に入れるためだったのです。天宮の武器庫にそれはありました。
「四神剣」(しじんけん)それは混沌のかたまりそのものなのです。
つまりお釈迦様は肉体があるわけではないらしいのです。宇宙法則、そして数式そのものなのですね。なので、倒すためには実体のある武器ではなく“カオス”をぶつける…と。
う〜ん、なかなか難しいですね。
そして武器庫に現れた牛魔王に、盤古羅漢たちもついに戦いを挑みます。しかし、やはり桁外れなんですよ、強さが。しかしその戦いのおり、牛魔王はシンクロした盤古羅漢の意識から牛魔党のアジトへ潜入した記憶を読み取ります。その記憶とは、お釈迦様の命令で古地図を一枚牛魔党のアジトへ置いてきた…というものでした。
つまり冒頭に出てきた、長安から天竺に大水脈が通っているという古地図は天界で作られた偽物だったのです。
全てはお釈迦様の計画通りだったのです
それに気づいた牛魔王は計画を変更、直ちに「四神剣」を持って天竺に向かいます。お釈迦様を倒すためです。そしてもちろん、それすらもお釈迦様の計画のうちだったのです…。
さてお釈迦様と牛魔王の戦いの行方はいかに…!
それはぜひ魔夜峰央先生の「パタリロ西遊記!」でお読みください。牛魔王がなぜお釈迦様に遺恨を持っているのか…理由もお分かりいただけると思います。
ひとつ言えるのはお釈迦様ですら洞察しきれなかった出来事が最後にあったということです。それは悟空にも深く関わることでした…。
さて、14回に渡って「パタリロ西遊記!」をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。ギャグといい、テンポといい本当に傑作ですね。魔夜先生のすごさをまた再認識いたしました。
この作品にはさらに「外伝」が一冊出ています。やはりアニメ化もされた人気作だからでしょうね。その外伝は宇宙人あり、ミステリーあり、ラブあり…盛りだくさんの展開になっています。こちらもオススメです。
ぜひみなさんもパタリロ!シリーズをお読みください!
パタリロ西遊記! 1 (白泉社文庫)
パタリロ西遊記! 2 (白泉社文庫)
パタリロ西遊記! 3 (白泉社文庫)
パタリロ西遊記! 第4巻 (白泉社文庫 ま 1-57)
パタリロ西遊記! 5 (白泉社文庫)
さて、次回は「パタリロ!の傑作選なんて決められない話」に戻ります
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