アフィリエイト広告を利用しています

2013年06月15日

北びわ湖ながめ鴨(カモ)川上流へ

こちらから大きな画像をご覧いただけます
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;273D9DFE-A293-49CD-A3E7-DA0921086C60

b.ひたすらまっすぐで少し退屈な県道333号線、通称「湖周道路」、

a.もうちょっとイメージ豊かなネーミングないかなあ、

b.水鳥観察センターがそばにあるし、水鳥街道とか、

a.うーん、もうちょっと、

b.白鳥も渡って来るし、スワンロードは、

a.それにしよう、

b.じゃあ、このスワンロードをまっすぐ、

a.すぐ横に、道の駅「しんあさひ風車村」もあるけど、一回行ったしもういいか、

b.琵琶湖大橋あたりより、何倍も広いんですね、湖面が、

a.いちばんクビレた部分と、いちばん広いエリア、別の湖のような、

b.そんな広々したエリアを流れる川もやはり広々してますが、

a.水鳥が集まってるな、シラサギとアオサギの混成チーム、



b.美味い魚が泳いでるんだなあ、

a.対岸の野洲川につぐ大きさの安曇川(アドガワ)、

b.ところで、大小700近い河川が日々土砂を流し込むのに、なんで琵琶湖は埋まらないんすか、

a.ふつうならとっくの昔に土砂で埋まってるはずなんだけど、そのぶん湖底が沈むので、いつまでも琵琶湖のすがたを保ってるらしい、世界的にも珍しい400万年つづくゴダイゴ、いや古代湖、

b.対岸のあの山の向こうは近江八幡の町並みか、



a.広いだけでありがたい気分になる、岸辺は一面クローバーだし、「空色と水色のみのクローバー」、

b.この道はあの岬(ミサキ)へ続くんすか、



a.そうだけど、岬のあたりはクルマといっしょに走らにゃならんし、思い切って右手から林道で山を越えてあの岬の向こう側へ回り込もう、



b.前方の森は、川岸ですか、

a.うん、「細長い森のようだな川堤(かわづつみ)」、森のようにも見える鴨川(カモガワ)の堤防、これにそって上流へ向かおう、

b.この川の水源あたりにガリバー青少年旅行村があるけど、何でガリバーなんすか、

a.そういえば、JR近江高島駅の前にもガリバーのオブジェがあったな、さっそく調べてくれたまえ、

b.エーなになに、複雑ないきさつですねえ、まずガリバー旅行記の作者スイフト氏がアイルランド生まれで、じゃあ何でアイルランドかって言うと、司馬遼太郎氏の著作「街道をゆく」がここで始まり、アイルランドで終わったから、と、そういうことらしいです、

a.司馬遼太郎つながりとは、知らんかった、しかし、アイリッシュパークもすてきな建物だったなあ、今回ルートからはずれたけど、

b.琵琶湖のそばだし、図書館も入ってるし、こんなすてきな公民館で読書したら、司馬遼太郎をこえる文豪がいずれ登場しても不思議じゃないっすね、

a.そうだなあ、ところで、「街道を行く」って何巻出てるんだ?

b.そんなことも知らんのですか、

a.恥ずかしながら一度も読んだことない、

b.じゃあさっそく調べましょう、なな、なんと43巻、アイルランドは「愛蘭土紀行」の1と2に登場してますね、

a.「愛蘭土紀行」か、漢字だらけやな、

b.そこに食いつきますか、

a.まあ興味のポイントはヒトぞれぞれ、それより、こちとらチャリンコで急がしんでい、

b.でもせめて、この土地ゆかりの第一巻目だけでも紹介しときましょう、

街道をゆく (1) (朝日文芸文庫)

新品価格
¥525から
(2013/6/15 12:45時点)




ウィキペディアから「街道を行く」第一巻第一章の解説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%96%E8%A5%BF%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%A1

a.おお、ウィキペディアには第一巻第一章の解説まであるぜよ、俺もそろそろ本読もかなあ、

b.そうこうするうち、しだいに、山も高く森も深くなってまいりました、

a.それにつれて、鴨川(カモガワ)も音が聞こえるほど白い急流に、



b.じわじわ続くゆるい登りに鼓動は速く、チャリ遅く、

a.ここでひと休みしよう、川から良い風が吹いてくる、

b.「深山(ミヤマ)から川を流れるうまい風」、


より大きな地図で しんあさひ風車村から鴨川上流へ を表示




2013年06月14日

特急にチャリンコ乗せて北びわ湖

こちらから大きな画像をご覧になれます、
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;B1ECB9F0-2E4B-47DC-9D35-E0A0EFBB0229



