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2018年08月20日

Canadian Rockies #60「やっぱりスカイリムは、一般教養としてやっといたほうがええんか」

(=^ェ^=) やっぱりスカイリムは、一般教養としてやったほうがええんか、

▽・w・▽ 知りませんよ、そんなこと、一般教養かどうかも、

(=^ェ^=) 「黒い砂漠」の絵は、とても良く描けてるんやけど、やっぱりコッテリしすぎてて、ほんでスカイリムはこれに輪をかけてコッテリしてるとか、

▽・w・▽ まあでも、自然描写は、黒い砂漠と同様、絵画的でえん(すばらしいん)ちゃいます、

(=^ェ^=) まあそうかもしれんけど、なんちゅうか本中華、



▽・w・▽ 考えが行き詰まった時は、今は亡き大橋巨泉氏のCMですか、

(=^ェ^=) 「とどのつまり」って日本語、久しぶりに聞くなあ・・・で、本中華やないけど、ずっとX-plane10の自然描写になじんできた自分には、これらRPGの絵は全体に味が濃すぎてどうも・・・FORZA HORIZON 3 やアメリカン・トラック・シミュレーターなんかのクルマ系の絵のほうがスッキリして受け入れやすい、

▽・w・▽ じゃあ、やっぱり向いて無いんちゃいます、この手のジャンル自体、

(=^ェ^=) ハマってる人は、自作のMODを作ったり、実生活以上に充実した時を過ごしたり、ちょっと羨ましいけど、同時にメチャめんどくさいって気持ちもあって、正直、壮大なドラマの外で過ごしたいのかも、

▽・w・▽ 話はちょっと飛ぶんですけど、先日スチームであれこれゲームのレビューをながめたら、「Cities: Skylines 」っていう町作りゲームがきっかけで、引きこもりから解放された話があって、ビックラこきました、

(=^ェ^=) 「ビックラこいた」も最近聞かんなあ、

▽・w・▽ すこし長いけど、全文引用してみます、

「私事ですが、このゲームを始めることによって、お外に出ることができました。以前の私のように、ニートや引きこもりの方は絶対にやるべきゲームです。(あ、ニートなのは変わってません。)外の世界を生きるリア充共を観察でき、下水の水を上水に持ってくるなど、ストレス発散になります。少し話がずれましたが、外の楽しさを体験できる素晴らしいゲームです!」(京都在住 gadjetさんのレビューより)

(=^ェ^=) なるほどねえ、ゲームにそんなチカラがあるとはなあ、何より本人さんがビックリこいたんちゃう、

▽・w・▽ これがその Cities: Skylines っていうゲームなんすけど、



(=^ェ^=) これは好きな人やないと続かへんな、根気のかたまりみたいなゲームや、

▽・w・▽ でも完成した町を俯瞰(ふかん)でながめると、実写のような生々しさがたまりません、ヒトもクルマもそれらしく緻密に動くし、

(=^ェ^=) X-planeの街並みも、このレベルでやってほしいなあ、

▽・w・▽ まあいずれ実現するんちゃいます、次の12 はムリとしても、

(=^ェ^=) 15くらいでそうなるんかなあ、

▽・w・▽ しかし、誰かも言ってましたし、この動画見ても思いますけど、UBIソフトさんが「THE CREW 」で広大なアメリカ全土を走れるようにしたんやし、それよりはるかにせまい日本全土を走れるようにするなんて、お茶の子さいさいとちゃいます、

(=^ェ^=) 「お茶の子さいさい」か、これも言わへんなあ・・・じっさい、AI が本気出して、グーグルアースのデータを読み取って、 Cities: Skylinesのソフトで町作り始めたら、きっと3日もたたんうちに「世界丸ごとハウマッチ」や、



▽・w・▽ グーグルといえば、AIによる完全自動運転の実用化にチカラ注いでますし、そこから派生する技術も、ゲーム業界の追い風になるんちゃいます、

(=^ェ^=) AIがそこまで幅きかすんは、ちょっとそら恐ろしいけど、同時に、はよ見てみたいような、複雑な気分やな、

▽・w・▽ ところで、DMMの半額キャンペーンで、エルダー・スクロールズ・オンラインが遊べますよ、

(=^ェ^=) なんやそれ、

▽・w・▽ スカイリムのマップをもっと広げたオンラインRPGのようですが、



(=^ェ^=) うーん、コッテリしてるなあ、きっと、お肉をたくさん食べて大声でたくさんしゃべる人たちの作品やな、

▽・w・▽ セールは今月いっぱいという事ですが、

http://eso.dmm.com/news/detail/3739

(=^ェ^=) オイチャンは、もっとお茶漬けみたいなゲームがええなあ、つっかけと短パンでブラブラ散歩するような、

▽・w・▽ しかし、それやったら、近所のコンビニまでぶらぶら歩いたら済むことちゃいます、

(=^ェ^=) それもそうやな、





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エボラ熱・国際赤十字社・ロスチャイルド・麻生太郎をむすぶ邪悪なたくらみ
日本の赤十字社は皇族がトップをつとめ、麻生太郎は皇族と極めて近い血筋にあり、その娘はフランスのロスチャイルド家に嫁いでいます。ロスチャイルド家とは言うまでもなく、明治以降、皇室・政界・財閥・軍閥に深く寄生し、勝敗に関係なくボロもうけする戦争ビジネスや、人の心身を餌食(えじき)とする麻薬・癌医療ビジネス、奴隷貿易に始まる人身売買、借金奴隷制度などなど、庶民を不幸のどん底に突き落とし続け、なんら反省なき実写版「帝愛グループ」ともいうべき法の外にある超大金持ちの一族ですが、インターネットの普及により近年急速にその邪悪な実態が白日の下にさらされ始めています。(15分11秒から自動再生されます)




