2015年08月17日
岩屋山展望台(1)「ここからの眺めはまた格別でごわすな」
a.「ここからの眺めはまた格別でごわすな」、
b.梶井基次郎の作品では例外的に明るくさわやかな「城のある町にて」の冒頭、しかし、実際はちょっと違ってます、
a.ほんまか、
b.オリジナルは、「高いとこの眺めは、アアッ(と咳をして)また格段でごわすな」、
a.自分なりに言いやすいよう、知らず知らず変えてたんか、
b.しかし、乃木坂46による「乃木坂浪漫シリーズ」、YouTubeに相当な数の文学作品を朗読してて驚く、
a.これぜんぶ聞き込んで覚えたら一生の財産や、
b.メンバーの1人は真剣に哲学者になりたいそうやし、
a.それは頼もしい、
b.ところで、この見晴台(ミハラシダイ)、一体全体いずこに位置しているのでせう(ショウ)か、
a.この見晴台は岡山県瀬戸内市に位置する岩屋山展望台でござる、
b.「いわややま」、言いづらいな、
a.どっちが正しいか知らんけど、「いわやさん」でええんちゃうの(=かまわないだろう)、
b.この立派な石碑のおかげで、展望台がステキに見えます、
a.立派な四阿(アズマヤ)もあるでよ、
b.最近出来たんすか 、
a.石碑には平成14年とあるけど、この展望台から北へ向けて丘をぬう素晴らしい新道がそののち完成して、この展望台とセットで魅力的なお散歩コースになってる、
b.なるほど、穏やかで伸びやかな良い道ですね、人口密度の低い地方都市ならではの特権、
「伸びやかに 人口密度 低い道」、
2015年08月09日
備中国分寺へ(3)「境内を歩く」
b.世はYouTube時代だけあって、備中(ビッチュウ)国分寺の動画もあれこれ出てますね、
a.知らんかったけど、岡山県で五重の塔はここだけか、
b.江戸時代に再建するとき、三重の塔という案もあったそうですけど、つくづく五重にして正解でした、
a.ご住職が女性ということも今回初めて知った、この動画で、
b.そんじゃ、我々もおもむろに国分寺境内へ参りましょう、
a.国分寺裏手からのさりげないこのながめが何か良い、
b.意味ありげな樹木の根っこにベンチがふたつ、しかし、芝生みたいにスッキリした雑草ですね、
a.それとなく手入れしてないと、こうはならんやろ、
b.この一帯は「吉備路風土記の丘 県立自然公園」ってことで、県の管理だから予算も潤沢(ジュンタク=たっぷり)なはず、
a.この柵(サク)だって、一本ずつ杭(クイ)を深く打ち込んで、その上部に穴を開けて縄を通す凝った作り、
b.それにお寺の壁がまぶしいほど白い、
a.さすがに県立公園や、赤磐市にもこの予算があれば、備前の国分寺もじきに完全復活や、
b.裏口の横に立派な石碑が、「荒鷲(アラワシ)鎮魂の碑」、この土地で生まれた8人の名前が刻まれてます、爆弾もろとも飛行機で敵陣に突っ込んだ若者たち、
a.陸海軍少年飛行兵、ほとんどが二十歳(ハタチ)前後、
b.最年少は17、戦争がなければ甲子園で活躍してたかもしれない、
「少年兵 そうでなければ 甲子園」
a.この裏手のひっそりしたお勝手口から境内へ、
b.自然公園だけあって、穏やかな丘陵に赤松を中心に樹木が生いしげり、背景の山とあいまって国分寺の理想的な借景に、
a.そしてこれが五重の塔、というか、それにもましてこの立派な松に圧倒される、まるでこの松の借景として五重の塔があるような、
b.お地蔵さま、鐘(カネ)突き堂、そして本堂、最上級のかわら、
a.こちらが正面の門、
b.門から外を見ても、背後の山なみや手前の木立などええ感じですねえ、
a.ホンマここ落ち着くな、
b.ご本尊は薬師如来やそうです、心身の不調を消し去ってくれるとか、
a.しかし、この猛暑で境内には自分一人きりか、
「夏盛(サカ)り 寺は自分と 松ばかり」
b.白壁で囲まれた境内とは別枠で五重の塔がそびえてたんか、
a.コスモスの咲くころに塔の内部が一般公開されるらしい、
b.いま気づいたけど、五重の塔自体、寺院よりも高台に建てられてる、
a.わずか数メートルやけど、じつに効果的な高低差、これで遠くからよりハッキリと五重の塔が見えるし、となりの境内も一望できる、