b.こんな角度からながめると、京都の町も田舎に見えますね、

a.左に比叡山の山並み、正面は全国高校駅伝でおなじみの西京極陸上競技場、嵐山から流れてきた桂川が手前に流れてるけど、見えないか、

b.いかん、こうしてる場合じゃありません、びわ湖行きの特急に遅れてしまう、

a.それを早く言わんか、ああせわしないなあ、日頃のんびりやってるから、

b.ああ、ギリギリセーフ、なんとか間に合った、

a.近江今津なら普通電車でも良かったのに、



b.一度でいいから特急で行ってみたかったんす、JR湖西線(こせいせん)はびわ湖の眺めもいいから、

a.特急サンダーバードか、自由席だし座れて良かった、

b.意外と空いてますね、

a.ところで、今回の日付は、

b.2010年5月30日、カメラはオリンパスのミュー1050SW、

a.1.5mから落としても、壊れないってタフなやつ、

b.ホントすか、

a.自転車に乗ってる時、アスファルトに落下したけど、まったく問題なし、カメラ本体は少し傷いったけど、

b.今どうなってるすかねえ、「ミュー」シリーズって、

a.これは2008年発売だから、もうないだろうけど、

b.むかしはオリンパスと言えば「ミュー」ってほどコンパクトカメラの中心的存在でした、

a.フィルムカメラ時代から小型で雨にも強いカメラだったけど、そう言えば、写真家の森山大道(ダイドウ)さんが大阪の街、コレで撮影して写真集作ってたなあ、たぶん「大阪+」かと、

アマゾンで購入できる森山大道さんの写真集&著作


b.知らなかったけど「ミュー」って製品名それ自体がもう無いんすね、そのかわり、スタイラスTGー2ってすごいアウトドアカメラが登場してます、今年の冬に、

a.必要ないけど欲しくなった、YouTubeからイメージムービーだけでも埋め込んでおこう、



OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS TG-2 レッド 1200万画素CMOS 15m防水 2.1m耐落下衝撃性能 -10℃耐低温 100kgf耐荷重 TG-2 RED

新品価格
¥37,314から
(2013/6/14 11:46時点)




b.有機ELディスプレイ、GPS搭載、35mmフィルム換算で25mmからの広角4倍ズーム、フィッシュアイのレンズコンバーター、ラーメンでいう全部乗せ、

a.そうこうするあいだに、近江今津駅とおちゃこ、

b.さすがにココまで来ると、なにやら北国の雰囲気、

a.雪のせいで路面もじわじわダメージ受けてるような、

b.道の雪を溶かすスプリンクラーも埋め込まれてますし、

a.さすが雪国、本格仕様じゃな、

b.駅前にいきなりステキな喫茶店と思ったら、これは、



a.琵琶湖就航の歌資料館、漢字だらけやな、ついでに、「の」も漢字にして、「琵琶湖就航之歌資料館」、これでどうや、

b.「どうや」って言われても、

a.どんな歌やったか、さっそくYouTubeで流してみよう、



b.合唱にオーケストラがついて、クラシック音楽みたいっす、

a.的確にポイントおさえたスライドショーも決まってるねえ、

b.ココまでやられたら、我々の出番もないっす、ほなさいなら、閉店ガラガラ、

a.ちょっと待っちくりい、こっちはこっちで地味にやらしてもらうわ、

b.資料館のすぐ先は観光船のりば、雪深い冬は閉鎖になるのか、



a.10年以上も昔、おっ母さんと長浜から竹生島(チクブシマ)渡ったとき、自転車旅の若者二人が、チャリンコ乗っけて観光船でショートカットしてた、琵琶湖一周だったのか、他のルートだったのか、彼らは今も走って続けているだろうか、

b.確かにそうとう近道ですね、琵琶湖もいちばん北は入り江が入り組んで坂も多いし、思った以上に距離がある、

a.ここからだと、竹生島はすぐそこだなあ、

b.琵琶湖も北に来ると、この小島がいつも湖面にそれとなく見えてる、

a.「湖北なら、ちょこんと浮かぶ竹生島(チクブシマ)」、

b.「湖南なら、おむすび山の近江富士」、

a.江戸時代は灯台の役目も果たしたであろう常夜灯、



b.強風や吹雪に負けないよう、土台からしっかり作られてますね、堅田の灯台より頑丈(ガンジョウ)そうだ、

a.「常夜灯、堅固に照らす湖北かな」、

b.「どこからも可愛く見える竹生島」、


2013年06月13日

安土から老蘇森(おいそのもり)や蒲生野(がもうの)へ

こちらから大きい画像をご覧いただけます
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;3F22D9E2-9402-4263-8CE4-30D68828DF36