『 JAL123便墜落事故の真実を「墓場まで持っていく」と言った中曽根康弘こそ、
JAL123便撃墜の首謀者ではないのか。』


JAL123便が米軍と自衛隊によって撃墜された事実は、ネット上ではほぼ常識になっていますが、
この事件がさらに深い国内のカルト世界につながっていることは、今だほとんど知られていません。

この星に千人もいない悪魔的な超富裕層の横暴を止め、
圧倒的多数派庶民が、この星で安心して暮らすために、拡散すべき論考!

http://rapt-neo.com/?p=28575
http://rapt-neo.com/?p=28352


ちなみに中曽根元首相については、
彼の所有する日ノ出町の不動産に、
3・11に使用した原子爆弾が一時保管されていたという
ベンジャミン・フルフォード氏の重要証言もあります。

12分2秒から自動再生されます

タグ:黒い砂漠

2018年03月13日

Canadian Rockies #03「時間と分量、きっちり計って作るミルクティー、うめぇ〜」

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(=^ェ^=) 専用の茶葉を使って、分量と時間をしっかり計っていれるミルクティー、うめぇ〜〜

▽・w・▽ こんどはヤギのモノマネすか、

(=^ェ^=) かなり、うんめぇ〜・・・どうかねエド君、クルマいじりの手を休めて、そろそろお茶の時間にしては、

▽・w・▽ ずっとコーヒーやったのに、なんでここへ来ていきなり紅茶なんすか、

(=^ェ^=) ホントにうまいコーヒーは、スーパーの豆じゃちょっとムリなんで、じゃあスーパーで売ってる紅茶はどうかと試したら、これが意外なほど簡単で美味しくできるもんで・・・

▽・w・▽ ミルクティー用の茶葉すか、ティーバッグもあるのになぜ茶葉にしたんすか、

(=^ェ^=) ティーバッグの檻(おり)から解き放たれた茶葉は、熱湯の中をのびのびと3分間泳ぎ回るさけえ、ごっつ美味くなるんや、

▽・w・▽ ニワトリとおんなじで、外で自由に動き回る方が美味くなるわけか・・・ところで、村田英雄(ひでお)先生の葬送行進曲のほうは、

(=^ェ^=) 英雄(えいゆう)と読みたまえ、それに「村田」も「先生」も不要や、

▽・w・▽ 昭和の大歌手、村田英雄先生の葬儀のために、ベートーヴェンが丹精こめて作曲した名曲と聞いていますが、

(=^ェ^=) チミは、時間軸と空間軸がかなり歪んでおる、英雄とは村田先生やのうてナポレオンのことやで、

▽・w・▽ ということは、あのナポレオンズ師匠のどちらかがお亡くなりになったとか、

(=^ェ^=) バカを言うもんぢゃあない、お二方ともこのやうに健在で、今も変わらず40年前のネタで地道に活躍されておられる、





1959年の録音ながら、生々しいほどの高音質。悪意すら感じるティンパニーのアホたたきで、そうとう割を食ってしまう第1楽章ですが、全体的には、いまだもって最強無敵の3番!!とくに第2楽章はこれ以外あり得ないほどの名演!ちなみに、シンフォニーは3と7以外はあまりオススメできず、楽章単位でも、かろうじて5番の2〜4楽章、6番と9番のスケルツォなど・・・これに対して序曲集は傑作ぞろいで、とくにレオノーレの1〜2番、フィデリオ、献堂式、シュテファン王などは歴史に残る名演っす!

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2016年03月06日

希望が丘の梅の花(2010/3/14)(7)「スライドショーにつかうベートーベンのピアノ協奏曲」

b.スライドショーにつかう音楽ってことですけど、

a.締め切りに追われるわけでもないから、6回分をしめくくるスライドショーにつかう音楽について、すこしやり取りしてみよう、

b.で、今回つかうのは、

a.3番の第2楽章、5つのピアノ協奏曲だけでなく、彼が書いたすべての緩徐(かんじょ=テンポのゆったりした)楽章の中でも、トップクラスの深みに達してる、そして、クレンペラーが残したスタジオ録音のなかでもこの3番は最高ランクの名演、この演奏によって初めて3番の値打ちが分かるといっても過言じゃない、

b.ピアノニストは現在、指揮者として活躍中のバレンボイムですが、

a.当時まだ20代の若手ピアニストで、たしか、子供のころにフルトヴェングラーから、その才能を認められてデビューしたんとちがうかなあ、

b.いや、ちょっとちがいますね・・・デビューは8才で、12才のとき両親に連れられてフルトヴェングラーに会って、その才能を認められてます、ところで、フルトヴェングラーってどういう人なんすか、

a.クレンペラーと同じように作曲もする天才指揮者のひとりで、クレンペラー以上に根強いファンがたくさんいてる、「クレンペラーとの対話」からすこし引用してみよう、

「第一次世界大戦前には、ミュンヘンでよくフルトヴェングラーに会ったものです。彼は休暇のときにはいつでもミュンヘンに行き、わたしたちはいっしょに散歩したものです。ある日彼はベートーベンのある交響曲のための彼自身のテンポを、わたしにひいてくれました。それがとてもよかったので、これこそ生まれながらの音楽家だと思ったほどでした。のち(1922年)に彼はライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とベルリン・フィルハーモニーの指揮者として、最高の地位をきわめました。」(212ページより)

