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2013年02月25日

君のシューベルト、しっかりくびれてるか

サクラ咲く春まだはるか遠見山


a.今ごろ寒波か、今年は寒いのう、

b.でも、北国はもっと過酷ですね、

a.映画「砂の器」の出だしに登場する羽後亀田駅がある秋田県由利本荘市もきょうは一日中マイナス2〜3度あたりか、加えての雪だしなあ、

b.雪雲が高い山にぶつかって雪が降るなら、その山を削ればいいんだっていう、田中角栄氏の乱暴な発言も雪に苦しむ地域の本音を代弁してるんでしょうね、

a.田中角栄といえば、もやもやさまぁ〜ず2に長崎の角栄が出ていた、

b.「モヤさま」かあ、来月いっぱいで中年男性の星、大江麻理子に会えなくなるのか、聞くところによると前世はお人形さんで、当時も人形ながらアイドル並の人気があったとか、

a.う〜ん、そういわれて見ると、そんな気もするが、そうでもないような、じゃ、そろそろ、シューベルトの5番の紹介、

b.4楽章あわせても、20分台、ブルックナーの1楽章に収まるサイズ、

a.シューマンの春よりもっと穏やかで、まれに短調があってもすぐ晴れるし、寝坊した休みの昼下がり、晴れて暖かいし、春の日差しを浴びて鼻歌まじりにチャリンコで近所の河原へ行くような、

b.ところで、クレンペラー盤の聞き所は、

a.他の録音も一貫してそうだけど、石のイメージ。「運命」の終楽章が燃える岩石だとしたら、こっちの5番は春の日をたっぷり浴びた河原のまるい石、ポケットに入るほどの、

b.石って言うのは、音が流れないってことっすか、

a.小さな音や目立たないパートにも太くハッキリとした輪郭があって、存在感があるというか、味がしっかりしてる、細部が全体に負けないで主張する、

b.例を挙げると、

YOUTUBEからシューベルト第5シンフォニー第三楽章

再生中、白丸をドラッグすると秒単位で移動できます


a.第三楽章の中間部分、ファゴットを伴って2分57秒、3分2秒・18秒・23秒と、おなじ出だしを繰り返すんだけど、この部分が流れることなく、存在感をもって鳴ることで、曲がしまってくるし、何が言いたいか分かってくる、

b.何が言いたいんっすか、

a.この中間部の見通しがハッキリするっていうか、鼻づまりが解消してス〜とする、もしこれをハッキリ目立たせなかったら、BWHオール90で、全体像がぼやける、この4カ所でしっかり区切れるかどうかって意外に難しいんだぞ、一見地味にやってるけど、

b.やはりくびれは大事ですか、

a.いや、区切れ、



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