a.考古博物館から100mにも満たない峠を越えて、まず見えてくるのは万葉集に詠まれた老蘇森(オイソノモリ)ではなく、

b.全国どこで見てもそれと分かる、地域を貫く新幹線、それと平行にのびる現代の中山道(ナカセンドウ)、国道8号線、

a.そして、当時は雪見だいふくのドデカい看板が目を引いていたロッテの大工場、

b.万葉集とは似ても似つかないエリアになってしまいました、

a.雪見だいふくやクーリッシュの他に、トッポやパイの実も作ってるのか、この工場、

b.所で、老蘇森(オイソノモリ)はどこ行っちまったんすか、

a.ロッテのとなりにあるニチユの工場にそって回り込むと見えて来たやろ、



b.はあ、しかし、期待したのと全然ちがいますね、近所にいくらでもありますよ、こんな森、

a.大昔は人が住めないほどの水びたし、そこに木を植えたら神の力で大森林になり、人が住み、大街道が村を貫き、新幹線が通り、トッポや雪見だいふくまで作られるようになった、ありがたいと思わんのか、ありがたいと、

b.トッポよりポッキーが好きだし、「雪見だいふく」もベタベタしてあまり、でも、クーリッシュは手が汚れないから好きです、

a.そういうことじゃない、分からんやつやなあ、趣旨を読みとらんか、話しの趣旨を、



b.しかし、老蘇森(オイソノモリ)にあるのに、なんで老蘇神社じゃなく奥石神社なんすか、

a.わからん、しらべてくれ、

b.えーなになに、「奥石」とかいて「おいそ」と読ますらしいっす、

a.日本語むつかしいなあ、そこで一句、「奥石(オクイシ)も老蘇(オイソ)も同じ深い森」、さてと、神社の鳥居から犬に吠えられながら、正面の細道をまっすぐ行ってみるか、

b.自転車なら何とか行けそうな道が山ふところの田園をぬって伸びてますね、

a.なんとか道も途切れずに行けそやな、

b.しばらく進むと右前方にこんもりとした森というか小さな丘が見えてきました、

a.40mにも満たない舟岡山、

b.ここにも神社がある、

a.阿賀神社か、しかし、このすぐ近くの太郎坊宮も同じ阿賀神社では、

b.里宮・奥宮の関係らしいっす、

a.なるほど、太郎坊宮(ボウグウ)はきつい山の中腹だから、足の悪いじいちゃん・ばあちゃんも日頃からお参りできるよう、やさしい丘にもうひとつ設けてあるのか、やるなあ、

b.ここも万葉集に詠(ヨ)まれてるんすね、

a.古代から拓(ヒラ)けてたんだなあ、

b.「蒲生野」と書いて「がもうの」と読むそうです、

a.ユニークな響きやなあ「ガモーノ」、バロック音楽に「ラモー」って作曲家がいるけど、

b.もちろん無関係です、

a.しかし、せっかくや、語感が似てるし、YouTubeからラモーのチェンバロでも流そうや、

b.しょうがないなあ、ついでにちゃっかり営業もしちゃいましょう、アマゾンさんからラモーのクラブサン(=チェンバロ)名曲集のCD、全曲試聴OK、YouTubeで流れる「タンブラン」は4曲目に入ってます、

タンブラン~ラモー:クラヴサン曲集

新品価格
¥1,572から
(2013/6/13 19:59時点)