クレンペラーとの対話

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b.しかし、話が古いなあ、それにフルトヴェングラーっていうと、ステレオ録音以前のモノーラルばかり・・・

a.その音質を差し引いても、いまだこの世界から必要とされてる文化遺産ってことや、

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b.ところで、ピアノ協奏曲第3番の素晴らしさについて具体的にもうちょっと、

a.その前に、交響曲第2番と第3番「英雄」のあいだには、同じ作曲家とは思えないほど、中身の深さに圧倒的な開きがある、

b.ええ、それは有名な話ですよね、最初はピアニストとして華やかにデビューしたけど、とつぜん聴力が失われていって遺書を書くところまで追い詰められてく、その危機を乗り越えて飛躍的に中身の濃い第3番「英雄」が生まれたと、

a.ピアノ協奏曲第3番は交響曲第2番のつぎに書かれてて、クレンペラー以外の演奏はほとんどすべてが交響曲第2番寄り、クレンペラーだけがこの作品を交響曲第3番寄りに演奏してる、

b.2番寄りってことは、つまりピアニスト寄りの演奏ってこと?

a.そうや、協奏曲の場合は独奏者をメインに立てて、オーケストラはその伴奏って形が多いけど、それだと、作曲家じゃなくピアノ演奏家としてのベートーベンが表立って、初期の作品のような軽めの演奏になってしまう、特に重々しく始まるハ短調の第一楽章にその傾向がハッキリ現れる、その点、クレンペラーの演奏は完全にオーケストラが中心になっていて交響曲のように響くから、この作品を交響曲第3番と同じように聴くことができる、いやもっと踏み込んで言えば、同じハ短調ではじまる交響曲第5番よりも内容が深いとまで思ったりしてる、

b.どういうことすか、一般的な常識では交響曲第5番はクラシック音楽全体の中でも横綱クラスの傑作とされてますが、それより深いとは・・・

a.この頃になると作曲家としてのベートーベンが確立して、曲作りがうまくなると同時に、どことなく芝居じみた深刻さがチラチラしてくる、その点、ピアノ協奏曲第3番は、とくにクレンペラーが残した第1楽章に限ってやけど、人生の危機とマジで格闘するベートーベンが感じられて、音がストレートに心の底までしみこんでくる、

b.ところで、バレンボイムはフルトヴェングラーに私淑(ししゅく=師弟関係はないけど個人的に模範と)してたそうやけど、

a.たぶん、それがあるからこそクレンペラーの遅いテンポにも違和感なく合わせられたんやと思う、20代の若者の演奏と思えないほど、どっしり腰がすわってる、

b.なるほど、じゃ、そういうわけで、ベートーベン作曲ピアノ協奏曲第3番の第2楽章にあわせてスライドショーをお楽しみ下さい、



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2015年08月25日

世界最高峰!! バッハ・コレギウム・ジャパンのロ短調ミサ


a.しかし、日曜の夜は驚いた、

b.笑点、ちびまるこちゃん、モヤモヤさまぁ〜ず2、警察24時・・・漫然とテレビ漬けでしたが、

a.問題はその直後、もうええ加減テレビも飽いたけど、惰性であちこちチャンネル回してたら、NHKのEテレでバッハ・コレギウム・ジャパンがバッハのロ短調ミサ曲をやっていて、その素晴らしさに、そのまま一気に最後まで聴きほれてしまった、

b.どれほど素晴らしかったんすか、

a.この大曲、自分の中ではクレンペラーの演奏が基準になってるけど、むしろこっちの演奏が座標軸の中心にあると感じた、世界中で一番立派な演奏といって間違いない、

b.バッハ・コレギウム・ジャパンといえば何年も前にたまたま聴いたメンデルスゾーンの「イタリア」に強い印象があったような、

a.やはり古楽器を使う、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラの「イタリア」と聞き比べたけど、驚くほどバッハ・コレギウム・ジャパンの圧勝、そのとき初めて日本にこんな優れたオーケストラと指揮者がいることを知った、

b.古楽器でメンデルスゾーンすか、

a.もともと低カロリーな古楽器の響きが苦手だったけど、まったく違和感なく聞くことができた、

b.1995年から2013年にかけて、全曲が神戸松蔭女子学院大学のチャペルで録音されたバッハ・教会カンタータ全集が世界的にも有名ですが、

a.CD55枚にもおよぶ大事業、これが兵庫県神戸市で完成したことを日本人として誇りに思う、

b.こちらのホームページにそのチャペルでの録音風景と指揮者・鈴木雅明氏による全集録音完結のあいさつが、



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a.クレンペラーの演奏は、オーケストラの乱れをある程度ガマンしないと、その凄さが分からないけど、鈴木雅明氏率いるバッハ・コレギウム・ジャパンは、アンサンブルの緻密さがベースになっていて、それ以上の自己主張を自らに禁じているような、

b.じゃあなにが個性なんすか、

a.自己主張を捨て去って、バッハの前により透明なレンズであろうとしてるような、言い換えると、正確な演奏に徹することで自然に浮かび上がるものを受け手がそれぞれに感じ取ればいいというような、

b.クレンペラーの場合は、

a.ニュートラル(=中立的)なバッハじゃなくて、あくまでもクレンペラー越しのバッハ、

b.クレンペラー編曲のバッハすか、

a.極端に言えばそうかもしれない、それくらいどの曲もクレンペラー節になってる、70歳過ぎてからのことやけど、

b.そういえば、クレンペラーは作曲もしてた、

a.マーラー、ストラビンスキー、シェーンベルク、ヒンデミット、バルトーク、ブーレーズなど同時代の作曲家とも面識があったし、指揮者と同時に作曲家でもあった、評価はそれほどされていないけど・・・

b.作曲家という面がクレンペラーの個性的な演奏を可能にしてるのか、

a.だからマーラーのいくつかのシンフォニー(1番3番5番6番など)を作曲家としては理解不能ということで録音していないし、ブルックナーの第8シンフォニーもインスピレーションの乱用があるとして、終楽章の一部をカットしたりする、

b.ところで、鈴木雅明ひきいるバッハ・コレギウム・ジャパンが現時点で最高のロ短調ミサを響かせてるとして、それでもクレンペラー盤が素晴らしいとすれば?