b.境内を囲む白壁の外側をなぞって、先ほどのお勝手口へもどりましょう、
a.これが正門というか山門、
b.彫り込まれた善男善女って文字も珍しいな、初めて見たかも、
a.ところで、塔を含めたこの建物全体は江戸時代に再建されてるんやな、
b.奈良時代の忠実な再現というより、江戸時代の様式で再建されたようです、ちなみに五重の塔も奈良時代当時は七重で、これより15mも高いとか、
a.赤磐市の備前国分寺には、ぜひとも創建当時の七重の塔を正確に建ててほしい、
b.配色とかも再現できれば楽しいっすね、
「七重の 奈良期の塔を 赤磐(アカイワ)に」
a.知らんかったけど、岡山県で五重の塔はここだけか、
b.江戸時代に再建するとき、三重の塔という案もあったそうですけど、つくづく五重にして正解でした、
a.ご住職が女性ということも今回初めて知った、この動画で、
b.そんじゃ、我々もおもむろに国分寺境内へ参りましょう、
a.国分寺裏手からのさりげないこのながめが何か良い、
b.意味ありげな樹木の根っこにベンチがふたつ、しかし、芝生みたいにスッキリした雑草ですね、
a.それとなく手入れしてないと、こうはならんやろ、
b.この一帯は「吉備路風土記の丘 県立自然公園」ってことで、県の管理だから予算も潤沢(ジュンタク=たっぷり)なはず、
a.この柵(サク)だって、一本ずつ杭(クイ)を深く打ち込んで、その上部に穴を開けて縄を通す凝った作り、
b.それにお寺の壁がまぶしいほど白い、
a.さすがに県立公園や、赤磐市にもこの予算があれば、備前の国分寺もじきに完全復活や、
b.裏口の横に立派な石碑が、「荒鷲(アラワシ)鎮魂の碑」、この土地で生まれた8人の名前が刻まれてます、爆弾もろとも飛行機で敵陣に突っ込んだ若者たち、
a.陸海軍少年飛行兵、ほとんどが二十歳(ハタチ)前後、
b.最年少は17、戦争がなければ甲子園で活躍してたかもしれない、
「少年兵 そうでなければ 甲子園」
a.この裏手のひっそりしたお勝手口から境内へ、
b.自然公園だけあって、穏やかな丘陵に赤松を中心に樹木が生いしげり、背景の山とあいまって国分寺の理想的な借景に、
a.そしてこれが五重の塔、というか、それにもましてこの立派な松に圧倒される、まるでこの松の借景として五重の塔があるような、
b.お地蔵さま、鐘(カネ)突き堂、そして本堂、最上級のかわら、
a.こちらが正面の門、
b.門から外を見ても、背後の山なみや手前の木立などええ感じですねえ、
a.ホンマここ落ち着くな、
b.ご本尊は薬師如来やそうです、心身の不調を消し去ってくれるとか、
a.しかし、この猛暑で境内には自分一人きりか、
「夏盛(サカ)り 寺は自分と 松ばかり」
b.白壁で囲まれた境内とは別枠で五重の塔がそびえてたんか、
a.コスモスの咲くころに塔の内部が一般公開されるらしい、
b.いま気づいたけど、五重の塔自体、寺院よりも高台に建てられてる、
a.わずか数メートルやけど、じつに効果的な高低差、これで遠くからよりハッキリと五重の塔が見えるし、となりの境内も一望できる、
b.境内を囲む白壁の外側をなぞって、先ほどのお勝手口へもどりましょう、
a.これが正門というか山門、
b.彫り込まれた善男善女って文字も珍しいな、初めて見たかも、
a.ところで、塔を含めたこの建物全体は江戸時代に再建されてるんやな、
b.奈良時代の忠実な再現というより、江戸時代の様式で再建されたようです、ちなみに五重の塔も奈良時代当時は七重で、これより15mも高いとか、
a.赤磐市の備前国分寺には、ぜひとも創建当時の七重の塔を正確に建ててほしい、
b.配色とかも再現できれば楽しいっすね、
「七重の 奈良期の塔を 赤磐(アカイワ)に」
2015年08月03日
備中国分寺へ(1)「赤磐市から西へ」
a.いっつも思うけど、家庭菜園の花って愛情がたっぷり注がれていて、幸せな気分になる、
b.アオイ科の花かなあ、
a.葉っぱが三つに分かれてるから、アオイ科のムクゲかな、でも花自体はアカバナフヨウにそっくり・・・分からんなあ、
b.あれ、お気に入りの大原橋、今回は渡らないんすか、