YOUTUBEからラモーのチェンバロをどうぞ、



a.ご苦労はん、ところで、コレもバブル経済華やかなりし頃の産物か、



b.見事な壁画ですね、

a.コレが歌に詠まれた蒲生野(ガモウノ)、その想像図か、

b.ここで一句お願いします、

a.「蒲生野(ガモウノ)に響けラモーのクラブサン」、現代風でインターナショナルな俳句やろ、

b.まあ、コメントのしようもありませんが、ここ船岡山、「万葉の森」からいずこへ、

a.そろそろくたびれたし、JRびわ湖線方面へそれとなく向かおう、クルマのより少ない雰囲気の良い道を選びつつ、

b.じゃあ、にぎやかな近江八幡よりその次の篠原の駅を目指しますか、

a.それがベターじゃな、

b.じゃあ、雪野山と瓶割山(カメワリヤマ)の間を抜けていきましょう、

a.うむ、良きに計らえ、

b.どうしたんすか、飽きちゃったんすか、

a.前半、飛ばしたせいか、だんだん疲れが溜まってきた、

b.そういえば、カメラ取り出す回数もずいぶん減ったような、でも、もうあと少し、あの日野菜(ヒノナ)で有名な日野川が見えてきたら、篠原の駅はすぐそこです、

a.おお、こんな人気(ヒトケ)のない川のほとりに、昔は中山道が走っていたのか、

b.かつてはここで日野川を渡ったんすね、



a.浮世絵の鮮やかな青いグラデーション見てたら元気が出てきたぞ、

b.じゃあ疲労回復の一句をどうぞ、

a.「日野川の広重ブルー活気づく」、


より大きな地図で 老蘇森から蒲生野をへてJR篠原駅へ を表示



2013年06月12日

西の湖とびわ湖で冷やせ夏の風

こちらから大きな画像をご覧いただけます
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;5E8894AA-4329-4437-9E0C-1A203C96E8DF

a.「地面まできれいな瓦(カワラ)ミュージアム」、

b.かわらミュージアムのよそ行きな雰囲気もいいけど、すぐ横の八幡堀の風情も悪くないですね、



a.ざっくりした石垣に草が生い茂り、八幡堀には古風な橋、悪くないというよりも、良いねえ、大正時代の小説家が今にも橋を渡りそうな、

b.浴衣(ユカタ)姿に麦わら帽、うちわ片手にステッキついて、

a.こんな八幡堀も1970年代にはゴミだらけで埋め立て寸前の状態、ホントつぶさなくて良かったなあ、

b.ところで、ここからどう向かいましょう、

a.あの橋わたって正面の山すそを進もう、ちょっとかげりあるけど、歴史を感じる細道が北につづいてる、

b.つい数年前までけっこう規模の大きなプールがありましたね、あの辺、

a.ウォータースライダーまであったのに、更地(サラチになって跡形もないな、

b.このヴォーリズ記念病院もステキな外観ですね、



a.病院イヤやけど、どうしても入れって言われたらココかな、

b.さて26号線を少し北上して右折すると、信長もお気に入りの西の湖エリア、突き当たりでサイクリングロードに合流するけど、この自転車道、近江八幡の駅から続いてるんすか、

a.いや、駅からちょっと離れた白鳥川からそれとなく始まるんで、スタート地点が分かりにくい、

b.「びわ湖よし笛ロード」っていうのか、素晴らしいネーミングやなあ、その他オススメ自転車ルートなども紹介されてる近江八幡自転車プロジェクトのサイトはコチラからどうぞ、

http://siga.jp/cycle/root/yoshibue.php

a.ああ、行きてえなあ、近江八幡くんだり、

b.「くんだり」とは?

a.「下り」と書いて「クンダリ」、遠く離れた場所のこと、

b.くんだりか、確かに岡山県から行くならクンダリっすね、近江八幡、

a.京都住んでた時も、けっこうクンダリやったし、岡山ならなおさらクンダリ、

b.ただクンダリって言いたいだけやないすか、

a.この西の湖、冬は寒くてなあ、北風が湖面からもろ吹き込んできて、けっこう時雨(シグレ)れたりするし、

b.日本地図で見てもこの辺クビレてますもんね、列島が、

a.極端に言ったらびわ湖のすぐ北はもう日本海やで、どないしてくれるんや、

b.そのかわり夏は涼しいと、



a.びわ湖と西の湖のダブル冷却じゃ、最高気温30度くらいなら長袖がちょうどいいくらい、

b.おまけに広い田畑や山林もあるから、トリプル冷却ですね、

a.うむ、そういうわけで、とりわけ夏は近江が恋しい、

b.ちなみに、このままよし笛ロードをなぞればいいんすか、

a.そうだなあ、安土駅から帰るならそれでもいいけど、もう少し走りたいし、安土城の前をかすめて近江風土記の丘から山すそを南下しよう、

b.安土城も考古博物館も観ないんすか、

a.うん、どちらも素晴らしいけど、今回はパスじゃ、

b.どう素晴らしいんすか、

a.安土城はけっこう高低差があって、深い森の中も歩けるし、ざっくりした石垣も見応えがある、頂上からの見晴らしも良いし、

b.考古博物館は?

