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2013年02月26日

トーカ堂からのスコットランド

YOUTUBEでも聴ける、
クレンペラーの「スコットランド」



a.さて、今日はメンデルスゾーンの「イタリア」じゃない方、

b.地理的に愛称を考えたら「イタリア」は南シンフォニー、「スコットランド」は北シンフォニー、ところでクレンペラーの「イタリア」はそれなりに評価もされてるようですが、

a.どうも今ひとつ、重さが裏目に出て、お勧めできない、だけど、「スコットランド」の方は断然すぐれてる、というか、こんなじっくり腰の据わった「スコットランド」はクレンペラー以外できないし、この演奏に馴染んでしまうと他がオモチャみたいに聞こえてしうまうんだ、この曲の決定版と言っても良いほど格調高い演奏、

b.スコットランドねえ、イギリスの北かあ、イメージ湧かないなあ、

a.二十歳のときドイツから初めて海を渡り、英国各地の名所旧跡を訪れ、特にインスピレーションをかき立てられたのがこのエディンバラ城、

エディンバラ城

b.スコットランドの首府にそびえるランドマークか、いわくありげなお城ですねえ、ちょっと怖いくらいだなあ、晴れた昼間でもこれだから、嵐の夜とか、絶対なにか起こりますよ、ああ嫌だ、くわばらくわばら

a.若いのによくそんな昔のコトバ知ってるなあ、それに第一、スコットランドの人たちに失礼じゃないか、「エディンバラ」っていう知る人ぞ知る、すごいスピーカーだってあるんだし、

b.スピーカー1台、39万8000円か、こんなカネどこにあるんすか、トーカ堂で、安くしてもらえませんかねえ、北社長、

北社長「いや〜、今回すねえ、数量限定で特別にもう1台おつけして、2台で39万8千円ってことで・・・」



八波一起(はっぱいっき)「エッ、1台じゃないの?、いいんですか北さん、そんなお安くしてもらって、」



北社長「いやあもう、ぎりぎりってことで、39万8千円、それに今回限りなんすけど、これもお付けしようかと・・・」



奈美悦子「えー、これドイツの名門ゼンハイザー社のイヤホンじゃない、あこがれのエディンバラ2台にこれまでオマケしてもらって40万円でお釣りよ、これ安いわ、北さん、私さっそく注文する!」

a.えー、で、ナニやってたんだっけ、

b.メンデルスゾーンです、

a.メンデルスゾーンといえば、その曾孫(ひまご)とレコード店に入ったときの有名な逸話があるが、詳しくはこちらのブログでどうぞ、素晴らしく良くまとまっています。

b.じゃ、まあ長くなったんで、次回の予告だけしてお茶を濁しますか、

a.メンデルスゾーンの北シンフォニー「スコットランド」、次回、ここだけ押さえれば6〜7割聴いたことになると言われている(誰が言ったんや)、最終楽章から先に見て行きたいと思います。



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没後40周年記念盤。超お買い得な10枚組セットです。スコットランドはCD2に収録。クレンペラーの録音は1950年代のモノーラル録音もたくさん出ていますが、ステレオ時代に入ってからは一皮むけて別人のような風格が備わってきます。70歳を過ぎてなお、むける皮があるとは・・・典型的な大器晩成タイプなので、聴くなら迷うこと無くステレオ時代のクレンペラーがお勧めです。

2013年02月25日

君のシューベルト、しっかりくびれてるか

サクラ咲く春まだはるか遠見山


a.今ごろ寒波か、今年は寒いのう、

b.でも、北国はもっと過酷ですね、

a.映画「砂の器」の出だしに登場する羽後亀田駅がある秋田県由利本荘市もきょうは一日中マイナス2〜3度あたりか、加えての雪だしなあ、

b.雪雲が高い山にぶつかって雪が降るなら、その山を削ればいいんだっていう、田中角栄氏の乱暴な発言も雪に苦しむ地域の本音を代弁してるんでしょうね、

a.田中角栄といえば、もやもやさまぁ〜ず2に長崎の角栄が出ていた、

b.「モヤさま」かあ、来月いっぱいで中年男性の星、大江麻理子に会えなくなるのか、聞くところによると前世はお人形さんで、当時も人形ながらアイドル並の人気があったとか、

a.う〜ん、そういわれて見ると、そんな気もするが、そうでもないような、じゃ、そろそろ、シューベルトの5番の紹介、

b.4楽章あわせても、20分台、ブルックナーの1楽章に収まるサイズ、

a.シューマンの春よりもっと穏やかで、まれに短調があってもすぐ晴れるし、寝坊した休みの昼下がり、晴れて暖かいし、春の日差しを浴びて鼻歌まじりにチャリンコで近所の河原へ行くような、

b.ところで、クレンペラー盤の聞き所は、

a.他の録音も一貫してそうだけど、石のイメージ。「運命」の終楽章が燃える岩石だとしたら、こっちの5番は春の日をたっぷり浴びた河原のまるい石、ポケットに入るほどの、