a.ときどき、新大原橋の歩行者用階段の急坂を登りたくなるんで、今回はそこから大原橋をながめよう、
b.やっぱり、古風で優美な橋、
a.自転車はこうやって橋の途中で止まれるからありがたい、
b.ところで、本日はいずこへ、
a.猛暑にもかかわらず、なぜか備中(ビッチュウ)国分寺の写真がとりたい、
b.備前国分寺なら今回のスタート地点やけど、おとなりの備中国分寺か、
a.備前国分寺もだいぶ整備され始めたけど、まだ野原の延長みたいで物足りない、
b.しかし、備中国分寺はなんべんも写してるような、
a.いや、写してるのは有名な五重の塔ばかり、今回はもっと近寄って詳細(ショウサイ=こと細かく)に見てみたい、
b.ここのお地蔵さまで旭川とおわかれ、
a.水田の細道をたどって右手に見える岡山理科大学の山すそを西へ、
b.なんすか、いきなり立ち止まって、
a.いや、ふとなんか良い気配がしたんで、とりあえず一枚、
b.理科大から続いた山すそも、川にぶつかって、ここで終わり、
a.笹ケ瀬川の右岸にそってのびる吉備路サイクリングロード、これをなぞれば備中(ビッチュウ)国分寺まで迷わず行ける、
b.右端に見えてるのが歌枕にもなってる「吉備の中山」、あのふもとに吉備津彦神社と吉備津神社が鎮座して、ぐっと吉備路らしくなる、
a.最近の猛暑で走る人もさらに少ないな、
b.猛暑のせいか知らんけど、吉備津彦神社の池も干上がってる、
a.サルスベリの濃いピンクが元気で夏らしい、でもなんか遠すぎてよう分からんな、
b.じゃあ、先日、三徳園で写したそれを、さりげなくサルスベリこませましょう、
「ひと夏を 強いピンクで 乗り越える」、
b.吉備津神社といえば本殿や回廊が有名やけど、引きでながめると、吉備の中山の稜線やそれに続く松並木も素晴らしい、これもふくめて吉備津神社って感じがする、
a.法隆寺参道の松並木も素晴らしいけど、周囲は住宅密集地でこんな見晴らしは得られないから、とても貴重な景観、
b.左手の住宅が黒い外壁のおかげで、松並木に溶け込んでいて助かる、
a.住んでるヒトのセンスを感じるなあ、
b.そういえば吉備津神社も遠望するばかりで、ずいぶん参拝してないような、
a.もう何年も素通りばかりや、
b.なんで入らないんすか、
a.岡山でいちばん有名な神社で、子供のころから何度も訪ねて見所も知ってるし、改めてブログに写真を載せるってなると妙に構(カマ)えてしまって(=意識して硬くなって)いかん、
b.じゃあ今回も素通りってことで、
a.うむ、とりあえず今回は備中(ビッチュウ)国分寺ということで・・・
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2015年07月28日
真夏の吉井川河口へ(3)「左岸の河口あたり」
b.この川幅を見てると、西大寺観音院がなんでこの辺にできたんか、分かるような気がする、
a.ていうと、
b.児島湾へ回り込まず、瀬戸内海へ最短距離で出入りできる、加えて、最大の幹線道路、山陽道にも近い、
a.なるほど、水陸両用の町なんで、大いにもうかって、寺院も大きくなったと、
b.おまけに吉井川の東エリアは千町平野という農業の盛んな地域、
a.そうか、海産物に農作物、さらその流通もできれば、栄えないわけがない、
b.そういえばここ乙子(オトゴ)地区はかつてウナギ漁で栄えたとか、
a.米もウナギもとれたら、あとは醤油か、すぐ先の小豆島(ショウドシマ)が名産地やったな、ああ地元食材で鰻丼(ウナドン)かき込みたい、
b.しかし、ここは水門がとても多いすね、
a.すべて農業用水だから、海水が入らないよう気を使ってるんやな、
b.しまいに水門町って地名まである、
「水門が あまりに多く 町の名に」、
a.近寄りすぎて何やら分かんないけど、これも水門のひとつ、
b.黒い青空が効いてますね、街路灯がこれほど優美に見えるのも珍しい、
a.児島半島の先端が右手に大きく見えてきた、夏の雲を背後に引き連れて、
b.もう河口まではあと少し、
a.右岸の堤防は数年がかりの大工事で真っ白な姿に生まれ変わりつつある、それに比べると左岸は昔ながらやなあ、
b.道にそって高い生け垣がびっしり、