a.彼独特の引きずるような重いリズムとそれを断ち切るような鋭いアクセントのフォルテシモ、これが最高に生かされるのはグロリアやクレドの盛り上がる部分、静かな部分の深みある響きもクレンペラーならではだけど、どっちかと言えばフォルテシモの部分によりかけがえのない魅力がある、

b.じゃあ、グロリアのラスト5分間を夏の雲といっしょにスライドショーにしておきましょう、



クレンペラー盤もSACDになってたんか・・・

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2015年04月19日

クレンペラーのモーツァルト

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「シンフォニーのスタジオ録音評価」
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b.モーツァルトのピアノ協奏曲全集は内田光子とテイト指揮ECO(イギリス室内管弦楽団)がダントツのイチ押しでしたが、シンフォニー全集はどうなんすか、

a.残念ながらまったくこれというものが見当たらない、

b.かなりたくさんの全集が出てるけど、

a.前半はピアノ協奏曲より目鼻立ちがハッキリしないから面白くないし、20番台以降は、どれを聞いてもほとんど満足できない、

b.20番台以降に名演がないっていうのは、ちょっと極論では、

a.たしかに、素晴らしい演奏がないわけじゃない、ただ80点の解答はざらにあるけど、ずば抜けた、コレがあれば他はいらないっていうような決定版に出会えない・・・もしかすると、モーツァルト自身のシンフォニー作曲能力自身に問題があるのか、って思えるほど、

b.ピアノコンチェルト(=ピアノ協奏曲)は内田光子盤で決定なんすか、

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感想(0件)




a.うん、しかも全曲にわたって素晴らしい、これがあれば他はいらないってほど決定的な演奏になってる、だけど、同じメンバー、つまりテイト=ECOのコンビで録音した20番台以降のシンフォニーはまったく決定的じゃない、同じコンビかと疑うほど、あたりさわりの無い平均的な響きになってる、

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b.やはり30代でこの世を去ってるから、いくら天才モーツァルトでも苦手ジャンルはあったんかなあ、

a.シンフォニーの場合は誰が振ってもどっかもどかしさが残る・・・モーツァルトにとってオーケストラは声楽やソロ楽器のサポート役としてはじめて光り輝くような気がする、シンフォニーの場合は後期になるほど最後まで言い切れてないような、吹っ切れない感じがある、

b.そんな中、クレンペラーのモーツァルトどうなんすか、シンフォニーに限っていうと、

a.クレンペラーの場合も決定盤は少なくて、煎じ詰めたら圧倒的名演は29・33・34の3曲のみ、それに近い名演は31と38、この5曲、

b.11曲のスタジオ録音でわずかに5曲か、しかも最重要な後期6大シンフォニーは38番「プラハ」だけという寂しさ、一般的にはクレンペラーの「ジュピター」が高評価みたいやけど、

a.YouTubeでかつて紹介されて今は聴けないんやけど、1968年にウィーンフィルを振ったライブ録音があって、スタジオ録音より何倍も素晴らしいとは思うけど、やはり何かもっとやれそうな気がしてならない、

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b.じゃあ決定的名演とした29・33・34は、

a.他を寄せ付けない圧倒的名演に仕上がってる、この調子で他の曲も全部やりきって欲しかった、

b.具体的にどういう感じの名演なんすか、

a.俗にいうモーツァルトらしさ、つまり貴族が好みそうな軽快な気晴らし音楽って側面をすべてそぎ落として、ただひたすらに重厚な音楽が鳴り響くばかり、時にベートーベンかと思うほどのきびしくいかつい響き、

b.流麗(リュウレイ=なめらかで華やか)の真逆か、

a.ひとつひとつの音をハッキリ鳴らし切ることで、どんな細部も力強い表情をそなえていて、圧倒的な立体感・説得力で聴く者に迫ってくる、

b.これは70歳後半からのクレンペラーの名演すべてに当てはまることですよね、

a.この立体感を一度味わってしまうと、他の演奏が生ぬるくて聴く気がしなくなる、平板で表面的に聞こえてしまう、

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b.「フィガロの結婚」序曲も圧倒的名演ですね、遅すぎるテンポで取っつき悪いけど、この立体感と腰の強さは1度その味わいが分かるともう他では満足できなくなる、

a.それから「ドンジョバンニ」序曲も、特に序曲だけ単独で録音した演奏は他を寄せつけない名演、出だしなんかまるでベートーベンのレオノーレ序曲みたいや、それに比べると「魔笛」序曲は割とありきたりな演奏に終わってる、

冒頭6分半。序曲単独のテイクは3割増しの素晴らしさ!


b.すると、フィルハーモニー時代よりもニューフィルハーモニーになってからの方が名演が多いような、

a.ニューフィルハーモニーはクレンペラーを尊敬する楽員たちで構成されてるから、意気込みがぜんぜん違うし、クレンペラーの意図が的確に伝わってる・・・ただ残念ながら死の三年前、1970年ごろからビックリするほど冴えない演奏が増えてくる、これもYouTubeで確認できるけど・・・

b.じゃあクレンペラーの旬(シュン=いちばん美味しい時期)は、1960年代ってことか、

a.フィルハーモニー時代の終わりからニューフィルハーモニー時代の始めにかけて、1970年以降は諦めた方が無難や、

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2013年05月19日

YOUTUBEによるミサ・ソレムニス入門(4)満ち足りて暮れゆく初夏のキリエかな


再生中に赤いラインの先っぽの白丸をドラッグすると秒単位で移動できます

b.第九に比べて地味に始まるんすね、ミサ・ソレムニスって、

a.早めに夕飯済ませて、満ち足りた気分でくつろいでるような、

b.暑くも寒くもないこの5月のようでもある、

a.地味に始まりあっけなく終わる、ミサ・ソレムニスが不人気なのはそのせいか、

b.大曲の出だしとしては少し弱いような、ところで、このキリエの聴き所、あえて挙げるとすれば、

a.わずか10分足らずの曲に聴き所も何もないけど、最後の部分が音楽の都ウィーンの夕暮れみたいだって、誰か言ってなかったか、

b.最後の部分っていうと、7分54秒から9分22秒、90秒ほどのこと、ウィーンかどうか分からないけど、いつまでも明るい初夏の夕暮れという感じがしないでもないっす、とにかくお腹いっぱいで心も満ち足りて、ちょっと眠くなるほど穏やかな雰囲気ですね、

a.中学三年の5月、ちょうど今頃の季節、レコ芸で推薦されてたレコードをおやじに勧めたらすんなり買ってくれて、それが聞き始めだった、ミサ・ソレムニスの、

b.レコ芸って?

