2012年04月04日
僕らはみんな生きている
サラリーマンのみなさん、こんばんは。
みなさんは発展途上の国へ海外出張や海外赴任をなさったことはありますか?
サラリーマンたるもの世界のどんな国でも生き抜くたくましさが必要です。
そんなあなたにお届けしたいのがこれ、僕らはみんな生きているです。
学生時代に読みましたが、今読んでもなお引き込まれる、衝撃的な内容です。
(あらすじ)
高橋啓一は大手ゼネコンの技術者。
東南アジアの小国タルキスタンにて、日本のODAによる橋梁建設の受注を狙っての5日間の出張を命じられた。タルキスタンは軍事政権。利権をめぐって賄賂が横行する。タルキスタン駐在員の中井戸も受注を狙って賄賂、おべっかで奮闘し、さらにタルキスタン駐在を高橋に押し付けるべくあの手この手を弄してくる。出張は延び延びとなり、さらには現地の運転手であるセーナという女性と近づいてしまう高橋。そんな中でタルキスタンはクーデターが勃発し内戦状態となってしまうのであった。命からがら逃げ惑う高橋たち。しかし、この混乱に乗じ利権を確保しようとする人間もおり、事態は壮絶になってゆく・・・。
東南アジアで起こりそうな、というよりも実際に繰り返してそうな政変、日本人から見たそれとそれ現地の人間から見た日本、そして発展途上国に赴任しているサラリーマンの悲哀が「きっとこんなもんなんだろうな」と感じられる、凄まじい作品です。
タルキスタン自体は架空の国ですが、なんとなく今のミャンマーやスハルト時代のインドネシアを連想させますね〜。私の会社もミャンマーへ行ってる人間がいますが、まさにこんな泥沼の戦いをやっている思います。まあ、本社スタッフ部門の僕が汗もかかずに言うことではないのですが!
「ぼくらはみんな生きている」のタイトルどおり、アジアの人の逞しさ、サラリーマンの逞しさ、まさに生きてゆくことって戦いなんだな、と思わせてくれる見事なサラリーまんがです。
なお本作、映画化されています。(そもそも、映画化するために先に漫画化したらしいです)
個人的には漫画のほうがドロドロした情念が感じられて好きですが、映画もなかなか面白いので両方楽しむのがよいかもしれません。
これからミャンマーに赴任なんだ、とか、発展途上国に赴任してみたい、とかいうサラリーマンのみなさまにぜひ読んで頂きたい作品です。ガツンとぶっ叩かれるような内容ですよ〜!
読んでない人がかわいそう度 :
(最高5点)
★ おまけ ★
僕らはみんな生きているを入門編として、「もっとこういった題材のものを読みたい」とおもったら、是非呼んでいただきたいのがアジアの隼です。
こっちは黒木亮先生のビジネス小説ですね。
僕らはみんな生きているはコメディですが、こちらはれっきとしたビジネス小説。内容も金融に興味がないともうひとつ面白くないかも知れないですが、東南アジアのビジネスの現場が描かれていて、大変勉強になります。賄賂って、重要ですね・・・。
みなさんは発展途上の国へ海外出張や海外赴任をなさったことはありますか?
サラリーマンたるもの世界のどんな国でも生き抜くたくましさが必要です。
そんなあなたにお届けしたいのがこれ、僕らはみんな生きているです。
学生時代に読みましたが、今読んでもなお引き込まれる、衝撃的な内容です。
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(あらすじ)
高橋啓一は大手ゼネコンの技術者。
東南アジアの小国タルキスタンにて、日本のODAによる橋梁建設の受注を狙っての5日間の出張を命じられた。タルキスタンは軍事政権。利権をめぐって賄賂が横行する。タルキスタン駐在員の中井戸も受注を狙って賄賂、おべっかで奮闘し、さらにタルキスタン駐在を高橋に押し付けるべくあの手この手を弄してくる。出張は延び延びとなり、さらには現地の運転手であるセーナという女性と近づいてしまう高橋。そんな中でタルキスタンはクーデターが勃発し内戦状態となってしまうのであった。命からがら逃げ惑う高橋たち。しかし、この混乱に乗じ利権を確保しようとする人間もおり、事態は壮絶になってゆく・・・。
東南アジアで起こりそうな、というよりも実際に繰り返してそうな政変、日本人から見たそれとそれ現地の人間から見た日本、そして発展途上国に赴任しているサラリーマンの悲哀が「きっとこんなもんなんだろうな」と感じられる、凄まじい作品です。
タルキスタン自体は架空の国ですが、なんとなく今のミャンマーやスハルト時代のインドネシアを連想させますね〜。私の会社もミャンマーへ行ってる人間がいますが、まさにこんな泥沼の戦いをやっている思います。まあ、本社スタッフ部門の僕が汗もかかずに言うことではないのですが!
「ぼくらはみんな生きている」のタイトルどおり、アジアの人の逞しさ、サラリーマンの逞しさ、まさに生きてゆくことって戦いなんだな、と思わせてくれる見事なサラリーまんがです。
なお本作、映画化されています。(そもそも、映画化するために先に漫画化したらしいです)
個人的には漫画のほうがドロドロした情念が感じられて好きですが、映画もなかなか面白いので両方楽しむのがよいかもしれません。
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これからミャンマーに赴任なんだ、とか、発展途上国に赴任してみたい、とかいうサラリーマンのみなさまにぜひ読んで頂きたい作品です。ガツンとぶっ叩かれるような内容ですよ〜!
読んでない人がかわいそう度 :
(最高5点)
★ おまけ ★
僕らはみんな生きているを入門編として、「もっとこういった題材のものを読みたい」とおもったら、是非呼んでいただきたいのがアジアの隼です。
こっちは黒木亮先生のビジネス小説ですね。
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僕らはみんな生きているはコメディですが、こちらはれっきとしたビジネス小説。内容も金融に興味がないともうひとつ面白くないかも知れないですが、東南アジアのビジネスの現場が描かれていて、大変勉強になります。賄賂って、重要ですね・・・。
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