b.石って言うのは、音が流れないってことっすか、

a.小さな音や目立たないパートにも太くハッキリとした輪郭があって、存在感があるというか、味がしっかりしてる、細部が全体に負けないで主張する、

b.例を挙げると、

YOUTUBEからシューベルト第5シンフォニー第三楽章

再生中、白丸をドラッグすると秒単位で移動できます


a.第三楽章の中間部分、ファゴットを伴って2分57秒、3分2秒・18秒・23秒と、おなじ出だしを繰り返すんだけど、この部分が流れることなく、存在感をもって鳴ることで、曲がしまってくるし、何が言いたいか分かってくる、

b.何が言いたいんっすか、

a.この中間部の見通しがハッキリするっていうか、鼻づまりが解消してス〜とする、もしこれをハッキリ目立たせなかったら、BWHオール90で、全体像がぼやける、この4カ所でしっかり区切れるかどうかって意外に難しいんだぞ、一見地味にやってるけど、

b.やはりくびれは大事ですか、

a.いや、区切れ、



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超お買い得なクレンペラー10枚組! シューベルトの第5シンフォニーはCD2に収録。あすは同じCD2のメンデルスゾーン、交響曲第3番「スコットランド」をお届けします。


2013年02月24日

第一楽章はこれしかあり得ない!!ブーレーズの「運命」(1968年)

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しばらくは、超お買い得なこの10枚組から、とくに優れた録音を選んで紹介してゆきます。シューマンは終わったので、つぎは韻を踏みつつシューベルトのはずですが・・・


b.シューベルトのシンフォニーは、

a.ベートーベンのように全曲通して聴かれてないんで、5、8、9押さえたらまずは問題ないけど、

b.8番は「未完成」ってやつですね、

a.むかし、レコードの時代は、表と裏あわせて60分ちょっとしか入らなかったから、運命(ベートーベンの第5シンフォニー)をメインにして、短めの「未完成」をオマケすることが多かったらしい、2枚組のばあいは、第9を1枚半に収めて、残り1面に「運命」をあてるとか、

b.しかし、ベートーベンの「運命」、オススメはクレンペラーじゃないんすね、ブーレーズか、

a.第三楽章で、楽譜にない反復記号を印刷時の見落としって主張したもんだから、ベートーベンを神とあがめる人々から当時かなり批判されてなあ、

b.それにすごく遅いっすね、

a.とくに第一楽章は9分18秒かかってる。遅めのクレンペラーでも8分55秒、しかし、納得できるのはこれしかないんだ、特に第一楽章はコレ以外ありえない素晴らしさ、

b.1968年の録音、オーケストラはクレンペラーの手兵ニュー・フィルハーモニア管弦楽団か、

a.威張って英語で書くと、「New Philharmonia Orchestra」、略すと「NPO」か、そういや昔はこんなコトバ無かったなあ、ともかくクレンペラーが決定的名演を録音してた時期なのでハンパなく響きが充実してる、それに彼自身、ブーレーズを作曲家としても指揮者としても高く評価してたから、クレンペラーよりもクレンペラーらしい「運命」が生まれた、ちょうど坂本龍一「NeoGeo」の4曲目が龍一よりも龍一らしいように、

b.聞くところによると、こないだ日本国籍を取得されたドナルド・キーン博士も当時のインタビューに答えて、ブーレーズ盤しか興味が湧かないと、話されてましたね、

a.当時の記事を再現できなくて残念だけど、誰もこの演奏を評価してなかったので、救われた気持ちになったのを良く覚えてる、


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この値段でクレンペラーの10枚組が買える。この価格差はいったいどこから?ともあれ、第1楽章はこれ以外受けつけないカラダになってしまったから挙げざるを得ない。ちなみに第4楽章は磨崖仏というか巨石像というか燃えさかる岩盤のようなクレンペラー盤が、今でもやはりすごいと思うのだが・・・

2013年02月20日

クレンペラーが残したロマン派シンフォニーの決定版(YOUTUBE試聴あり)

牛窓の春


b.しかし、さみいなあいつまでも、そろそろあったかくなんないかなあ、

a.子供のころは乾布摩擦(かんぷまさつ)といって、乾いたタオルで皮膚が真っ赤になるまでこすりまくって寒さしのいだけど、最近見かけないなあ、

b.寒いから野菜もずっとじわじわ高値だし、春が待ち遠しいっす、

a.二月は「光の春」といって見かけよりずっと寒いもんだ、と思ったら一気に暖かくなったりする、気圧が不安定なので春一番という強風で船も難破する危険な季節。こういう時期、心にいちばんよく効く音楽はシューマンの交響曲第一番「春」、クレンペラーが素晴らしい録音を残してくれているよ、というわけで、真冬並みの寒さのなか、営業開始じゃ、

b.たしかに第一楽章の出だしは二月の天気みたいだ、晴れたと思えばいきなり吹き降りになるような気まぐれな激しさ、

a.しかし、春が近いような嬉しさも徐々に高まって、双方がごちゃ混ぜになってオーケストラ白熱して2分20秒、ここから春本番、ときに、8分12秒から8分46秒まで寒のもどりはあっても、海へ山へと行楽シーズンの始まり、

b.ところで、クレンペラー盤はバイオリンが左右に分かれて聞こえますね、コントラバスもふつうとは逆に左手から鳴ってる、

a.戦前はこれが一般的な配置だったようだ、全員右利きだったとして、第一第二バイオリンを共に左側へ並べると音がみな客席側に向かうんで響きが良くなるらしい。ただ、バイオリンを左右に分けたほうが両者のやりとりがはっきり聞き取れて面白いんだけど、