a.変な話だけど、館内の中庭が明るく落ち着いて良かった、それから正面入り口まえの広場に作られたさり気ないスロープも見事だったなあ、あんな凝った工事、バブル時代じゃなきゃ出来ないんでないの、博物館の建物自体もゼルダの伝説に出てきそうでかっこいいし、力作でござるなあ、維持管理費で赤字覚悟かしれないけど、

b.そんじゃあ、このまま素通りということで、このまま山裾を南下すると、峠のような上り道が、

a.そのままこのミニ峠を越えよう、ここはクルマも少なく、見晴らしも良い、ちょっと息切れるけどオススメの道、

b.60mくらい登ればけっこうな見晴らしなんすね、



a.右端がロープウェイでびわ湖も見晴らせる八幡山、その左、少し奥まって見えるのは岡山、

b.そういえば、ふたつとも山城なんすね、安土城もとなり町やし、

a.人々の行き交うところ、市(イチ)も立てば戦(イクサ)も起こる、

b.近江商人はあきない、戦国武将はたたかう、

a.そこで一句、「ヒトうごき市(イチ)や戦(イクサ)の近江かな」、


より大きな地図で かわらミュージアム〜西の湖〜近江風土記の丘 を表示



2013年06月11日

近江なら八幡堀のあたりかな

コチラから大きい画像でご覧いただけます
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;3B5287D0-EAC0-4683-9CD0-72D1328710A2



b.城山へ登るロープウェイもうっすら見えるほど、近江八幡の歴史的町並みが近づいてまいりました、

a.きょうはとりわけ空が澄(ス)んでるな、

b.お盆で帰省中の人々を歓迎するような快晴、

a.「帰省してお盆の空は晴れ渡り」、

b.あの八幡山の麓(フモト)へ向かえばいいんすね、白鳥川を渡って、

a.いかにも、ただ観光ルートから少しはずれた青根天満宮へ参ろう、

b.そのココロは?

a.そこから八幡山の頂上を目指すんじゃ、

b.ロープウェイがあるのにわざわざ歩いて登るんすか、

a.ロープウェイは一度乗ったから、今度は歩いて登りたい、

b.じゃあ、とにかく行ってみますか、

a.いきなり鬱蒼(ウッソウ)とした森の中、でも涼しくて夏は快適だ、



b.デカい杉ですねえ、

a.樹齢3百年から4百年か、

b.ところで、「青根」って変わった名前ですね、近所にそんな地名もないし、

a.黄金伝説で有名な青根長者が1005年、京都北野天満宮の分社をここに建てたそうだが、いったいそれが何者なのか、どんな伝説なのか、あまりハッキリ分からんのじゃ、ウェブで調べても、

b.まあ長者って言うくらいだからお金持ちだったんでしょうね、

a.まあ神社を建立(コンリュウ)するほどだから、財力はあるんだろうけど、

b.まあ近江商人と言うことにしときますか、

a.そうだな、ここ近江八幡は近江商人の本拠地だし、そうしとこう、

b.で、ここから八幡山へ登るわけですが、

a.とりあえず、道らしいのが続いてるから、歩いて行こう、

b.すごい蜘蛛の巣ですね、

a.こりゃ誰も歩いてないな、

b.等間隔に石仏が置かれて一巡(イチジュン)できるようですが、

a.どうも、登れそうにないな、ほれ、けっきょく青根神社まいもどった、ジャンジャン、

b.あきらめますか、

a.そうだな、デカい杉にも出会えたし、伸び放題の竹林も神秘的だったし、これはコレで良しとするか、



b.タイムリーは打てなかったけど、犠牲フライでとりあえず一点、ということで、つぎはどちらへ、

a.ここまで来たら、八幡堀(ハチマンボリ)以外どこがあるというのだ、いやどこもない(反語)、

b.なぜかいつにもまして静かですね、八幡堀全体が、



a.お盆休みだからなあ、空気も静かでキレイなんだなあ、

b.「盆休み、静かキレイな朝の風」、

a.何年前だったか、堀のすぐ横を歩いてたら、白蛇が泳いでたんだ、クネクネと、大丈夫だったかなあ、

b.自分に聞かれても、

a.ヘビって泳げるのか、

b.さあ、調べますか、ひまだし、え〜泳げます、それもけっこう達者だそうです、

a.だったら心配ない、どこかの岸に上がってステキな恋をして、幸せな家庭を築いたにちがいない、

bそれはそうと、観光客もいつもより少ないような、

a.みんなお墓参りしてるのか、あるいは遠く海外で羽根伸ばしてんのか、

b.八幡山はもういいんすか、登らなくて、ロープウェイありますけど、

a.それより、瓦(カワラ)ミュージアムへ行こう、

b.ここも八幡堀とセットで無くてはならないステキな空間ですね、

a.建物の中に入ったのは一度きりだけど、全国でも珍しい、かわら専門の展示館、

b.重いかわらを船につんで、この八幡堀からびわ湖を南下して、京都へ向かったんだな、きっと、

a.「ずっしりとびわ湖をわたる瓦舟(カワラブネ)」、

b.通路の足下にも舗装用に瓦が埋め込まれて新鮮な気分です、



a.石畳の道は見たことあるけど、カワラを道に敷き詰めるのは珍しい、なにより美しい、

b.雨でぬかるむ林道で、スリップ防止用に砕いたカワラ敷き詰めるのと大きな違いですね、

a.美しさが違うなあ、同じカワラなのに、

b.じゃあ、そういうことで、今回は地面まで美しいここ瓦ミュージアムでお開きとします、


より大きな地図で 八幡堀周辺 を表示


2013年06月10日

自転車は日野川越えて北東へ

こちらから大きな画像をご覧いただけます
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;0B443B56-1FF1-499B-BAC6-12981E95DAA0