a.レコード芸術っていうクラシック音楽の月刊誌、今も続いてると思うけど、

b.ありますねえ、1952年創刊かあ、続けりゃいいってもんすね、

a.継続はチカラなりの見本、すばらしい、

b.で、そのレコ芸で推薦してたのは、

a.マズア指揮ゲヴァントハウス管弦楽団・合唱団他、1972年の録音、

b.最初はこれで、満足だったんすか、

a.高校になって自分の小遣いでクレンペラー盤を買って、あまりの格の違いに驚いた、それまで良いと感じてたマズア盤が一気に色あせて、以後聴く気にならなくなったほど、

b.他に聴いたのは?

a.ベーム、カラヤンなど、残念ながらクレンペラーの足元にも及ばなかった、

b.しかし、恐ろしい話ですね、これが本当だとすれば、ベームもカラヤンも当時最高の指揮者でっせ、

a.それくらいスゴいんだ、70才後半からのクレンペラーって、

b.アンサンブルの乱れとかあってもですか、

a.人間としての大きさというか、格というか、なにが恐ろしいって、数秒でも聴いたらたちまちその指揮者の人格がハッキリ現れてしまう、ウソがつけないんだ、

b.でも、ウィキペディアではクレンペラーのスケベな面がかなりクローズアップされてますが、

a.心身共に元気な証拠だ、でなきゃ、80才前後でさらに音楽が深まるなんてあり得ない、とにかく、80才前後のクレンペラーはタダ者じゃない、無敵なんだ、

b.またもや無敵発言か、無敵と言えば済むと思ってませんか、

a.もちろん、後期高齢なので、コンディションが整わず出来不出来の差が大きい、楽員のミスを再録音して修正することを徹底的に嫌うため、アンサンブルの乱れが気になる、それは無敵でもなんでも無く、ただひたすら残念なこと、

b.それでも無敵と言い張る理由は?

a.やはり聞こえてくる人格がただ者じゃない、気高いという以上に人間的な深みがハンパない、

b.聞こえてくる人格って、

a.人と話しててもそうだろ、この人は正直とか、ウラオモテありそうだとか、感じるだろ、指揮者もまったく同様で、同じ曲を指揮してもヒトによってこれほど違うかってほど差が激しい、そうじゃなきゃ指揮者一人で営業所を始めるはずもないだろ、

b.じゃあ横並びじゃないと、

a.少なくとも、クレンペラーが80才前後で到達した音楽的境地というのは、奇跡と言っていい、この時期クレンペラーが収録した名演奏は、やはり無敵というしかない、だから当然横並びで全員一等賞ってこともあり得ない、クレンペラーがダントツで飛び抜けてるんだ、

b.じゃあ仮面ライダーとショッカーのような格の違いであると、

a.残念ながらそういうことになる、仮面ライダーを倒すような強敵はまだ現れてないし、たぶんもう無理だろう、クラシック音楽だって生物(ナマモノ)なんだ、録音技術は向上するけど、文化的な土壌というのは恐らく二度の世界大戦で修復されることなくズタズタになったはず、

b.じゃあナチスのユダヤ人虐殺とか、

a.それもあるし、米英によるドイツへの徹底的空爆、両大戦による信じられないほどの人的損失、カラヤン時代のベルリンフィルの音がそれを象徴してる・・・「何物もない!何物もない!」私は歯を食いしばって絶叫した。(萩原朔太郎「球転がし」より)、

b.じゃあ、クラシック音楽は衰退するばかりなんすか、

a.どうなるんだろうなあ、日本を含めアジア勢がんばってるけど、どうなんだろうなあ、期待というより不安が先行するなあ、そういう意味でも、クレンペラーの名盤を次の世代に強くアピールすべきなんだろうなあ、かけがえのない文化遺産として、


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2013年05月17日

YOUTUBEによるミサ・ソレムニス入門(3)本丸は2段ロケット


再生中に赤いラインの先っぽの白丸をドラッグすると秒単位で移動できます

a.「Dona nobis pacem」、「ドーナ・ノービス・パーツェム」、荘厳(ソウゴン)ミサつまりミサ・ソレムニス、その最後に歌われるラテン語の歌詞、日本語に訳したらどうなるかの、誰か分かる者は居らんかの、じゃあ安田美沙子、



b.あの〜、うちの答え、違うやもしれんけど、「私たちに平和をください」って意味やと思います、

a.そうじゃな、「われらに平和を与えたまえ」、対テロ戦争という大義名分のもと、罪無き大勢の人々が傷つき死んどるけどの、やはりの、「疑わしきは罰せず」というの、原則をの・・・

b.ところで、このわずか三つの単語でほとんど埋め尽くされてますね、ミサ・ソレムニスの最後の数分間、

a.ここアニュス・デイの後半部分もベネディクトス同様、メロディアスでたいへん覚えやすい、この新緑の季節、この歌詞とメロディー覚えて自転車こぎながら口ずさむとたいへん心地よいぞ、

