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2013年06月03日

つぼさかの寺で演歌や漫才や

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壺阪峠

a.いきなり一句、「壷坂(ツボサカ)の峠で美味(ウマ)しいなり寿司」、

b.なんだかんだで、とうとう壷坂峠にやって参りました、

a.奈良盆地の西の山なみが一望できる、素晴らしい眺めじゃが、ああしんど、もう30分、自転車こぎたくない、見たくない、

b.じゃあ、出発は30分後ということで、おいなりさん食べ終わったら元気になりますよ、きっと、

a.オレ忘れてたけど、昔おっ母さんがコンコン寿司って呼んでたんだ、

b.きつね寿司とも言いますもんね、だけどなんでキツネってコンコン鳴くんすか、聞いたことないけど、

a.東京ズーネットでキツネの声が聞けるそうだ、試しに聞いてみっか、

http://www.tokyo-zoo.net/cry/index.html

b.ふつうの犬よりちょっと高めの「ワンワン」って聞こえるな、とても「コンコン」って聞こえないや、

a.じゃあ、わんわん寿司か、なんかマズそうやな、犬の毛入ってそうで、

b.この峠からさらに200m登ると高取城跡ですが、

a.残念ながらここの写真がどっか行ってしまったんで、今回は素直に壷阪寺へ下っていこう、

壷阪寺

b.さすがに巨大な寺院ですね、西国三十三所、第6番札所(フダショ)、

a.浄瑠璃や歌舞伎、浪曲などで大いに知名度上げたからなあ、

b.どんなあらすじなんすか、

a.夫の盲目が治るよう、毎晩この寺にお参りする妻、しかし、色々あって近くの谷で夫が投身自殺、妻もそれを追っかけ谷に身を投げ、ところがそこに観音様が現れ、二人の命を救うだけでなく、夫の目まで治して下さるというありがたいお話、

b.三味線漫才トリオ「三人奴(サンニンヤッコ)」も壷坂霊験記(つぼさかれいげんき)やってますね、



a.なるほど、なんかすごい安定感やなあ、三人とも着物で三味線持ってるし、1974年、第9回上方漫才大賞受賞、

b.YOUTUBEには他にも浪曲、人形浄瑠璃、演歌までありますね、

a.中村美律子さんの「壷坂情話」か、ぜんぜん知らんかった、



b.いわゆるナニワのド演歌ですね、

a.あじ濃い〜な、このいなり寿司のオアゲさんみたいや、

b.でもこれ、歌詞が下に出て楽しいっすね、

a.しまいに覚えてしまいそうや、「涙ふきあう お里・沢市 夫婦(メオト)づれ」、

b.しかし、壷阪寺の観音様の前でコレ聞いたら御利益ありそうすね、

a.ああ、なんか関西って良いなあ、歌あり笑いあり、

b.ところで、ここからどうします、

a.この先の写真が無いんや、この日、橿原神宮前駅から近鉄特急で帰ったんやけど、

b.チカラ尽きたんすか、

a.さすがにしんどくなって、写真撮る余裕がなくなったんやろなあ、壷阪寺の門前町も良いんだけど、残念だ、

b.じゃあここでひとまずお開きということで、

a.そうだな、6回にわたってお送りした明日香・吉野の旅、いかがだったでしょうか、

b.カメラの写りがもう少しよければ、

a.そうなんだなあ、このころカメラ用水路に落としてなあ、キヤノンの「G7」ってわりと評判のいいコンパクトカメラ、

b.しかしよくも水没したもんすね、

a.滋賀県のとある田舎のガタガタ道を走ってるとき、ハンドルに付けてたカメラバッグのファスナー開きっぱなしで、デコボコの衝撃でピョンと飛び出して、そのまま道のわきを流れる農業用水路にドボン、深く速い流れに、どうしようもなかった、今でも心が痛むぜよ、せめて画像の入ったSDカードだけでも取り出せたら、

b.じゃあ、この旅路で使ったカメラは、

a.とにかく壊れない水に強いカメラということで、オリンパスのミュー「1050SW」、値段も手頃だったし、

b.ちなみに今使ってるのは、

a.キヤノンのG12、

b.一眼は買わないんすか、

a.パワーショットのGシリーズはサイズがちょうど良いんだ、自転車で旅しながら撮るカメラとして、レンズ交換も必要ないし、値段と写りと大きさの総合的なバランスがとても良い、もっとも光学ファインダーはそろそろ止めて、画質アップや小型化にその分まわしてほしいけど、

Canon デジタルカメラ PowerShot G12 PSG12 1000万画素 光学5倍ズーム 広角28mm 2.8型バリアングル液晶

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デジタル一眼なみの高画質をうたう新型はこちら、そろそろ買い替えようかなあ、

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2013年06月02日

つぼさかの峠で食らえ!いなり寿司

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磨き丸太の店

磨き丸太

b.そういえば吉野杉って、お酒の樽(タル)以外に、磨き丸太でも有名とか、

a.磨き丸太って何やろ、池上先生いないし自分で調べよう・・・なるほど、建てる木材じゃなく、見せる木材か、ここの吉野杉と京都の北山杉が磨き丸太の二大産地なんだと、

b.高級な家の内装にバンバン使うとか、

a.バンバンな、お金もバンバンあるからな、あるとこにはバンバン、吉野杉もバンバン使いまくりや、

b.「バンバン」って言いたいだけでしょ、

a.吉野杉の関連商品、楽天にあるか調べてみよう、

b.Oh!売れ筋トップに、なんと酒樽が4200円で売られてまっせ、

「吉野杉の酒樽(一空樽)」【b_2sp1202】

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感想(13件)




a.ビックリ・クリクリ・クリックリ、色んなものが売られてるんだなあ、しかもこれが一番人気とは、

b.「使い方はいろいろ・・・」、そりゃそうだけど、驚いたなあ、そこで一句、「この時代、何が売れるか分からんな」、

a.磨き丸太は?