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10枚組でこの値段、圧倒的安値ですなあ。ところで、もっと早く気づくべきだったけど、この没後40周年記念シリーズは限定盤だったので、売り切れたらこんな値段じゃ買えないのかも・・・しかもこの10枚組、6枚目には今回初と思われる、序曲やウィンナワルツまで入ってる。


ところで、この10枚組にはこの場を借りて強力にオススメすべき名盤がいくつも入っている。シンフォニーだけでもこの「春」をふくめて8曲は間違いなく決定的な名演。つまり、この8曲については一生これだけで行けるほど高い音楽性をそなえている。以下その8曲を挙げるので、YOUTUBEなどでいくつか試聴してほしい。(クリックするとYOUTUBEにリンクします)

シューベルト 交響曲第5番
メンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」
シューマン 交響曲第1番「春」
シューマン 交響曲第4番
ベルリオーズ 幻想交響曲
ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」
チャイコフスキー 交響曲第4番
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」

交響曲ではないけれど、これも絶対オススメです。
メンデルスゾーン 「真夏の夜の夢」




シューマン:交響曲第1番「春」&第2番

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シューマンの「春」だけでいいということであれば、これもありか。しかし、逆に今回の限定盤がどれほど破格の安値か思い知らされるようじゃ。



2013年02月13日

ブル6第2楽章11分45秒〜

a.あー、お茶漬けラーメン食いてー、

b.新製品すか、

a.いや今をさかのぼること32年前、日清食品から売り出された幻(まぼろし)のラーメン、

b.なぜ幻なんすか、

a.いっしょに食べた母親も忘れてる、

b.おかあさん80過ぎでますもんね、ムリもないっす、

a.それにお茶漬けラーメン自体、市場からあっというまに消えてしまった、永谷園のお茶漬けのりみたいにうっすら抹茶色でたぶんノリやアラレもついてて、あっさりスープに極細麺、繊細なおいしさだから、色々足さないでそのまま味わうのがベスト、

b.塩ラーメンすか、

a.いや、お茶漬けラーメン、そういうほかない、不思議と塩ラーメンにならんとこが地味にスゴいんだ、

b.でも、商品自体この世に無いんじゃ、宣伝できないっす、どうしますか、

a.じゃあ今はやりのコラボ企画として日清食品さんに永谷園さんも巻き込んでお願いするか、

b.当時の開発スタッフも呼びもどさないと、

a.おおそれも大事なことじゃ、それでは君もアタマ下げて、

a.日清食品さんならび当時の開発スタッフのみなさん、永谷園さんと力を合わせ、幻のお茶漬けラーメン再生復活プロジェクトをお願いします、景気がよくなると薄味が流行するという統計もありますし、アベノミクスがらみということで、

b.おねがいします、安藤百福(ももふく)社長、

a.バカ、それは創業者、96の御高齢で6年前この世を去られておる、現社長はその息子さん、

b.すんません、そんじゃ、きょうはこの辺であっさり味で終わりますか、

a.あっさりといえば、ブルックナーのシンフォニーでいちばんアッサリ味はこの6番、

b.またぞろ強引に来ましたね、、19世紀ヨーロッパのいかついクラシック音楽講座か、それよりカイジ君の破戒録編、もう一回観ませんか、

a.エーそれはあっさり無視して、こら、よそ見せんとちゃんと前向け、クレンペラーがいちばん録音したがってたのがこの6番、それだけにこの録音は永久欠番もの、

b.しかし、音が少し、とくにフォルテシモの金管はキンキンして露骨過ぎるし、第一楽章はときにアンサンブルが乱れています、

a.ワシも、それが気になって、ヴァント・朝比奈両氏に乗り換えを試みたが、結局がっかりするばかり、結果、このクレンペラー盤に逆もどりじゃ、それほどいい、

b.いちばんの聞き所は?

a.第二楽章の10分44秒から楽章終わりの4分間弱、とくに11分45秒から20秒間、弦楽パートがユニゾンで、旋律ともいえない単純な下降音型を力強くひくだけだが、なぜこんな説得力が生まれるんだ、何度聴いてもナミダ出そうじゃ、

b.クレンペラーマジックっすね、

そのあたりをYOUTUBEでどうぞ、




ブルックナー第6シンフォニー聴き所
6番は第3楽章のスケルツォがいちばん入りやすい。シリアスな8番とは対照的に明朗快活、真夏に涼しい高原をハイキングするような気分だ。最もとっつきにくいのは第2楽章だけど、ここがいちばん美味しい部分、特に12分43秒からのラスト2分間は至福のひと時だ。クレンペラー&ニューフィルハーモニア管弦楽団がこの世に残した最高の音楽がここにある!


YOUTUBEからその2分間をどうぞ、



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