a.このあたりは風が強そうだもんな、昔からこんな防風林で村を守ってたんかなあ、
b.正面に意味ありげな大きな岩と、そこに建つ小ぶりな神社、
a.ここまで来ると吉井川っていうより、ほとんど瀬戸内海、
b.これだけ大きな岩場に建つ神社も、このあたりじゃ珍しいっすね、かつては灯台の役目もあったのかな、
a.神社裏手の巨石群も赤外調モノクロ画像にすると、雰囲気出るなあ、
b.トンボかなあ、空に何か飛んでる、
a.この先は大きな工場がぽつんとあって、河口の岸辺を独占してるから、ここらあたりがいちばんいい景色やもしれんなあ、
「吉井川 河口を守る 巨石群」、
2015年07月22日
真夏の吉井川河口へ(1)「赤磐市から南下」
b.両宮山(リョウグウザン)古墳のそばに大きなヒマワリ、
a.本格的に夏の雰囲気になってきた、
b.本日はどこへ参りやしょう、
a.山がちな赤磐市に住んでるから、ココロは自然と海へ向かう、
b.そんじゃあとりあえず南へ向かいましょう、しかし、田舎(イナカ)っすねココ、今さら言うまでもないけど、時々しみじみそう思う、
a.うむ、写真にするとなおさらそう感じる、でも、明日香村と共通するような日本の原風景が散りばめられて飽きないんだなあ、これが、観光地でも何でも無いけど古代から人々が住んでるせいか、さりげなく深い味わいがある、
b.南へ向けて丘をふたつほど越えると、少し町になってきた、JR山陽本線の上道(ジョウトウ)駅、その向こうの丘に大きなベッドタウン、新幹線の線路も見える、
a.東岡山レークタウン、どこにでもあるような典型的ニュータウン、これを手がけた企業の出資もあって、1986(昭和61)年、新駅が生まれたらしい、
b.山をごっそり崩して、あっというまに立派な町が生まれる、「千と千尋の神隠し」に登場するニュータウンみたいや、
「山ならし 千と千尋(チヒロ)の ニュータウン」、
a.国道とJRをはさんだ反対側には、歴史を感じさせる古い寺院や古墳もある、
b.この辺は古くから山陽道が通ってるから、なんか開けた雰囲気やなあ、遠くの町とつながってるような、しかし、今回はナゼだかモノクロ写真、それも異様に空が黒いんすけど、
a.赤外線だけに感光する特殊なフィルムがあって、それで写すと、こんな独特の雰囲気になるんや、
b.でも、これはデジタルカメラでは、
a.ペンタックスのデジイチ(=デジタル一眼レフカメラ)には赤外線フィルムそっくりに写す便利機能が付いてるんや、これはニコンやキャノンにもない特殊効果、おまけに価格も安いし、初級クラスから雨にも安心な防滴機能付き、至れり尽くせりの庶民派カメラやで、
b.旧モデルならレンズ付きで4万台か、信じられましぇん、
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どうなってるんや、メチャ安いな・・・しまいに怒るで、しかし・・・
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a.国道とJRを渡ってさらに南へ進むと、また田舎の風景にもどった、
b.なだらかな丘というか山というか、
a.後楽園の借景にもなってる操山(ミサオヤマ)、この位置からだと、三つの丘がリズミカルに連なって美しいな、むかしはマウンテンバイクも自由に走れたんやけど、人気のハイキングコースなんで、いつしか走行禁止に・・・
b.そういえば、ふもとを流れる百間川(ヒャッケンガワ)ぞいのコースもランナー専用道で、自転車禁止だったような、川ぞいに岡山城や後楽園へ行ける便利道なのに、
a.うむ、じっさいはランナーよりウォーカー、ウォーカーよりチャリダーが多いけど、今でもあちこちに自転車走行禁止の看板がむなしく立ってる、そろそろ行政も考え直さんとなあ、
b.ところで、なにやら立派な校舎が見えてまいりましたが、
a.県立岡山城東(ジョウトウ)高校、岡山県各地から集まった秀才たちがここでさらに磨かれ巣立っていく名門校でござるよ、
b.なるへそ、不思議なもんで、そう言われたら校舎まで賢そうに見えてきた、
「秀才を 磨(ミガ)いて送(オク)る 名門校」、