b.直径50ミリで1メートルあたり1700円、それほど高くないのか、どうなんやろ、

a.でも、ピンからキリまであるし、油断は禁物(キンモツ)じゃ、

b.お箸(ハシ)も良いっすね、、

a.それもいいけど、このメガネスタンドもいいなあ、一発で気に入った、オイチャンにもこうて(=買って)くれ、

オチャメで可愛い★吉野杉のメガネスタンド

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感想(4件)




b.上下二段タイプもあるっす、

a.ところで、さてこれからどうするか、まだ山の中だが、

まだまだ山深けえなあ

b.とにかく、近鉄沿線まで行かなければ、京都に帰れませんよ、

a.てことは、国道309号線に合流して吉野川に出れば、なんとかなりそうやな、

b.そこが下市という町で、「下市口」という近鉄の駅もあります、

a.ゆるい下りやし、下市までスイスイやなあ、

b.下市からどうします?

a.腹減ったし、なぜか、いなり寿司食べたいなあ、

b.吉野川にかかる千石(センゴク)橋、到着、ここ一帯、さっきの上市以上に町ですねえ、保健所・総合病院にハローワーク、JA、歯科医院だけでも3〜4軒、伊勢街道ぞいにローソンもあります、



a.伊勢街道はクルマ多いからローソンはパス、269号線で峠越えするから、ライフ大淀店にしよう、

b.大きなスーパーマーケットや、隣はホームセンター「コーナン」、広い敷地にはクルマがいっぱい、にぎわってますねえ、

a.みんなクルマで買いに来るんだな、自転車は俺らだけか、

b.近所の小学生くらいっすねえ、自転車乗ってるの、

a.坂の多い町だから仕方ないけど、「もう少しこいでみようや登り坂」、

b.しかし、またさらにここから峠登るんすか、近鉄走ってるのに、

a.不思議とお稲荷さん買っただけで元気回復、峠に着いたら食べよう、

b.今度は何m登るんすか、

a.ここライフ大淀店が157m、壷坂(ツボサカ)峠は369mだから、212m登る、でもじんわりした上り坂だから、きついのは最後の最後だけや、

b.これが最後の峠か、

a.泣いても笑ってもこれが最後の峠、

b.だったら、笑って行きますか、

a.おお、だんだん分かって来たみたいやな、

b.ニュータウンの広い道はパスして、次を左折、この細道は良いっすね、熟成の極みというか、そうとう古くから使われてるような、

a.ゆるい谷にそってわずかなカーブを左右にくりかえす高台の細道、

b.谷の反対側はゴルフ場みたいだ、きれいな芝生が見えてる、

a.いかにも「これから峠に向かおう」と言ってるような道だなあ、

b.峠を越えて少し下ると、眼病に御利益(ゴリヤク)のある壷坂寺(ツボサカデラ)、きっとこの細道をたどってお参りしたんでしょうね、昔は大ぜい、

a.こういう道って、長い歴史で流れのようなものが出来上がってるんで、不思議とすいすい進むんだ、

b.行く手を横切る幹線道路は222号線、うしろを振り返ると、



a.けっこう登ったなあ、

b.さっきのスーパーから40m登ってます、知らず知らず、

a.遠くのあれは栃原岳(トチハラダケ)でいいのか、

b.たぶん、そうです、テレビ中継局のアンテナらしきものが見えるし、

a.吉野三山のひとつなんだなあ、標高531m、黄金岳(コガネダケ)とも呼ばれるのか、見ただけでカネ持ちになれそうやな、「見るだけで膨らむ財布、黄金岳」んなわけねえか、

b.昔のヒトもここらで黄金岳ふり返って、ひと息入れたんでしょうね、我々もここらで野宿しますか、

a.まだ日も高けえのに、田植えした水田に飛び込めってか、いつからカエルになっちまったんだ、オレたち・・・



より大きな地図で 下市〜大淀町 を表示



2013年06月01日

寺や川、杉や桜の吉野かな

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b.しかし、初めておとずれる町って良いもんすね、

a.それが歴史と自然の宝庫、吉野なら尚更(ナオサラ)、

b.川原に大勢、日よけのテントを張って、家族連れのような、

a.ここは海が遠いから、貴重な水辺なんだなあ、

b.ここからどうします?