b.「ド〜〜ナ、ノービス、パーツェム」か、ハッキリしたメロディーで歌われるのはこの4回、1時間11分12秒、1時間13分56秒、1時間18分9秒、1時間18秒58秒、

a.あとは形を変えて何度も何度も繰り返される、歌にあふれるフィナーレ、

b.とちゅう一転して嵐のように激しい場面が二回ありますが、ひとつは1時間12分30秒〜13分15秒、そしてもうひとつ、1時間15分33秒〜16分40秒、この2回、

a.これは我々の平和をかき乱そうとする死ね死ね団の攻撃じゃ、もちろんこんな攻撃は屁でもないが・・・

b.まあ日本ほど正義のヒーローにあふれる国も珍しいっすからね、

a.だけど、あまりにあっさりした終わり方に思わんか、これだけスケールの大きい作品のラストを飾るにしては、

b.ベートーベン自身が前半飛ばしすぎたからじゃ、それとも他に何か思い当たることでも、

a.ミサの歌詞を見て思うんだけど、このラテン語の歌詞自体が前寄りに偏ってる、キリストの死と復活、三位一体の神の栄光とか、重要な事柄が前半のグロリアとクレドでがほとんど述べられていて、後半は内容的にこれを上回ることもないし、歌詞自体のボリュームもかなり控えめ、

b.なるほど、じゃあベートーベン息切れ説は眉唾(マユツバ=インチキ)ですか、

a.どうなんだろう、学者の先生方はどう考えてるんだ、そしてクレンペラー自身はどう思ってたんだろう、

b.さあ、でも、じっさい、中学の頃から丸暗記するほど聴いてきて、何がこの作品の最重要部分なんすか、

a.そりゃもちろんフーガだろ、グロリアとクレドの、ベートーベン本人が、これほどスゴいフーガが出来上がって、逆に驚いたんじゃないか、オレにまさかこんなすげえフーガ書けるなんて・・・

b.じゃあ、レッド・ツェッペリンの「プレゼンス」やYMOの「テクノデリック」と同じように、

a.そう、作品を生みだした本人自身が自分の作品に驚くようなスゴい作品ってことやろ、特にこのふたつのフーガは、超ベートーベン級!!といって良い、

b.時間にすると、グロリアのフーガは21分34秒〜27分40秒、クレドのフーガは40分31秒〜45分27秒、それぞれ約6分と約5分、合わせても11分間、

a.これなら、ぎりぎり集中力も続くやろ、ミサ・ソレムニスのここが城でいう本丸、一番大事なコアの部分だ、無人島に持ってくベートーベンをひとつ挙げるとしたら、この二つのフーガ、

b.え?、ひとつ持ってくのにふたつって・・・まあ、ミサ・ソレムニスで一曲と考えたらいいけど、あえてこのふたつのフーガのどちらかひとつとるとしたら

a.断然クレドのフーガ(40分31秒〜45分27秒)、二段式ロケットになってるからな、こっちの方がさらに高みへ到達してる、

b.するってえと、途中で1段目ロケット切り離すんですか、クレドのフーガは、

a.そう、フーガの途中42分56秒で一段目切り離して二段目へと点火、

b.するとさらに絞り込むと、二段目ロケットの方が大事やと、

a.この二段目ロケットの2分間少々が本丸中の本丸、ミサ・ソレムニスの最重要部分、ここから強気に覚えていくのも面白い、

b.例によってクレンペラー盤はアンサンブルの乱れが気になりますが、

a.それを上回る気合いと迫力に免じて許してほしい、


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2013年05月16日

YOUTUBEによるミサ・ソレムニス入門(2)恋するバイオリン

b.だけど、なんでこう長いんすか、クラシック音楽って、

a.やはり退屈なのか、

b.ヒトが集中できる時間はせいぜい15分が限度、なんで1時間以上も集中できるのか、こっちが逆に聴きたいっす、

a.だったら、15分刻みで聴いたらいい、なにも無理して端から端まで全部聴かなきゃならん事もないだろう、指揮者や楽員じゃないんだし、それに聴きながら吸い込まれるように眠る気持ち良さもまた格別、

b.なるほど、うたた寝ありなら付き合えそうっす、じゃあ気を取り直して、今回もベートーベン作曲の「宇宙戦艦ヤマト」、もとい(=まちがえた)、日本名「荘厳ミサ曲」の二回目ですが、どこから参りますか、

a.一度も聴いたことのない人々にクラシック音楽の素晴らしさをお伝えするのがクレンペラー西日本営業所の大きな使命のひとつ、

b.だとしたら、いちばん入りやすい所から入るのが得策では、

a.どっから入りゃいいんだ、

b.いちばんメロディアスなのはどこっすか、


再生中に赤いラインの先っぽの白丸をドラッグすると秒単位で移動できます

a.メロディーラインが美しくて、歌詞をつけて歌いたくなるとこか、だったらズバリここからじゃ、54分25秒から55分40秒、わずか75秒、

b.ベネディクトス、出だしの部分か、まるで恋するバイオリン、青春の歌のようだ、

a.クラシック音楽界の若大将、ベートーベン、歳とってもココロは17才のまま、

b.これをベネディクトス全体で繰り返すわけか、

a.だから、この出だしのメロディー覚えたら、あとは流れに身を任せて、青春の甘い思い出にひたればよろしい、

b.いま青春ド真ん中の人は?