2015年07月16日
大原橋(岡山市と赤磐市をむすぶ古風なアーチ橋)
a.赤磐市から岡山市中心部へ向かうとき、路線バスは旭川に架かる古風な橋をわたる、これが大原橋、現在は上流にかかる新大原橋に主役の座をゆずって、バス以外にわたるクルマも少なくなった、
大原橋から上流の新大原橋をながめる
b.いつごろ出来た橋なんすか、
a.以前は木造だったそうで、昭和9年の室戸台風でこれが流され、昭和17年に現在の姿へ
b.でも、鉄筋コンクリートの橋って珍しいっすね、
a.戦時中で鉄が不足していたので、鉄筋コンクリート製になったらしい・・・でも今になって見ると、この分厚いコンクリートのアーチ橋には古風な趣(オモムキ)があって、便利な新大原橋よりも愛着をおぼえる、
b.旭川の河川敷に広がる田園風景もいいすね、
a.桃や梅の果樹園が中心で、四季を通じて眺めがいい、
b.向かいの山もいいすね、
a.龍ノ口(タツノクチ)山、大原橋をくぐった旭川の水はこの山の岩盤にぶつかって、北から西へ90°蛇行(ダコウ)、これを最後に流れは山にぶつかることなく平野をのびのびと流れて、後楽園や岡山城を抜け瀬戸内海へとそそぐ、
「山ぬけて 後楽園へ 流れゆく」、
b.赤磐市と岡山市の境界線はもっと東にあるけど、気分的な境界線は旭川って感じがする、
a.川と同様、自分たちもこれを渡ると、山がちな赤磐市から広々した岡山市へ入ってきて、開放的な気分になる、
b.そういえば旭川の堤防をなぞる県道も橋を渡ると信じられないほど快適になる、
せまい橋なので歩行者と自転車はこの細い橋をつかう。
a.ひとむかし前は、危険極まりなくて、自転車では絶対走らなかった県道が、今は夢のように走りやすくなった、
b.じゃあ結びに大原橋で一句、
a.「コンクリの 古くのどかな アーチ橋」、
2013年04月22日
片鉄ロマン街道+(プラス)
a.片鉄ロマン街道、
b.「へんてつ」、変な名前、
a.「かたてつ」って読むんや、それでもやっぱり変か、もうちょっと良い名称ないかなあ、ロマン街道ってのもこれという根拠ないしなあ、
b.ロマン無いんすか、
a.ロマンというより豊かな自然がメイン、和気駅前はロマンとはほど遠い寂れたシャッター商店街だしなあ、それでも駅の南は幹線道路に沿って新しい町並みが少しあって、特にドラッグストア「ゴダイ」さんはサイクリングロードのすぐ横、明るく清潔なトイレもあって、このエリアじゃ欠かせない名店、
b.岡山を代表するサイクリングロード、全長36キロ、1991年、廃線になった片上鉄道をベースに自転車道を整備、それで「かたてつ」なのか、
a.ウェブで検索すると必ず何人か、このコースをブログで紹介してるけど、同じこと書いてもつまんないしなあ、
b.まずは問題点から、
a.近畿圏から輪行するなら、赤穂線は止めた方がいい、新幹線か新快速で相生駅まで行って、ここから山陽本線に乗り換えてJR和気(ワケ)駅ってルートがオススメだ、
b.しかし、ロマン街道の起点は赤穂線、西片上駅、山陽本線の和気駅じゃ中途半端になる、
a.そうなんだ、ここがこのサイクリングロードの意外な弱点、ともかく赤穂線は時間かかるから要注意じゃ、
b.しかし、なんか苦い思い出あるんすか、赤穂線にしてやられたような、
a.おお、よくぞ聞いてくれた、10年以上前になるけど、正月の帰省が終わってロマン街道をなぞり、赤穂線の伊部(インベ)駅から相生経由で、京都を目指したんだが、恐ろしく連絡悪くてなあ、相生から乗った「ひかり」も各駅でいちいち「のぞみ」待ち、あれなら赤穂線で逆に岡山駅へ引き返して「のぞみ」で帰るんやった、
b.で、ロマン街道、和気駅前からスタートして、
a.ふつうは北の終点、「柵原(ヤナハラ)ふれあい鉱山公園」へ向かうけど、今回あえて、逆コースを提案、
b.ていうと、南へたった10キロ足らず、これじゃあ話にならない、歩きならともかく、
a.ということで、ロマン街道は南のゴール地点、JR西片上駅から道を付け足してJR長船駅までのルートをご紹介したい、
b.たしかに西片上駅前がゴールだと、海ほとんど見えないし、峠のトンネル抜けてさっと下ればおしまいだし、なんか達成感にとぼしいっす、