a.やはりここまで来たら、吉野山、サクラの季節は過ぎたけど、

b.しかし、けっこうな坂が、

a.だいじょうぶ、いざとなったら近鉄の吉野駅からとっとと帰ろう、

b.それじゃまず、吉野神宮へごあいさつと、

a.Oh!いきなりきつい坂の始まりじゃ、

b.それにクルマも多いな、意外と、

a.芋ヶ峠の静けさが懐かしいよお、

b.とはいえ、あっというまに吉野神宮、

a.坂しんどいし、休憩かねて中に入ってみよう、

b.スリムな狛犬(コマイヌ)ですね、アバラが浮いてる、



a.この辺のこま犬は山で鍛えてるからな、ここで一句、「こま犬のあばらも浮くや吉野坂」

b.高台からとなりの大淀町も見渡せます、

a.吉野川にそって人々が大ぜい暮らしてるんだな、

b.けっこうな都会なんですね、もっと田舎なのかと思ったら、

a.この神社もデカいし、京都の町中にいるようだ、

b.やはり吉野は昔から重要エリアなんすね、

a.さてそれでは、一息入れたし、そろそろ山坂道にもどるか、

b.広いアスファルトは下千本駐車場まで続くけど、あとは昔ながらの細道です、

a.ところで出発地点の橋からここまで何m登ったんだ?

b.ここが323m、出発した上市橋は152mだから、171m登ったことになります、

a.けっこう登ったなあ、

b.100m下にあんな小さく、4階建ての町営住宅が、



a.リゾートホテルかと思った、なんか山に囲まれてステキだなあ、

b.でもスギ花粉とかどうなんすかねえ、

a.意外に都会の方が症状きついとか言ってなかったか、

b.「スギ花粉 都会と田舎」で検索すると、結果いろいろですねえ、都会の方が症状きついって意見が優勢ですけど、反対意見もかなりあって、

a.まあともあれ、ここからはやっと時代を感じられる小道、

b.道の両側にもいろんな店が並んでます、

a.自転車で良かった、クルマだと駐車場まで戻らなきゃならんし、

b.どことなく「千と千尋の神隠し」みたいやなあ、坂にそって食べ物屋が並んで、



a.これが山岳仏教の総本山、金峯山寺(キンプセンジ)か、さすがにでかいな、



b.15世紀の建築、当然、吉野杉をつかって、

a.いや、意外にも吉野杉は、大阪で酒樽に使われたらしい、

b.「吉野川をいかだで下り、和歌山港から海で大阪へ運ばれ、酒樽(サカダル)用の木材として使われた」なるほど、調べてみるもんすね、「灘の酒、吉野の杉に眠らされ」、

a.しかし、ここ吉野から熊野まで延々歩くのか、修行とはいえ大変なことだなあ、

b.試しにちょっと行ってみますか、

a.「試しにちょっとだけって」怒られるやろ、みんな真面目に修行してるんやし、

b.それもそうっすね、

a.じゃあ我々はここから右に曲がってと、

b.県道257号線、いきなり暗い森の道、下りのワインディングロード(曲がりくねった道)が続いとります、どこ行くか分かんないけど、とりあえず楽しいなあ、

a.下るだけ下って48号線に合流、一人旅のオートバイなら、このまま天川や熊野を目指して孤独に走るんやろなあ・・・




より大きな地図で 上市橋〜吉野山 を表示

2013年05月31日

汗冷えて峠下れば吉野川


より大きな地図で 栢森〜芋ヶ峠〜上市橋 を表示

b.さて今回は、ここ栢森(カヤノモリ)から昼なお暗い15号線の森へ分け入り、芋ヶ峠(イモガトウゲ)を目指すわけですが、

a.県道15号線といっても、ホントにクルマが少ない、

b.むかしの人たちは自分の足で越えたんすね、なかには重い荷物も抱えつつ、

a.そういう道なんだろうなあ、昔の方が往来盛んだったような気がする、なぜか、

b.峠の向こう側にある吉野ってどんな町なんすか、サクラのイメージしかないけど、

a.歴史ある町なんだろう、さっそく調べてみてくれ、

b.やはり山が深いことから、奈良・平安の昔から山岳仏教の拠点として栄えていたようですね、

a.サクラもこれと関係あるのか?