b.どうやら我々は、近江八幡へ向かって北東へ進んでるようです、

a.ということは、そろそろ日野川を渡る橋が見えてくるころ、

b.遠くに見える堤防らしき土の盛り上がり、あれが日野川か、

a.新しい橋になるんか、交通量の多い県道2号線はさすがに豪華やな、



b.自転車・歩行者用の道幅もタップリ、

a.昭和初期に作られた古い橋やトンネル、幹線道路はすべて現在のクルマ社会にはせまくて危なすぎるもんな、

b.正面にちらっと近江富士の山影も、

a.円錐形(エンスイケイ)だから、どの角度からもハッキリそれと分かる、近江富士こと三上山(ミカミヤマ)、標高432m、ところで、今渡ろうとしてる日野川、この「日野」って、日野菜の「日野」なのか?

b.そのようです、ウィキペディアによりますと、室町時代にこの上流で偶然発見された野菜で、その美味しさから全国的に広まった野菜だそうです、

a.じゃあ、せっかくだし日野川を見ながらの営業タイム、よく分からんが、わてらも近江商人の端くれや、

b.日野菜(ヒノナ)といえば色鮮やかな浅漬けのイメージやけど、他に種や生野菜まで売ってますね、

京都のお漬物 国産 刻み日の菜(きざみひのは) 日野葉漬 京都産 京漬物・京つけもの

新品価格
¥400から
(2013/6/10 20:04時点)




日野菜かぶ (カブの種) 8ml

価格:155円
(2013/6/10 20:00時点)
感想(0件)




■特選野菜・果実 わけあり 日野菜■1ケース 約5kg■

価格:2,950円
(2013/6/10 20:01時点)
感想(0件)





a.「日野川や 日野菜(ヒノナ)そだてて びわ湖まで」、

b.今ながめてる日野川の下流域、何年もかけて大工事して、川幅を広げ堤防も築き直して、ようやく一段落したような、

a.工事前はもっと野趣に富んでた(=ワイルドだった)もんな、堤防の細道は草伸び放題で・・・ちなみに遠くの山並み、あの左端にツンと尖(トガ)ってるの、あれが比叡山(ヒエイザン)か、



b.そのようですね、西の愛宕山(アタゴヤマ)と並んで京都を代表する東の横綱、比叡山(ヒエイザン)、標高848m、あの山の向こうに京都の市街地が広がってるんすね、

a.「近江なら 西にそびえる 比叡山」、

b.じゃあそろそろ堤防を降りて、この旧道を行きますか、県道2号線と平行にすすむ、

a.それがいい、古い街道筋の雰囲気はいつ走っても心地良い、急ぐクルマは2号線が受け持ってくれるし、なおさら心静かに走れる、

b.街道筋の寺院は浄土真宗がほとんどやけど、木辺派(キベハ)って聞き慣れないすね、この地域だけかな、

a.このすぐそば、野洲川と日野川の中間あたりに、木部(キベ)って集落があって、そこの寺院に、親鸞上人(シンランショウニン)がしばらく滞在されて、集落の人々とも深い交流があったんで、それきっかけで木辺派が生まれたそうや、

コチラに詳しい物語が紹介されてます
http://homepage2.nifty.com/houjuji/kin.html

b.ここは中山道(ナカセンドウ)、京都へ通じる街道筋なんで、昔から様々なひとびとが行き交(カ)ってたんでしょうね、

a.それで、自然発生的に近江商人が生まれたんかなあ、

b.「青空に 誘われ歩く 夏近江」、

a.ああ、しばらく、時間気にせずのんびりさまよいたいなあ、琵琶湖あたり、

b.街道筋をしばらく進むと左手の視界が開けて、遠くにこんもり岡が見えてきました、



a.かつて城のあった岡山、標高102m、

b.戦前までは湖に浮かぶ小島だったんすね、万葉集にも詠(ヨ)まれた絶景ポイント、

a.その歌とは、

b.「秋風の日に異(ケ)に吹けば水茎(ミズクキ)の岡の木の葉も色づきにけり」、秋風が日に日に吹いて岡の木の葉も色づいたなあ、「水茎」は「岡」にかかる枕詞(マクラコトバ)ですね、