a.なんで、ここから片上湾に沿って、まずは備前市総合運動公園を目指す、
b.クルマがけっこう走るけどいいんすか、
a.笹尾山を西から巻くルートもあるが、これは坂きついし、なにより海が見えないんでなあ、このコースなら左側に海がずっと続くし、途中からクルマを避けて歩道も走れるようになる、
b.備前市の運動公園はどうなんすか、
a.公園の手前から車道を離れ、海ぞいの小道へ何としても滑り込むんじゃ、うまく行くと君の足元には池のように穏やかな瀬戸の海が広がっていることじゃろう、
b.ここで弁当っすかね、トイレもあるし、
a.ここから自転車乗りはふつうに39号線をなぞるんだが、それではあまり面白くない、
b.抜け道へ入るんすか、
a.きつい坂が一カ所あるだけで、あとは素晴らしい高台からの見晴らしが君を待っていることだろう、
b.つまり、39号線と分かれるのはこの小川でいいんすか、大鵬薬品の工場手前の小さな川沿いの道、こんなん行けるんすか、
a.近所の人たちがときおり近道で使ってる、クルマ少なく味わい深き道、
b.ここから高台の池を右に見ながらきつい坂を左へカーブしながら上ると峠のてっぺん、これを下ると、ここにも大きなため池が、地図には「同道池」ってある、
a.「この池でお弁当もいい」、ってこないだ実際に自分がのんびりしてたんや、ここで、ふもとの集落を見晴らす明るい池、いつまでも居たくなる、
b.そういえば、ロマン街道にはほとんど見晴らしポイント無かったような、
a.そう、ほとんどフラットなんで、走りやすいけどあまり見晴らす場所もない、強いて探すなら、「周(ス)さい」の城山公園くらいか、激坂でちょっとルート外れるけど、
b.しかし、この同道池から高台をうねうね走る小道は良いっすね、まるで気分は火野正平、
a.お墓が点在してて、地域の人々の心の風景なんだろうなあ、この高台からの眺めは、数少ない一目惚れ道、
b.で、また県道39号線に合流、しかし、これもまた横切るだけか、
a.広くて走りやすいから、これを使っても良いけど、せっかく田舎に来たんだから、できるだけクルマと被(カブ)らんように走りたい、
b.というわけで、鶴山小学校から県道と分かれ、池づたいの田園コース、ここも見晴らしいいっす、
a.39号線を右に見ながら、左手の山すそにそって下ると、昔ながらの風景が連続する、39号線だとこれがないんだなあ、速く行けるけど、
b.で、長船三和郵便局に出られたら、あとはほとんど下る坂もなくなって、
a.集落をむすぶ味わい道をくねくね道なりに進めばよい、
b.すると干田川(カンダガワ)ぞいの一本道、右にはけっこうクルマの走る県道83号線、
a.長船中学の通学路になってるけど、連休中は傍若無人な横並びと出会うこともなさそうだ、
b.そうすればJR長船駅はすぐそこか、
a.ルートのすぐそばに正通寺って感じの良い寺院があって、すぐその脇にこれまた清々(スガスガ)しい公園があるんで、のんびりするならここも大いにオススメ、藤がきれいっす、
b.まあ、大体こんなとこっすか、
a.長船駅からは絶対下りで、東岡山駅へ向かうべき、
b.急がば回れっすか、そこからは、
a.新幹線なり、山陽本線なりで近畿圏へともどってくんしゃい、
コンビニは西片上駅からすぐ走ることになる250号線にサークルKサンクスがあるくらいなんで、要注意です。あとは長船駅の南北に2店舗あるていど。
より大きな地図で 西片上〜長船 を表示
片鉄ロマン街道について
神戸市のサイクルショップ「サカイ」さんとこのブログですが、
とてもよくまとまっています。
http://www.s-bicycle.jp/map/cycling/katatetu.htm
かつての片上鉄道については充実したウィキペディアからどうぞ、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E5%92%8C%E9%89%B1%E6%A5%AD%E7%89%87%E4%B8%8A%E9%89%84%E9%81%93
2013年03月22日
青汁とビッグシャドウ様
a.まずい!もういっぱい!