b.ええ、山で修行した記念にサクラを植えていく事で年々増えていったようです、

a.じゃあ、花見目的じゃないのか、元々は、

b.ええ、もうちょっときびしい雰囲気だったようですね、行楽とは無縁な、

a.じゃあ我々のこのきびしい山越えも一種の山岳仏教なのか、

b.いや、これはただの物見遊山(モノミユサン)、あちこち見物してひたすら遊び回ってるとしか、

a.まあ、それはそうじゃのう、聞かなきゃ良かった、じゃあ、そぞろ(=それとなく)参ろうか、

b.吉野といえば杉の名産地、この県道ぞいの杉も吉野杉なんすか、

a.いや、吉野杉は峠を越えてさらに山奥、室町時代から500年つづく林業の町でもあるのか、

b.やはり歴史の古い町なんすね、吉野って、

a.と、こうやってやり取りしながら登れば、気もまぎれて峠もそれほどきつくないやろ、

b.それにカーブが連続するんで、まっすぐな坂道より心がラク、

a.さて芋ヶ峠(イモガトウゲ)を越えたらあとは吉野川が見えるまで300mを一気に下るだけ、



b.汗かいたんで、6月でも下りは風が寒いっす、

a.ここで一句、「汗冷えて羽織れば平気、向かい風」、

b.そう言えば、峠で新聞紙渡すオジサンがいるとか、

a.2000m近い峠だと、夏でも寒いんで、ヨーロッパの自転車レースでは、熱烈なファンが新聞紙かかえて寒い峠で選手たちに手渡すんだ、

b.それを腹巻きみたいに使うのか、

a.新聞紙は汗を良く吸って保温性もあるんで、昔から愛用されてるらしい、

b.そういえば、明日19:30からCS・BSの「Jsports4」でジロ・デ・イタリアの再放送が始まるんで、興味のある人は是非、

a.三週間に渡って、200名近い選手がスゴい登ってスゴい下って、スゴい落車して、映像もバイクとヘリと両方からイタリアの美しい自然と町並みを映してスゴいっす、


YOUTUBEから 2012年のジロ・デ・イタリア

b.それに月初めから観るのが一番お得なんですよね、

a.加入した月は無料で、翌月から料金が発生するので、どうせ観るなら月初めからが良い、

b.しかも、今年100回記念となるツール・ド・フランスも6月29日から7月21日まで、おまけに100回記念の特別番組も2夜に渡って放映、

a.三週間かけて戦う世界最高峰の自転車ロードレース、「ジロ・デ・イタリア」と「ツール・ド・フランス」が計6週間つづけて観られる、しかもひと月分の料金、

b.トーカ堂の北社長もビックリっすね、


a.いやほんと、もうぎりぎり、なんすけど、今回特別にツール・ド・フランス100回記念ってことで、うちの会社、ほんと関係ないんすけど・・・詳しくはコチラからどうぞ、http://spjs.jp/js_cycle/


b.ところで、われわれの芋ヶ峠どうなったんすか、

a.そういえばそうだ、とりあえず峠を下ってしまわねば、新聞紙、腹に巻いて、

b.おお、ようやく吉野の山々が見えて参りました、



a.なるほど、この深い山中で厳しい修行に明け暮れるわけか、

b.果てしなく深い山なみっすね、

a.これ見てると、「山波」って字が合いそうや、

b.でも、峠を下って出会う吉野川あたりは、修行というより商業で栄えたそうです、

a.なるほど、いかにもそれらしい町並みが残っておるな、



b.というわけで、今回も大いなるスローテンポで、ようやく吉野川にかかる上市橋にトオチャコ、



a.向こうにちらりと見ゆるは近鉄吉野線の鉄橋でおじゃるな、

b.コトバが少し変ですが、そのようでおじゃりますな、

a.よし、じゃあどうしてもカラダしんどくて上り坂イヤになったら、あの電車でさっさと京都に帰ろう、ちょっと元気が出てきたぞ、

b.じゃあ今回はここで「お開き」(=おしまい)ということで、


コチラから大きい画像でご覧になれます
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2013年05月30日

飛鳥(あすか)川つたいのぼれば栢森(かやのもり)