a.現在は城の周囲も干拓され、湖岸道路で岡もふたつに裂かれ、可哀想なことになってる、



より大きな地図で JR野洲駅から日野川を越えて を表示


2013年06月09日

青空の近江めざしてびわ湖線

コチラから大きな画像をご覧いただけます
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;0B443B56-1FF1-499B-BAC6-12981E95DAA0

b.このところ、梅雨のせいでスッキリした青空を何日も見てないような気がする、

a.気がするっていうか、事実スッキリ晴れないなあ、何日も、

b.こうなると抜けるような青空の下で自転車こぎたくなる、

a.とは言っても、自然は思いどおりに動かせんからなあ、せめてブログのなかで実現させてみよう、

b.というわけで、今回から舞台を滋賀県に移しまして、梅雨もとっくに明けた8月17日、

a.今から5年前の2008年、カメラはまだ水没前のキヤノン・パワーショットG7、

b.愛娘(マナムスメ)クロニャンに「気をつけて行って参ります」と留守番をお願いして、京都嵐山を朝9時に出発、まずは桂川にそってJR西大路駅を目指します、

今は亡き愛娘クロニャン

桂川サイクリングロードから愛宕山(あたごやま)をふりかえる

桂離宮は右端、正面に少年サッカー広場、その先に橋も、

a.そういえば、危ない事故あったなあ、西大路駅前で数年前、

b.新日本製薬の工場にあったドラム缶が破裂して、東海道本線と新幹線の線路、飛び越えて駐車場に落下、あわや大惨事という、

a.ところで、ワコールの本社ビルもそばにあって、地域貢献にとステキな広場が提供されていて、そこでいつもチャリンコ袋詰めしてた、駅から少しあるけど、

b.近所の小学生もこの広場を掃除したり、芝生に花を植えたり、

a.シンプルな広場だけど、心地よさがじわっと伝わってくる良い空間だったなあ、

b.しかし、西大路駅の駅舎は、かなり古びてきましたねえ、

a.これはこれで使い込んだ味があって好きやけど、そろそろリフォームの時期やろな、ただその前に緊急を要する大工事として、新幹線の高架のコンクリートの支柱、すべて金属はり付けて補強してたからなあ、駅舎の改装は後回しになったのかな、

b.それほどやばいんすか、新幹線の高架って、

a.まえ、テレビで土木建築の専門家が山陽新幹線には絶対乗らないと公言してたし、かなりヤバいんじゃねえの、どうも海砂の塩分でサビが進んで、鉄筋の強度がかなり落ちてるとか、

b.それでさりげなく、急ピッチで大工事してたのか、
ところで、この西大路駅には新快速、停まらないんじゃ、

a.新快速は混み合うんで、各駅停車で滋賀県入りするのがいい、次の京都駅で乗客の8〜9割降りちゃうから確実に座れるし、車内も空いてて清々(スガスガ)しい、時間もそんな違わんしなあ、景色見てたら、

b.「京都から トンネルふたつ びわ湖ゆき」、

a.「ひとつ目の トンネル抜けて 山科へ」、

b.進行方向右手に大都会、左手には小高い山すそに住宅が密集、

a.その小高い丘をつたって琵琶湖の水が哲学の道などへ流れ込んでる、

b.じゃあここも哲学の道みたいな風情ある場所なんすか、

a.琵琶湖の水あるところ風情あり、

b.山科駅を過ぎてほどなく、ふたつ目のトンネル、これを抜けたら琵琶湖、

a.サンドイッチのレタスやキュウリなど、音のする食べ物はトンネルのノイズに紛れて食べとこ、

b.ところで、今日はどの駅で降りるんすか、

a.野洲(ヤス)駅にしよう、ここでいつも5〜6分待たされるんで、早く自転車乗りたくて、結果、ここで降りることが多い、関西人は苛ち(イラチ=せっかち)やさけえなあ、

b.では、野洲駅から機動開始ということで、

a.なんせ5年まえのことで、どこをどう走ったか記憶もあやふやだけど、

b.当時の写真から推測するに、広々した田園を北へ向かってるようです、

a.Oh!なんたる広がり感、これぞ近江の夏!

