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2014年07月29日

梅雨ただ中の奈良盆地(6)「最後はやっぱり明日香村」

b.ココはもう明日香村ですか、

a.いや、まだとなりの高取町やけど、「このほこら 過ぎて下れば 明日香村」、

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b.このほこらあたりもそろそろ草刈りですね、

a.うむ、これからはクルマ同様草刈りも、進歩いちじるしいリチウムイオンバッテリーの時代なのか?



b.近鉄飛鳥駅前を過ぎていよいよ明日香村です、

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a.しかし、いったい明日香村の魅力ってなんやろ、田んぼが広がってるふつうの田舎みたいやけど、

b.まさにそこなんじゃないすか、

a.でも、歴史的に重要な古墳や遺跡の方やろ、ふつうは、

b.でも、じっさい自転車で流して感じるのは、風景全体から漂ってくる、懐かしい日本の姿やないすか、

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a.つまり、こういうことか、進んで国が守るほど重要な遺跡が集中してるんで、エリア全体の土地開発がきびしく制限され、結果なつかしい日本の景色が残ってると、

b.そんな事でしょう、それにやっぱり景色が秀(ひい)でてますねえ、地形が微妙に起伏して、意味ありげな森が点在してて、

a.ふつうなら、戦後の経済成長期にこれらの森はつぶされ、家や工場になってるとこやなあ、

b.だから、「できるなら 旅の最後に 明日香村」っていうのがベストですね、

a.なんで?

b.この景色を知ったら、どこも見劣りしそうで、

a.ああそういうことか、たしかになあ、

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b.遊休農地解消事業としての花壇か、

a.上平田集落活性隊とあります、少子高齢化で跡継ぎの居ない田んぼを荒れ地にしない工夫、さすがに明日香村やなあ、

b.ものすごい分量のPDF文書もウェブに載ってます、

明 日 香 村 景 観 計 画
http://www.asukamura.jp/toshikeikaku/imgs/pdf/keikan.pdf

a.国も県も村も住民もみんなココを守ろうとしてる、こりゃココロ強いな、

b.777(スリーセブン)どころか7777(フォーセブン)すね、しかも国からの確変保証付き、

「由緒(ユイショ)ある 明日香(アスカ)の村は 7777(フォーセブン)」、

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a.そんな明日香村も自転車じゃあっという間、今度いつ来られるかも分からんし、ゆっくりタイヤをころがそう、

b.聖徳太子がお生まれになった、橘寺(タチバナデラ)

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a.いつも思うけど、手前のミニ棚田が効果的やなあ、リズム感があってお寺をさりげなく引き立ててる、

b.ここから飛鳥(アスカ)川の細い流れにそって自転車道がゆるやかに下ってゆきます、

a.ああ、このまま下界へ吸い込まれる、ちょっと待った、ここは小休止や、上流方面をもう1度ふりかえらしちくり、

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b.じゃあ、ついでに今回の旅も締めくくってくんしゃい、

a.2009年7月11日、朝7時過ぎには家を出て、京都駅から近鉄特急で西大寺駅まで輪行。梅雨明け間近な奈良盆地を西寄りに南下し、矢田丘陵の東麓(トウロク=東側の山すそ)にそって法隆寺へ。竜田川公園を見てから大和川を渡り、葛城川(カツラギガワ)にそって少し単調なルートで御所市(ゴセシ)へ。葛城山ふもとの高台からは葛城(カツラギ)古道にそって紀伊山地などの山並みをながめながら快走。五條市の手前から左旋回して、近鉄吉野線にそって明日香村ヘ。最後にゆっくり飛鳥(アスカ)めぐりをしながら、夕方5時前には京都行き特急の始発駅、橿原神宮前駅へ。

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「静か道 葛城(カツラギ)経由 矢田〜明日香」、




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