より大きな地図で 橘寺〜栢森 を表示



b.明日香村も自転車なら、あっという間に端から端まで来ちゃいますね、

a.寺院や遺跡をじっくり見てまわると、一日がかりになるけれど、

b.ここからどうするんすか、

a.小さい峠だけど、朝風峠へ向かう、

b.カッコいい名前っすね、朝風か、

a.ここから眺める棚田の景色は高松塚古墳や石舞台より良いかも、例によって外(ハズ)れだからヒトも少ないし、

b.高台のこれらは、みかん畑か、

a.秋になると、百円玉入れて何個だったか、無人販売所のミカン、

b.そんなミカン畑をぬって、けっこうなのぼり坂を進めば、見晴らしも良くなってきた、



a.この朝風峠、何メートルあるんやろ、

b.海抜200m弱、こっちからは70mほど登ります、反対側からは30mぐらいやけど、

a.向こう側は山んなか入りかけてるしなあ、

b.もしや、その山んなかへ行く気では、

a.それしかないやろ、また石舞台へもどって明日香村まわっても、ありふれてるし、

b.まあそれはそうすけど、

a.それよりこの棚田の見晴らしはどうだろう、



b.日本人のココロの風景っすね、

a.そればっかりやな、

b.自転車を押して誰か上がってきます、中年の御夫婦のような、

a.自転車のサドルがしっくりこないとのこと、こっちに工具の用意があって良かった、

b.我々もこれから先、山奥でパンクなんて無けりゃいいけど、

a.さて、どうなるかは行ってみてのお楽しみ、

b.なんだか森も深そうだし、気が乗らないよう、

a.だいじょうぶ、自転車に乗ってたら、気分も乗ってくる、

b.我々が今いるのは稲淵(イナブチ)という、飛鳥川上流の山里、

a.標高168mの稲淵から488mの芋ヶ峠まで、5キロ半で300m登ることになる、

b.わり算すると平均勾配は6%弱、まあ行けなくもない数字、

a.ただ疲れた後半になって、きつい坂になるから、この数字を当てにせず、坂の後半にチカラを貯めておこう、

b.では、やおら(=そろそろ)参りますか、

a.やおら参ろう、

b.と、いきなり行く手を阻(ハバ)む難読地名、

a.「栢森」と書いて「かやのもり」と読むのか、

b.「栢」ってなんすか、

a.茅葺(カヤブ)き屋根につかう「かや」って草とはまったく別物、ヒノキ科やカシワ科の樹木を呼ぶ名らしい、例によってやたら複雑なる母国語、



b.しめ縄のようなものが掛かってる、

a.道と川に邪悪なるモノが紛れ込まぬようまじないを掛けてるんだなあ、

b.アニメ「蟲師」のギンコさん居てもまったく違和感なき風景、

a.だなあ、さいわい自分には見えないけど、いろいろ居そうやなあ、動物でも植物でもなく、ときに厄介事を巻き起こす奇妙な隣人が、

b.そういう意味もあって掛けてるんすね、きっと、このしめ縄、

a.昔のヒトほどそういう見えない存在に敏感だって言うしなあ、

b.この栢森(カヤノモリ)には龍福寺という寺もある、さっきも同じ寺見たような気がしたけど、

a.そろそろタヌキに化かされるほど山奥になってきたか、



b.古道「小峠」か、時代劇そのものや、向こうから歩いて来ないかなあ、木枯し紋次郎(コガラシモンジロウ)、

a.なつかしいなあ、木枯し紋次郎、YOUTUBEにあるかなあ、

b.ちょっとだけですがあります、

a.じゃあ今回は木枯し紋次郎が出てきそうなここ栢森(カヤノモリ)でお開き(=おしまい)ということで、


YOUTUBEから木枯し紋次郎



スライドショー




2013年05月29日

アジサイも咲き始めたか明日香村

b.さて、今度はどこ行きます?

a.そうだなあ、クレンペラーのCDも売りこまにゃならんがなあ、たいていはYOUTUBEで自由に聴けるしなあ、

b.困ったもんすねえ、

a.やはり、この季節にふさわしい旅が出来ればいいんじゃないか、

b.どんな旅が良いっすかねえ、赤穂に行って、その前は京都も山のほう、さらにその前は滋賀県の中央から南西にかけて、

a.海行ったから今度は山にするか、滋賀県か、京都府か、奈良県というのもあるけど、

b.奈良はまだ一度もやってないっす、

a.じゃあ奈良にするか、火野正平さんも明日香村のあたり行ってたし、

b.じゃあ近鉄特急で、京都駅から八木駅まで輪行しましょう、

a.ええと、場所もそうだけど、時計も4年前にもどして、2009年6月7日、午前9時46分、場所は近鉄大和八木(ヤマトヤギ)駅南口からスタートということで、

b.じゃあ今回ものろのろ参りますか、

a.そうじゃな、誰に急(セ)かされることなく、のろのろスタートが最高や、

b.でも、この大和八木駅って、まったく観光の気配しませんね、

a.そうだなあ、盛り上がらんなあ、場違いな所へ来たようで、

b.ホントにこれでいいんすか、

a.これでいいのだ、明日香村はもうすぐそこなのだ、心配いらないのだ、



b.耳成山(ミミナシヤマ)まで来るとちょっとだけ観光気分になってきました、

a.しかし、まだまだ住宅密集地は続くぞ、

b.万葉の森まで来るとやっと、それらしい雰囲気に、

a.ここからは、逆に住宅街が恋しくなるほど家が少なくなる、

b.極端やなあ、

a.歴史的に重要なエリアなんで、開発が制限されてるようだ、

b.それでいきなり江戸時代みたいになるのか、

a.江戸時代はひどいな、オラこの村さ、住みたいほど好きなのに、



b.もちろん良い意味で言ったんすけど、

a.しまいに吉幾三(ヨシイクゾウ)流すぞ、



b.おお、そうこうするうちにサイクリングロードにそってアジサイがもうちらほら咲き始めてます、

a.聖徳太子が生まれたと言われる橘寺(タチバナデラ)がその先に見える、文句無しにエエ村やなあ、



b.日本人のココロの風景っすね、

a.ホントにそう思ってんのか、

b.もう少し咲いたらもっと良いけど、これでも充分ステキっす、

a.よく見ると、ほれ、道の端っこにそって小石が埋め込まれてる、

b.アジサイ畑も木の枠で囲われてます、

a.すげえなあ、

b.やはり聖徳太子が生まれたせいか、ハンパない気配漂(タダヨ)ってますね、

a.バックの丘もさり気なく良いしなあ、

b.たちばな寺から左へ行くと石舞台になりますが、

a.ここはあえて観光ルートを少し外れてみよう、

b.じゃあ右、でもなぜ?

a.なぜだろう、ヒトやクルマが少ないからか、

b.田植え直前なんすね、



a.田植機にこの専用トレーをセットして作業するんやなあ、やったことないけど、

b.そうこうする内にこれは細い道になりました、



a.向こうから車幅ギリギリでクルマがやってきます、

b.俺らは急がないし、道をゆずるとして、

a.なんと丁寧(テイネイ)にお辞儀(ジギ)してもらったことじゃろう、50年の人生でもベスト3に入る感じ良さではないか!

