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2015年06月09日

12年前の近江梅雨輪行(3)「雨の希望ヶ丘」

b.希望ヶ丘はとにかく芝生がスゴいなあ、

a.特にこの公園は滋賀県を代表するだけあってフカフカや、競技会とか無くてもこのながめだけで楽しめる、

P7130040.JPG

b.ここはサッカーでもやんのかなあ、しかし雨の日はなおさらミドリが深いなあ、

「雨ふって なおさら深き ミドリかな」

DSC01285.JPG

a.この雨んなか屋外テニス場で試合か、ご苦労さまです、

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b.このあたりからスポーツ関連施設が姿を消して道もうねうねして山のなかにいるような感じになる、

a.こっからは見えないけど、谷の反対側にキャンプ場もたくさんあるらしい、

DSC01291.JPG

b.銀輪の橋、「銀輪」って、

a.チャリンコのこと、公園内の小さい谷間をチャリンコで渡るためだけに架けられたぜいたくなアーチ橋、バブルやなあ、

b.そういえば公園内にレンタサイクルもあったような、しかし、人っ子ひとり居てないなあ、

a.自転車よりウォーキングで使われることが多いこの道、自転車ブームって言うけど、ほとんど走ってるのを見たことない、こんなに走りやすいのにもったいない、

b.ところで、12年前に初めて走って以来すっかりお気に入りのこの公園ですけど、京都在住のころはどんな風に使ってたんすか、

a.いちばん多いのは、クルマとかぶらない極上の近道として、

b.たとえば、

a.竜王町の方からJR野洲駅へ向かうとき、

b.しかしけっこうな上り坂では、

a.ただ登りは入り口までで、公園に入るとひたすらゆるゆるで下ってるし、園内は静かで広くて落ち着くから、野洲駅へ向かう前にベンチでゆっくりぼんやりすることも多かったなあ、公園出てからも下り坂が基本で、銅鐸博物館から左の細道に入れば野洲駅はすぐそこ、ああこんなん書いてたら、リアルに走りたくなってきた、

b.しかし、竜王町ならもっと近くの駅もあるんじゃ、

a.野洲駅は京都行きの始発が出てるから、それ目当てにわざわざここまで漕ぐことが多かった、誰も乗ってない電車がするするホームに滑り込むんはいつ見てもええもんや、

「ヘロヘロの カラダあずける 始発かな」、

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b.キノコみたいな四阿(アズマヤ)が、

a.ここで休憩しよう、

b.さっそく根もと付近がひび割れてちょっと怖いっすね、突風で倒れないか、

a.修理するにも撤去するにも費用がかかりそうや、今あらためてながめるとやはりバブルやなあ、

b.そう言えば、最近の公園は防災をかねてて、ベンチも炊き出し用のかまどに変身するとか、

a.でも当時はただ雨がしのげるというだけで、ひたすらありがたかった、

DSC01293.JPG

b.ところで、淋しくないんすか、文字どおり雨に濡れた林の中に一人きり、

a.初めての場所なんで、淋しさよりワクワク感が強かった、

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b.でもここホンマええとこですね、

a.自然の地形を生かして作られてるから、山や森の雰囲気もたっぷり残ってるし、ただ単純に広い芝生というだけでもありがたい、天気さえ良ければ色んな人たちがおおぜい集まって歓声が響いてたなあ、

「晴天と 芝生(シバフ)があれば 笑い声」、

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b.そして、これは今は無きバブルなる「青年の塔」、

a.公園の端っこに建つ宿泊施設、

b.バベルの塔?

a.バブルの塔、

b.あのトウモロコシの粒々みたいなの、カプセルホテルかなあ、

a.そうらしい、莫大な改修費用がまかなえず、カプセル部分が取り壊され、現在は中心のコンクリート部分だけとか、

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b.さて、これで希望ヶ丘文化公園ともお別れですが、どこ行くんすか、こっから、

a.全身びっしょり濡れ、一刻も早く家に帰って熱いシャワー浴びて、つまんないテレビぼんやり見ながらゆっくりコーヒー飲みてえ・・・しかし、今来た道を引き返してもつまらんし、雨んなか近江八幡駅までがんばって走ろうか、

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