2014年05月16日
キャリアアップの第一歩:家事を切り捨てられるか
私の周りのコンサル女子は、みんな女子力がものすごく高い。
仕事をバリバリやっているが、料理も掃除も洗濯もきちんとできる素敵女子だ。
そんな人たちと最近立て続けに女子会をして、衝撃の事実に気付いたので、極端なタイトルを敢えてつけてみた。
キャリア女子が家事をしないというのは、一日13時間以上働いていても、結構思い当たらない解決策らしい。
私個人は、キャリア女子には家事をしない選択肢もあると思っていたので、何このギャップという感じだった。
キャリア形成とは取捨選択であるで述べたとおり、私は、仕事も恋愛も出産も子育てもなんて、どう考えても自分のキャパシティを超えた欲張りで、周囲の協力と運がないと絶対うまくいかないと思っている。全部の望みが叶うのがもちろん理想だ。だが、必要なのは、運が悪くて物事がうまくいかなくなったとき、何を諦めて何は手元に残すかという、物事の優先順位だと思う。
そして、私自身は、家事自体は家族の心身の健康のためにもちろん重要だと思っているが、自分が家事をやるという優先順位はかなり低くていいのではないかと思っている。
一方、素敵コンサル女子は、彼氏or旦那様が家事を全然しないから、自分がやった方が早いといってスマートに家事をこなしている。
私なら、遅くてもやってもらったことに感謝してしまうし、話を聞くだけでも同じだけ仕事をしている夫婦なら家事も分担した方がいいのではと少し思ってしまう。
ここで不思議なのが、素敵コンサル女子の思考回路と、戦略コンサルタントを旦那様にもつ専業主婦の皆様の思考回路のギャップ。
しばしば、男性戦略コンサルタントが「今日はYシャツにアイロンが当たってなかったー」とか「今日は夕食がない」とかぼやいている場面に遭遇する。
もちろん、コンサル女子が女子会で自己申告する家事のレベルと、毎日家事をしている専業主婦の家事のレベルが同じだとは限らないし、たまたま目についたミスを男性コンサルタントが誇張して話している可能性もある。
が、なんとなく受けるイメージは、素敵コンサル女子の家事は頑張りすぎではないか、というもの。
あるママ・コンサルタントの話を聞いたとき、働く母の三種の神器(食器洗い乾燥機、ロボット型掃除機、乾燥機付洗濯機)を揃えたという話を聞いた。両親に助けを求める、というのも有効な手だと聞いている。
自分の手を動かさなくてもいい作業は家電に任せる、信頼できる人の力を借りるというのはとても重要だと思う。そしてその重要性は働く”母”ではなく、働く”女性”全般に言えることではないかと思う。
なぜ”母”になるまでは、オートメーションすらしようと思わないのか、というところに、家事は女性がやらないと、という根深い意識があるような気がしてならない。そして、この家事をしなくては、という意識はかなり非合理だと思う。
たとえば、職種によっては既婚・未婚にかかわらず毎日Yシャツをクリーニングする家庭もある中で、毎週末彼or旦那のYシャツをアイロン掛けするコンサル女子は本当に賢いのだろうかと思わずにはいられない。少なくとも、キャリアアップを急いでいるときには、選択と集中という戦略の観点から言えば、毎週の1時間=年間52時間を他のことに使えるのではないだろうか。
キャリアアップするにはそれなりの時間を仕事や勉強に割く必要がある。
家事をしなければキャリアアップするとは言えないが、時間を確保する必要があるとき、どこから時間を取ってくるか、その時にかかる金銭的なコストとのバランスはどうか等は、それこそコンサルタントの本業並みに冷静にロジカルに考えた方がいいように思う。
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