b.さすがに聖徳太子の生まれ故郷だけのことありますね、

a.ここで一句、「だけのこと、やっぱりあるな、明日香村(アスカムラ)」、


YOUTUBEでスライドショー作ってみましたんでどうぞ、




より大きな地図で 近鉄大和八木駅〜橘寺 を表示


2013年05月28日

のんびりと旅も終わりの坂越(サコシ)かな


より大きな地図で 赤穂御崎〜坂越 を表示

a.「坂越」と書いて「さこし」、濁らないんだ、

b.これはどこの坂なんすかねえ、

a.たぶん、港と千種(チグサ)川を連絡するゆるい坂じゃないかなあ、そのあたりを中心に歴史的な家並みが整備されてるし、

b.1997年、都市景観大賞に選ばれてます、

a.千種川と瀬戸内海の連絡がひときわ良いから、物流の拠点としてどこよりも栄えたんだろうな、

b.確かに絶好の位置取りですね、坂越湾という天然の良港に加えて、ゆるやかな短い坂ひとつ越えたら千種川の運搬船とやり取りもできる、

a.赤穂御崎や赤穂城ほど目立たないけど、それだけに物静かで落ち着く町だなあ、観光バスも乗り入れないし、クルマも少ない、

b.海岸線にそって広がる公園もいいっすね、作りすぎない良さというか、



a.空間だけしっかりデザインして、あとは訪れる人たちの自由にまかすような公園、

b.ゆったり過ごせる空間さえ確保したら、あとはきれいなトイレぐらいで十分てことか、

a.経済的な事情もあるだろうけど、それ以上にセンスの良さを感じる、なぜだろう、

b.押しつけがましくないとか、



a.何か付け足すというより、元からある自然の地形や景観を活(イ)かした公園作り、坂越湾を中心としたこの空間自体の素晴らしさに気づく公園、ってことかなあ、

b.5年以上も前かと思いますが、JR西日本の「駅からはじまるハイキング」シリーズ全50コースでは確か「坂越」が人気投票第一位でした、

a.山歩きと歴史的な町歩きがダブルで楽しめる、

b.おまけに瀬戸内海も見晴らせるし、JRも近い、ウィキペディアから絶景写真お借りしましょう、

坂越湾のながめ(下をクリックするともっと大きな画像で見られます)
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/3e/Sakoshiura01s2300.jpg

a.JR坂越駅も千種川わたってすぐだもんな、

b.でも、山歩きはもういいっす、

a.そうか、じゃあ登り口まで登って旅の終わりとするか、

b.登り口までまた登るんすか、

a.そう、登り口までちょっと登るんや、この大避(オオサケ)神社の左の坂を登ると登り口、この高台に昔は小学校があったそうだ、

b.船岡展望台か、こんなところで勉強できたら幸せだなあ、でも景色が良いからよそ見ばっかりするかも、

a.登り口とはいっても、もうすでに見晴らしいいなあ、

b.瓦屋根の連なりも見事ですねえ、



a.この展望台もこの場所本来の魅力を引き出すような薄味仕上げ、

b.だからこれら高台の樹木もいっそうステキに見える、



a.大避神社にもお参りするかなあ、

b.え、まだ行ってないんすか、

a.この小学校跡地に佇(タタズ)むだけでいつも満足して、まだ一度もお参りしてないんだ、

b.じゃあ今日は旅の終わりに、参拝しときますか、

a.うむ、それは良いアイデアじゃ、

b.しかし、JR上郡駅前からスタートとして、のらりくらりとここ坂越の展望台まで、いろいろ有りましたね、

a.なんと8回にも小分けしたけど、こうやってゆっくり進むのも楽しいもんじゃなあ、

b.山あり谷あり海あり川あり町あり村あり寺あり城あり、そこらじゅうアリだらけっす、

a.でもこうやって旅すると、幸せはすぐ目の前にあるような気がする、

b.日帰りでこれだけ多彩な風景に出会えるんだもんなあ・・・


安心をボトルの水で買う時代
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2013年05月27日

とうとう赤穂御崎トオチャコ!