a.この曲聴きながら好きな人のこと想ってたらいいじゃん、

b.恋するミサ・ソレムニスか、

a.こうなったら清水美砂で「美砂」ソレムニス、いや少し古いな、今なら安田美沙子にちなんで「美沙」ソレムニスや、どうや、だいぶハードル低うなったか、

安田美沙子

b.べつにどっちでもいいんすけど、

a.で、なんだっけ、そんなわけで、ベネディクトスがいちばん入りやすい、YOUTUBEだと53分53秒から1時間4分8秒まで、これならベネディクトス全部聴いても10分少々、集中力も途切れんだろう、

b.だけど、こうして聴くと、合唱や独唱ガッツリ歌ってるのに、それ以上に、バイオリンの歌声が全体をリードするように聞こえる、

a.声楽入りのそうとう風変わりなバイオリン協奏曲のようじゃな、

b.だけど、安田美沙子って、知らなかったけど水着の写真バンバン出てきますわ、グーグルで画像検索したら、

a.もともとグラビアアイドルなんだなあ、バラエティー番組のイメージだったけど、

b.JR京都駅ビルの伊勢丹で働いてるところをスカウトされ、芸能界入り、京都府宇治市で青春を過ごしてるのか、

a.なるほど、あのどでかい京都駅ビルか、なつかしいな、ちなみに正面玄関にあたる北口の方は自転車乗ってると注意されるから、気をつけてね、

b.南口は?

a.ふつう八条口って呼ぶけど、駐輪場があるせいか、乗っていても注意されない、でもいつも混んでるから、歩行者最優先でやさしく走ってね、ちなみに輪行で自転車組んだりバラしたりする時は、ユニクロの横がオススメっす、ここだと近鉄の改札も近いんで、

b.近鉄関係ないヒトは、

a.東端の改札出て少し右手に行くと、コの字型のスペースがあって、ここも使いやすい、

b.で、すっかり「美沙ソレムニス」ってことで、話が脱線しまくっとりますが、

a.そうじゃのう、なんとか線路にもどして明日も走ろう、

b.そもそも、恋するバイオリンとか言い出したあたりで、変になったんかなあ、

a.そうだなあ、でも宗教音楽というよりもっとロマンチックなメロディーだしなあ、

b.この旋律なら、さっそく口笛吹けますね、チャリンコ乗りながら、

a.ほんとステキな旋律なんで、覚えると一生楽しめます、恋するヒトも、そうじゃないヒトも・・・

b.そういうことなんで、みなさんも是非どうぞ、


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2013年05月15日

YOUTUBEによるミサ・ソレムニス入門(1)「金管3秒×2発」

a.こら、よそ見すな、ちゃんと前向け、

b.お久しぶりです、吉岡先生、

a.ええ、いいですか、ベートーべン作曲、ミサ・ソレムニスの完成(カンシェイ)、何年に完成したんじゃ、

b.ええ、ウィキペディアによりますと1823年、作品番号123、ワン・ツウ・スリー、

a.しかし、チンチロでは一二三(ヒフミ)といって最悪の出目、第九を上回る深みある内容に反して、イマイチ人気ないのは、そのせいか、

b.第九のスタジオ録音はスケルツォ以外イマイチやったけど、

a.このミサ・ソレムニスはクレンペラーを代表する最高傑作のひとつ、80歳にして、これだけ長く複雑な作品をまったく弛みなく録音できたことを幸せに思う、これは人類の宝と言っていい、

b.まだ書きかけですけど、営業所で出してるクレンペラー番付、ベートーベンではいくつかの序曲やピアノコンチェルト3番、合唱幻想曲などが横綱あつかいですが、

a.ミサ・ソレムニスは横綱の中の横綱、超横綱、ブル6ブル8と並ぶ超横綱、

b.超横綱っすか、

a.超横綱っ!この「チョー」だけゆっくりチカラ入れて、あとは流すようにさり気なく発音して欲しい、「チョ~ヨコヅナ

b.いい加減しつこいっす、じゃあズバリどこが良いんすか、ミサ・ソレムニスって、

a.曲全体が前寄り荷重なんで、聞き所もすべて前寄りになってる、

b.前より荷重ってどう言うことっすか、

a.息切れしたんじゃないかなあ、前半飛ばしすぎて、ブルックナーの7番がそうであるように・・・

b.じゃあ後半は軽めの曲がつづくと、

a.うん、後半はずいぶん静かで軽くなる、だからちょっとバランス悪いんだ、全体通して聞くと、前半でほぼ言いたいこと言い終わってしまったようで、だんだん尻すぼみになる、最後もあれって感じであっけなく終わる、

b.前半っていうと、

a.キリエ、グロリア、クレド、三つ合わせて48分16秒

b.後半は、サンクトス、ベネディクトス、アニュス・デイ、計30分55秒、しかし、キリスト教の教会音楽って取っつきにくいんじゃ、歌詞もラテン語だし、

a.そこは日本の良いところ、クリスマスもお正月もめでたくお祝いするから、まったく問題ない、

b.ところで、YOUTUBE見てたら、つい先月、クレンペラーのミサ・ソレムニスまるごとアップロードしてくれてます、


再生中に赤いラインの先っぽの白丸をドラッグすると秒単位で移動できます

a.ありがたい世の中じゃ、このお方の時分秒をお借りして、話を進めることができるぞい、

b.さて聞き所ですが、あまりに膨大でどっから手を着けたらいいか、

a.そうだな、だらだら長くやってもつまらんし、今回はクレンペラーの素晴らしさが伝わる金管パートをふたつ取り上げて終わりにしよう、どっちも数秒間で簡単や、

b.ひとつ目は、グロリア(9分23秒〜27分39秒)の後半、21分41秒から合唱が中心となって、同じ音型を延々くりかえしながら果てしなく盛り上がっていくその最中か、