b.なんすか、それ、
a.昨年30周年を迎えた、キューサイ青汁のCM、昔はこれしかなった、青汁っていえば、
b.元祖青汁か、今は何社出してるか分からないっす、
a.健康ブームだからなあ、
b.でも、このCM迫力ありますね、逆転の発想というか、できないっす、ふつうのセンスじゃ、
a.「まずい!」から入るCMは「ムズイ!」、
b.うまいこと言いますね、山田君、内緒で一枚差し上げて、
a.しかし、むしろ問題はこの青汁よりも、CMに登場する八名信夫という俳優さん、
b.変わった名前っすね、「八名」と書いて「やな」、
a.きのう紹介した志穂美悦子さんと同じ岡山市出身、オマケに「キカイダー01」では敵役(カタキヤク)で共演、
b.月面基地まで持つ世界的大犯罪組織シャドウのボス、ビッグシャドウ、悪役中の悪役、しかし、志穂美悦子さんと対照的に顔がほとんど分かりませんねえ、これじゃあ、
ビッグシャドウ様 悪の中の悪なんで逆に敬称で呼ばれたりもする
a.ケガでプロ野球選手をやめてから、悪役・切られ役ひとすじで来たヒトなんで、これはこれでいいんだ、役柄にふさわしくて、
b.で、八名さんは西大寺出身じゃないんすか、
a.よくわからないけど、学校はザ・クロマニヨンズの甲本ヒロト氏の通った岡山大学教育学部附属小中学校のすぐとなり、昔から野球で有名な岡山東商業高校卒とある、
b.でもこのあたり、西大寺から10キロ以上離れた岡山市中心部なのに、なぜか西大寺町ってありますね、西大寺町商店街とか、
a.江戸時代は西大寺観音院を中心としたエリアの方が栄えてて、有力な商人も多く集まっていたんで、わざわざ10キロも離れた岡山城下に彼らを呼び寄せて商いさせたそうだ、
b.やはり西大寺観音院つながりか、もともとは動物の犀(サイ)の字をあてて「犀戴寺」、これも変わってますね、
a.奈良は長谷寺の高僧が瀬戸内海で龍神様に会って、犀の角をさずかったのがこの寺の由来とか、ゼルダの伝説みたいだな、
b.ビジンダー、ビッグシャドウ、犀の角、龍神様、きのうは東西10キロをむすぶ幻の鉄道も登場したし・・・あと伝説の剣とかあれば、
a.しかし、クレンペラー西日本営業所としては、ずいぶん道草食ってると思わんか、
b.いやそんなことないっす、たしかにクレンペラーはお留守になってますが、岡山市という西日本の一角を大いに宣伝してるわけだし、
a.そりゃそうだ、しかしなにを売ればいいんだ?
b.そういえば、八名信夫さんがブログで美味しいわらび餅、紹介してました、それなんかどうすか、
a.そうだな、全国的に有名なスウィーツ紹介してもつまらないし、
b.というわけで、八名信夫さんおすすめわらび餅はここでお買い求め下さい、
わらび餅が人気急上昇中の「花かまくら」
http://region-style.com/okayama/special-product/0904032110.html
a.じゃあ、今日はこの辺でお茶濁しますか、
b.え?「お茶を濁す」って、何すか、
a.ダメだコリャ、
こちらが本家本元!
キューサイ青汁30周年で、八名信夫さんがインタビューに答えています
http://www.kyusai.co.jp/front/contents/interview/
わらび餅を紹介した八名さんのブログもどうぞ
http://www.mmjp.or.jp/akuyakusyoukai/warabi.htm
2013年03月21日
西大寺観音院と美人ダー
b.知りませんでした、岡山市出身なんすか、長渕剛さんの奥さん、
a.岡山出身の有名人っていうと、マラソンの有森裕子さんやザ・ブルーハーツの甲本ヒロトさんとか思い浮かぶけど、それより前といったら、志穂美悦子、つまり現在の長渕悦子さんがダントツ人気だった、
b.ウィキペディアによると、先月、地元のラジオ局にも出演してます、祭りの中継で、何て読むんすか、
a.「会陽」と書いて「えよう」って読むんだ、通称「ハダカまつり」っていう「西大寺観音院」の奇祭、県内最大級のお祭りのことだよ、
b.そんな有名なんすか、
a.明治の末から昭和30年代まで、岡山市後楽園の北から西大寺まで10キロちょっと鉄道が敷かれていて、祭りの時は屋根の上まで客があふれて、重さで列車が動かないほど、とウィキペディアにある、
b.西大寺鉄道と西大寺観音院か、明治時代の末、鉄道会社の創立総会が開かれたのもこの寺院の境内、黒字経営での廃線っていうのもなんかすごいな、
a.この観音院を中心に西大寺の町並みが作られてるので、どの道を通ってもそれとなく観音院へ行き着くようになってるらしい、それほど重要な寺院なんだなあ、幼い頃の志穂美悦子さんも、お祭り楽しみだったんだろうな、
b.このハダカ祭りの記憶が、後年、長渕剛さんの男らしさにオーバーラップして、結婚にいたると、そういうわけっすか、
a.それは御両人に直接きいて確かめるしかないだろう、聞けるわけないけど・・・
b.で、その志穂美さんがビジンダーっていうのは、
a.「スカパー!2週間無料体験」で、たまたま東映チャンネル観てたら、昔なつかしい「キカイダー01(ゼロワン)」やってて、なんか見たことある顔だと思ったら、それがデビューしたての志穂美悦子さん、
b.1973年、まだ17〜8のころか、
a.県立西大寺高校1年生で芸能界入り、東京へ転校して、翌年はビンジダーに変身、速いなあ、流れが、