より大きな地図で 赤穂御崎 を表示

b.さて赤穂御崎(アコウミサキ)も今や目と鼻の先、

a.あの灯台、今も光るのかなあ、ぽつんと見えてるだろ、丘の上に、

元禄橋と岬の灯台

b.さあ、

a.前に一度だけ、灯台まで登ったことがあったけど、草ぼうぼうでヒトの気配もなく、観光ルートから完全に取り残されたようでどことなく寂しそうだった、

さびしげな灯台

b.灯台が寂しそうにしてたんすか、

a.大きなカラダを持て余すようにしょんぼりしてたんだ、昼間は灯台もやる事ないし、観光客もほとんど来ないし、草刈りもしてもらえないし、

b.そんな灯台に何か一句、

a.「草しげる昼灯台や独(ひと)りきり」

b.ところで、この橋、なんかこじんまりして可愛いっすね、

a.元禄(ゲンロク)橋って言うのか、元禄時代に出来たんやろなあ、

b.たもとに郵便局もあるし、昔から大事な橋だったようだ、

a.「赤穂元禄郵便局」、なんか響きの良い郵便局やなあ、「響きの良い郵便局ベスト20」に入りそうや、

b.この橋わたってから、あとは道なりでいいんすか、

a.江戸時代から続く古い路地が岬の高台に通じて、面白そうだけど、まだよく分からないんで、このままバス通りをたどろう、

b.少し坂を登ればあっという間に赤穂御崎トオチャコ、

a.おお、ついに瀬戸内海がそれらしい広がり感を持って我らの眼前(ガンゼン)に展開するではないか、




b.大石名残の松もあります、というか、松はもう枯れて石碑を残すのみですが、

a.元禄14年(1701年)ここから海路(カイロ)、京都の山科へ向かったとある、そう言えば、大石神社って有ったなあ、京都市山科区の住宅街に、

b.ここでふるさとに別れを告げたわけですね、

a.船から振り返ったそうだ、ここに植わっていた松の枝ぶりを、二年後、討ち入りの責任をとって江戸で切腹、45歳の生涯か、

b.見晴らしの素晴らしい場所だけど、悲しい物語が隠されてたんすね、

a.このままこの細道をゆっくり行こう、海岸線にそって、

b.クルマは無理だし、歩くと距離あるし、自転車向きの道っす、

a.風の強い日は波しぶきのかかるほど海すれすれの遊歩道、

b.ふたつの海水浴場をむすぶ細道か、遊歩道の終点に駐車場があって、ここから急な坂を登って、これで旅も終わりですね、

a.いやいや、せっかくここまで来たんだし、少し離れた坂越(サゴシ)まで足をのばそう、自転車なら大した距離じゃない、

b.海岸線ずっとなぞるんすか、けっこうアップダウンあるんじゃ、

a.高いとこでも60m登るだけ、下りは何もしなくても進むし、そこまで行けばJR坂越駅も近いから、赤穂の駅までもどる必要もない、

b.眺めはどうなんすか、

a.木々が邪魔して7〜8割は見晴らせないけど、途中、アース製薬の本社工場もあるし、

b.そんなの興味ないけど、赤穂が本社だったのか、アース製薬、

a.それに、坂越の町自体とても良いんだ、海辺にすてきな白い公園が広がり、古い家並みが残っていて、赤穂とはまた違った素朴な魅力がある、それに、坂越まで行けば、JR相生駅までそう遠くはないし、

b.ええ?、相生まで行くんすか、それだけは許してつかあさい、

a.でも、途中とんでもなくデカい火力発電所も見られるぞ、セガの名作「バーチャレーシング」のベイブリッジコースにクリソツ(=そっくり)な橋やトンネルもあるでよ、


YOUTUBEから「バーチャレーシング」ベイブリッジコース

b.「バーチャレーシング」なんか知らないし、もういいっす、

a.まあともかく、坂越(サゴシ)まで行ってみようじゃないか、そこでまた考えたらいい、

b.まあそこまで言われるんなら・・・

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2013年05月25日

赤穂の唐船山(日本低山第19位)


より大きな地図で 唐船山〜東浜公園 を表示

b.「日本低山ベスト20」ってあんだなあ、

a.全国から低い山自慢が集まって決着つけよやないかってコンテスト、なんか盛り上がらんな、

b.ちなみに、金メダルは大阪府の天保山(5m)、これから向かう唐船山(カラセンヤマ)は19mで全国19位、

a.昔のドキュメント番組、思い出したけど、それまでふつうの会社員だった夫が、ある日とつぜん富士山にとりつかれて、家の庭に大量の土砂を持ち込んで、自分だけのマイ富士を作り始めたそうだ、

b.奥さんが大変すね、

a.暗い顔してた、そりゃ暗くなるわな、楽しいのは本人だけやし、ご近所からは変人扱いされるし、つくる山もどんどんデカくなって、しまいに噴火口から煙まで吹き上げてた、

b.スピルバーグ監督の名作映画「未知との遭遇」みたいや、

a.あの山もスゴかったなあ、

b.UFOを目撃した主人公の男が、ある山の形に取り付かれて、とうとう部屋の中に土砂や樹木を持ち込んで不眠不休で山を作り始める、

a.それがデビルズタワーっていうアメリカに実在する山だったと、今じゃその映画のおかげで年間40万人が訪れる観光名所らしい、

デビルズタワー


「未知との遭遇」後半部分から


b.日本じゃあり得ない奇妙な形だなあ、一度実物見てみたいもんや、

a.これなら珍しがってUFOも観光目的で着陸するかも、

b.アメリカ先住民族によると、熊の爪とぎでこの深いタテ筋ができたとか、

a.ところで、これから向かう唐船山は、

b.これも伝説があって、むかし中国からやってきた船がここで財宝と共に沈んで山になったそうです、

a.船は船でも宇宙の船かもしれんな、

b.「バカげた話ほど真実に近い」って言いますからね、

a.だれが言ったんや、

b.適当に思いつきで、

a.しかし、のんびりしてるな、われわれの旅も、

b.もはや歩くスピードに限りなく近づいております、

a.そんでエエ、まずは千種川(チグサガワ)にかかる最後の橋「赤穂海浜(カイヒン)大橋」を渡ってまいろう、

b.もう川も海ですね、ここまで来ると、

a.正面に見えるのは小豆島か、山高そうやな、

赤穂海浜(カイヒン)大橋からのながめ

b.左手、河口あたりに見える森が唐船山(カラセンヤマ)では、

a.そのようじゃな、千種川左岸の最終ポイントが唐船山って事か、

a.堤防に沿って鳥や貝や魚やいろんな絵も並んでます、

b.ココロ豊かになる、



a.絵に使ったこの小石もきっとこの川のやろな、

b.やりますね、赤穂市、

a.それにしても、達成感の「た」の字もないな、標高19メートルでは、

唐船山(からせんやま)

b.それは仕方ないっす、でも、これから向かおうとする赤穂御崎が前方に見えてます、

a.赤穂御崎(アコウミサキ)も夕日の美しいベスト何とかに選ばれてたんじゃ、

b.日本の夕陽百選、っていうらしいっす、

a.いろんなランキングがあるんだなあ、

b.じゃあそちらへ向かいますか、赤穂御崎へ、

a.さっきの橋まで引き返してと、めんどうやな、

b.ここ唐船山から海岸づたいに行けたらいいのに、

a.塩田跡地が県立公園になってて、コレが邪魔しとる、ここがもう少し赤穂市と柔軟に協力し合えば、すんなり自転車で海岸線も走れるし、唐船山にヒトも呼べるし、もっともっと雰囲気良くなるのに、

b.公園内も自転車で走れたら良い、これだけ広い敷地で自転車禁止はどうも、アタマ堅過ぎ、

a.というわけで、われわれは来た道を引き返し、かつて本丸にあったと言われる赤穂高校を右に見ながら32号線と並行に進もう、

b.32号線じゃないんすか、

a.それでもいいけど、高校にそって生活道路が走ってるんで、こっちの方が味わいあって良い、

b.で、交差点にサークルKサンクス、

a.サンクスと言えばシェリエ・ドルチェシリーズ、そのイタリアン・エスプレッソにストローさしてチュウチュウしてえなあ、

b.じゃあサンドイッチも一緒にお願いします、でもどこで食べます?