a.23分27秒からわずか3秒間、雲の合間から強烈な光が差し込むようにトランペットがマックスで吹き鳴らす、

b.ハンパない思い切り、音はずそうが構うことなく吹き鳴らすんやっていう力強さが伝わってくる、

a.このトランペットのひと吹きが有ると無いとじゃ、大ちがい、

b.でも、ちょっと全体の和を乱してるような、

a.最初はそう感じるけど、何度も聴くにつれて、このスパイシーなトランペットがしっかりと根拠のある音に聞こえてくるから不思議だ、

b.確かに、このあたり合唱中心なんでちょっとモヤモヤした響きが続くところ、

a.そこに金管のひと吹きが射し込まれて、ぐっと味が引きしまる、

b.やはりお酢のチカラっすか、料理引き立てるのは、

a.お酢に唐辛子でタバスコ・パワー、元気回復、金管注射や、

b.で、もう1カ所の金管注射は、

a.つぎのクレド(27分43秒〜48分17秒)、その38分02秒で吹き鳴らされるトロンボーン、これもわずか数秒やけど、

b.徹底的に吹き鳴らしますね、ここも合唱陣ガンガン歌ってる最中にぶっこむ金管音、

a.これくらいブッこまないと、合唱のボリュームに対抗できない、このトロンボーンの一撃があるから、フルコーラスの重い流れがしっかり区切られて、場面の切り替わりがハッキリ鮮やかになる、

b.この場面はキリストの復活っていう重要な場面、

a.37分17秒から劇的に復活、それまでの数分間はお通夜みたいに落ち込むシーン、

b.お通夜というかキリスト受難のシーンは、32分10秒から5分7秒間、暗いけどしんみりと美しい、

a.この5分間でマリア様から生まれ十字架で死刑になるキリストさんの一生をふりかえるんや、そしていきなりの復活(37分17秒)、ここからがミサ・ソレムニス最大の聴き所、特に、クレドの後半40分30秒から始まるコーラスは丸暗記モノ!!、世の中にこれほど充実した8分間も珍しい、取っつきにくいけど何度も繰り返し聴きこんで、この8分間をぜひモノにして欲しい、

b.でも、みんなアレコレ忙しいし、一体いつやるんすか、

a.その誘導尋問には乗らんぞ、いつだっていいじゃない、予備校じゃないんだもの、


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2013年02月27日

スコットランドは最後から(YOUTUBE付き)

YOUTUBEで全曲聴けます

再生中に白丸をドラッグすると秒単位で移動できます

b.じゃあ次は日本史という事で、吉岡先生お願いします、

a.「コラ、ちゃんと前向け、かまくらばくのしぇいりつ(鎌倉幕府の成立)」、先生どうされてるかなあ今ごろ、まったく勉強しなかったな高校時代、書見台に立てかけた教科書を目隠しに、好きな文庫本を熱心に読みふけっていた若き青春の日々・・・

b.で、なぜか、いきなり全部すっ飛ばして最終楽章、いいんすかそんな乱暴なことして、高尚なクラシック音楽の世界で、



a.それでいいのだ、ワシはこの最終楽章が一番気に入っているのだ、だから前半の3楽章は後回しなのだ、

b.ではバカボンパパ、メンデルスゾーン作曲、交響曲第3番「スコットランド」の第4楽章をよろしくお願いします、

a.クレンペラー盤だと12分かかる第4楽章、8分と4分でハッキリふたつ、違った味が楽しめるのだ、

b.というと、

a.最初の8分(30分4秒〜38分27秒)は旅先の印象。嵐のエディンバラ城や廃墟の城跡ごしに心細く眺める北の海。旅先の不安や感動・・・

じっさい心細いなあ

b.ラスト4分は? 

a.8分27秒から最後のフィナーレ、突然、まったく別の曲みたいに気分が晴れ晴れして盛り上がりだす、

b.こう言っちゃなんだけど、いつまでも陰気なスコットランドには長居できねえ、花王のバブ入れたお家のお風呂が恋しいよう、ってことすか、

a.19世紀ドイツの風呂事情はよく分からんが、人生初の海外旅行、懐かしい我が家へ帰れる嬉しさにあふれてるようだ、

b.じゃあドーバー海峡渡りながら、この曲流れたかもしれませんね、心の中で、

a.ところで、スコットランドから帰って、すぐ作曲に取りかかる弱冠ハタチの若者メンデルスゾーン、長い中断ののち完成は13年後か、そりゃ、どっかつながり悪くなるわな、

b.で、つながり悪くいきなり始まる、晴れがましいフィナーレですが、

a.40分26秒と30秒の二回、クレンペラーの踏んばる声が入ってる、ホルンが高らかに吠えるとこ、ほらそこじゃ、聞こえるじゃろ、

b.そうかなあ、そう言われたらそうも聞こえるけど、ま、どうでも良いじゃないすか、

a.いや、ここにクレンペラーマジックが隠されておる、例によってさり気なく地味にやってるけど、ホルンがしっかり全体を押しとどめて立ち上がる、というか、同じ箇所は少し手前、40分10秒と14秒にも登場するんだが、

a.どういうことです?

a.ふつうスローテンポだと全体がドターと重くべたついて地面を這うようになるんだ、「千と千尋」に出てくるドロドロに汚れた川の神様みたいに、

b.それがクレンペラーの手にかかると、

a.このホルンの雄叫びが遅く重い流れをしっかり区切って高さを出すというか、節目をつけるというか、重厚でいて透明というか、クスリ湯でスッキリして砂金のこして飛び去っていくというか、


b.「よきかな〜」

a.ホルンを中心に音響全体がしっかり区切れるというか、説明しづらいわ、

b.まあ、そんなとこらしいです、あとは各自で感じ取っていただければと、


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超お買い得なCD10枚組のCD2に収録のスコットランドシンフォニー。メンデルスゾーンていうとバイオリン協奏曲なんかで甘ったるいイメージがあるけれど、クレンペラーが鳴らすメンデルスゾーンにはそんなイメージのかけらもない。これはドボルザークの「新世界」(CD8)やチャイコフスキーの「悲愴」(CD9)にも言えるけど、ベタな通俗的名曲に対して、本気で真正面から立ち向かう巨匠の演奏からは、初めて聴くような新鮮な驚きと感動が伝わってくる!


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