ビジンダー
志穂美悦子
b.全46話中、第30話から登場とあります、しかしパンパンの太もも、今見てもまぶしいっすね、
a.陸上の短距離で県内トップレベルだったし、この時代、初めてじゃないのか、これほどアクション得意な女優さんって、
b.西大寺観音院のハダカ祭を見て、こういうヒトがもみ合うようなカラダ張る仕事に憧れたんすかねえ、
a.さあ、よくわからないけど、子供時代から運動が得意で、当初は女優より、代役で危険なシーンを演じるスタントパーソンに憧れたらしい・・・
b.いずれにしても、この西大寺観音院って、パワーありそうっすね、
a.今はやりのパワースポット、たしかに境内に生えてる大樹をながめると、ココロが安心して元気になれるもんなあ、
その大樹の写真を大きな画像でどうぞ、
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;CCC38790-4116-4366-8FFC-7C185FD4DECB
貴重な動画が20分も収録されている西大寺鉄道のホームページ
http://keben.100th.jp/index.html
ウィキペディアにも西大寺鉄道の詳細な解説があります、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%A4%A7%E5%AF%BA%E9%89%84%E9%81%93
ビジンダーのフィギュアまであったのか・・・
「人造人間キカイダー」シリーズも根強い人気だなあ、
01のテーマをYouTubeでどうぞ、
パワースポット、西大寺観音院のホームページはこちらっす、
http://www.saidaiji.jp/website/
a.岡山出身の有名人っていうと、マラソンの有森裕子さんやザ・ブルーハーツの甲本ヒロトさんとか思い浮かぶけど、それより前といったら、志穂美悦子、つまり現在の長渕悦子さんがダントツ人気だった、
b.ウィキペディアによると、先月、地元のラジオ局にも出演してます、祭りの中継で、何て読むんすか、
a.「会陽」と書いて「えよう」って読むんだ、通称「ハダカまつり」っていう「西大寺観音院」の奇祭、県内最大級のお祭りのことだよ、
b.そんな有名なんすか、
a.明治の末から昭和30年代まで、岡山市後楽園の北から西大寺まで10キロちょっと鉄道が敷かれていて、祭りの時は屋根の上まで客があふれて、重さで列車が動かないほど、とウィキペディアにある、
b.西大寺鉄道と西大寺観音院か、明治時代の末、鉄道会社の創立総会が開かれたのもこの寺院の境内、黒字経営での廃線っていうのもなんかすごいな、
a.この観音院を中心に西大寺の町並みが作られてるので、どの道を通ってもそれとなく観音院へ行き着くようになってるらしい、それほど重要な寺院なんだなあ、幼い頃の志穂美悦子さんも、お祭り楽しみだったんだろうな、
b.このハダカ祭りの記憶が、後年、長渕剛さんの男らしさにオーバーラップして、結婚にいたると、そういうわけっすか、
a.それは御両人に直接きいて確かめるしかないだろう、聞けるわけないけど・・・
b.で、その志穂美さんがビジンダーっていうのは、
a.「スカパー!2週間無料体験」で、たまたま東映チャンネル観てたら、昔なつかしい「キカイダー01(ゼロワン)」やってて、なんか見たことある顔だと思ったら、それがデビューしたての志穂美悦子さん、
b.1973年、まだ17〜8のころか、
a.県立西大寺高校1年生で芸能界入り、東京へ転校して、翌年はビンジダーに変身、速いなあ、流れが、
ビジンダー
志穂美悦子
b.全46話中、第30話から登場とあります、しかしパンパンの太もも、今見てもまぶしいっすね、
a.陸上の短距離で県内トップレベルだったし、この時代、初めてじゃないのか、これほどアクション得意な女優さんって、
b.西大寺観音院のハダカ祭を見て、こういうヒトがもみ合うようなカラダ張る仕事に憧れたんすかねえ、
a.さあ、よくわからないけど、子供時代から運動が得意で、当初は女優より、代役で危険なシーンを演じるスタントパーソンに憧れたらしい・・・
b.いずれにしても、この西大寺観音院って、パワーありそうっすね、
a.今はやりのパワースポット、たしかに境内に生えてる大樹をながめると、ココロが安心して元気になれるもんなあ、
その大樹の写真を大きな画像でどうぞ、
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;CCC38790-4116-4366-8FFC-7C185FD4DECB
貴重な動画が20分も収録されている西大寺鉄道のホームページ
http://keben.100th.jp/index.html
ウィキペディアにも西大寺鉄道の詳細な解説があります、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%A4%A7%E5%AF%BA%E9%89%84%E9%81%93
ビジンダーのフィギュアまであったのか・・・
新品価格 |
「人造人間キカイダー」シリーズも根強い人気だなあ、
01のテーマをYouTubeでどうぞ、
パワースポット、西大寺観音院のホームページはこちらっす、
http://www.saidaiji.jp/website/