a.すぐ先の東浜公園がベスト、

b.おお、この公園も素晴らしいっすね、

東浜公園

a.アートしておるなあ、奥の方には子供連れの家族が楽しめるような遊具も工夫されてるようだ、

b.やりますね、赤穂市、これも大石内蔵助(クラノスケ)効果っすか、

a.クラノスケ効果やもしれんな、恐るべしクラノスケ効果!!

b.なんか何度も言いたくなる、

a.クラノスケパワーというのもあるぞ、どんなパワーか知らんが、


アマゾンさんでも売っていたとは知らなんだ!

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2013年05月24日

赤穂城下ゆるゆると


より大きな地図で 赤穂城下 を表示

足つぼマッサージもできる塩屋公園

b.どこかしら都会的な雰囲気ただよう塩屋公園から始める今回のコースは、

a.赤穂城や赤穂御崎といったごく当たり前の観光コース、

b.それでいいんすか、せっかくユニークな道えらんで来たのに、

a.それもそうやなあ、ただこのふたつは赤穂の顔だし、やっぱ外せないやろ、

b.それもそうっすね、

a.そんじゃあ、のんびり行くとしようか、

b.歴史ある城下町ならではの複雑な路地の連続、

a.空襲で焼けなかったようだ、

b.姫路市は二度も空襲されて市街地は丸焼けになりましたが、赤穂の町はどうやら難をのがれたようですね、

a.彦根の城下町を思い出す、なぜだろう、

b.彦根は小規模とはいえ7回も空襲されてますが、

a.水が豊かなせいかな、

b.赤穂線の下をくぐる感じが戦後からそのまんまで、ムードあるなあ、

a.赤穂線をくぐると、さっきより一段と歴史的な町並み、

b.道が細いからクルマも幹線道路に集中するし、すごく静かで落ち着いた雰囲気、

また行こうココロ静かな城下町

a.これら細い路地すべて自転車で覚えたいなあ、それぞれに持ち味あるやろし、

b.でも、多くの観光客はピンポイントで赤穂城を見て、あとはクルマやバスで移動っていうのが定番みたいっす、

a.それは残念な話じゃ、城の周囲にも美味しい場所がたくさんあるというのに、

b.でも、この複雑な路地相手じゃ、カーナビ混乱するやも、

a.忠臣蔵のおかげで全国から観光客の絶えない赤穂の町、外からヒトがどんどん入ってきて空気が良い方に入れ替わって、良い町がさらに良くなっていく、

b.さて、赤穂のお城というか、それを取り巻くお堀の水や立派な石垣が見えて参りました、

a.お城は良いなあ、お城好きの春風亭昇太さんじゃないけど、

b.それにここは海が近いから堀の規模もデカいや、

a.現在の赤穂高校が城の本丸に建ってたとは、昭和3年から昭和56年まで、こりゃ驚いた、

学園だった昭和初期の赤穂城

b.そういえば、そうめん&しょうゆの町、「龍野(たつの)」も、昔はお城が女学校だったとか、

a.生徒みんな賢くなりそうやなあ、こんなとこで勉強したら、自然と、

b.明治政府の廃城令で、多くの城が学校などに転用されたようですね、

a.現在は逆に復元しようってか、

b.そのようです、

a.「それ自体よりその周囲がもっとおいしい」という定理によって、この赤穂城も本丸の外側がより楽しい、

b.人もほんと来ないすね、お堀と石垣にそってこんな静かな散歩道があるっていうのに、

a.一周できないのが残念だけど、半周して南の水手門から運動公園に抜けることもできる、

b.運動公園も樹木豊かで気持ち良いっすね、

a.クルマの多いバス通りぞいの真新しい遊歩道も直線ながらなかなか風情がある、その先にある市立歴史博物館も当時の塩蔵をイメージした外観が、城の一部のようで見事なり、この城にかける赤穂市の情熱が伝わってくるようじゃ、

さりげなく風情ただよう遊歩道

市立歴史博物館

b.城のとなりは忠臣蔵ゆかりの大石神社もあるし、

a.ここで一句、「内蔵助(クラノスケ)効果で富める赤穂かな」、

b.しかし、これも読めませんねえ、なんで「内蔵助」が「クラノスケ」なのか、

a.ガラパゴス携帯ならぬ、ガラパゴス漢字やな、

b.島国ならではの特殊な文化事情なんすかねえ、内輪で分かればそれで良いっていうような、

a.だから、そんな国のアニメやクルマが世界に通用するってこと自体、逆にスゴイと感心してしまう、

b.クルマはまだしも、アニメなんてそもそも外国意識しないで作ってるんやし、それが世界的に受けるってどういう事なんすか、いったい、

a.分かりやすい一面もあるって事やろ、人々に分け隔てなく分かってもらおうっていうサービス精神、

b.漢字じゃない所のひらがな文化ですか、

a.おおざっぱやけど、そんな二面性があるんやろな、きっとこの国には、


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