「風吹いて、やはり近江の夏が良い」
「青山と青田を分けるびわ湖かな」


b.白い雲・青い空・風に揺れる稲穂(イナホ)・・・

2013年06月08日

岡宮天皇陵から高松塚古墳へ

こちらから大きな画像でご覧いただけます
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;DFB457BA-A155-40A5-B855-A3410CEF8FDA


b.ここから北を向くと、右に高取中学校、左に岡宮天皇陵が見えますが、

a.岡宮天皇陵に生(オ)い茂る樹木を愛(メ)でに行こう、

b.わずか20メートルほどの高台なのに、見晴らしが良い、



a.ゆるやかな谷の向こう側も良さそうだなあ、高台の家々が寄りそうように建っていて、

b.手前の傾斜地には田畑が広がり、典型的な里山の風景になっとります、

a.この岡宮天皇陵は実在しない天皇の墓で、じっさいは28歳でこの世を去ったプリンス(=皇太子)の墓らしい、今から1300年も昔のことだ、

b.そのころどんなだったか想像もつかないけど、意外に今と同じく、こんもりした樹木に囲まれ、ひっそりしていたのかも、

岡宮天皇陵

a.しかし、この細道も舗装こそされてるけど、その当時と同じカーブを描いてるんでしょうね、

b.峠と呼ぶにはあまりに緩やかな坂を越えると、時代劇に登場しそうな石灯籠&小さな祠(ほこら)、



a.正面の体育館風建物は、

b.高取国際高校のそれでしょう、

a.国際高校というからには、英語ペラペラなんやろな、

b.ひまだし、調べますか、

a.2005年に校名を変えてるぞ、それまでは、奈良県立高取高等学校、

b.国際と名乗るだけあって、英語教育に重点が置かれてますね、

a.Super English Language High School、略してSELHi(セルハイ)、文部科学省で2002年から始まったプロジェクトか、

b.「セルハイで英語得意な日本人」、「はいっ!」、

a.文科省のカルタにありそやな、

b.そんなセルハイなハイスクールを右に見ながら、あとはもう近鉄と併走して飛鳥駅へ着くばかり、

a.さすがに明日香村めぐりの拠点だけあって、駅前のバス停からして古代を模した力作、

古代風バス停

b.この辺の学生も幸せですね、チャリンコチョイ乗りするだけで、日本人のこころのふる里、ひと巡(メグ)りできるんだから、

a.幸せにも程(ホド)があるな、もっとも中高生はもっと都会に憧れるかもしれんが、

b.さて、時間の余裕も少しあるし、その辺ぶらっとしますか、

a.じゃあ高松塚古墳へGO!ところで、石室内のあの壁画どうなったんだろな、

b.外に運び出して地道に修復作業が続けられているとか、

a.この小さな古墳きっかけで、国営公園が出来たんだからすげえ、

b.県立公園ならありふれてるけど、国営公園ってホント聞きませんもんね、

a.全国に17個しかないのか、

b.あずま屋からしてゴージャス、

ゴージャスなあずま屋

a.ゴージャス松野か、

b.ひさしぶりですね、どうしてるのかな、ゴージャス松野、

a.昨年、お坊さんになって、うつ病も治りつつある様子、プロレス続けて11年目、52歳、

b.ゴージャスっていうか、ユニークですね、何とかして芸能界で生き残ろうという気迫すら感じられる、

a.福島県出身ということで、昨年は「東日本大震災復興イベント〜がんばろう福島〜ゴージャス松野10周年ゴージャスナイト」を地元福島市で開催、プロレスラーとしても大きな区切り年だったようだ、

b.というわけで、このゴージャスなアズマ屋でゴージャス松野さんの話をしとりますが、

a.今回はコレでおしまいにしよう、距離も短いし、高低差もほとんどないし、普段着の景色がつづく日帰り旅だったけど、コレはコレで地味に楽しい、

b.じゃあそういうことで、このゴージャズな国営飛鳥歴史公園からお別れします、

2013年06月07日

曽我川に光雲禅寺、水平社

こちらから大きな画像をご覧いただけます。
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;BBA5E8DD-2EAE-4953-9939-BDC1A51738CE

b.今いる所は、奈良県橿原(カシハラ)市の一町(カズチョウ)、

a.公民館にしてはちょっとステキな常門会館の前に置かれた花時計、



b.何年ぶりだろう、花時計見るなんて、

a.素朴でこじんまりしてて良い、

b.一町(カズチョウ)の村にそって流れる曽我川、

a.たぶん梅雨入り前に、住民総出で川の草刈りやゴミ拾いするんだろうな、

b.弥生時代からほとんど変わってないんでしょうね、この川のながめは、

a.雰囲気良いから、このまま川ぞいに行こう、

b.左右から丘がせまって田畑をせばめて来ました、

a.そんなおり、左手にひときわ印象的なお寺の屋根が、

b.行ってみますか、

a.うむ、

b.お寺の手前にはコレまた印象的な杉の老木も、

a.厄除杉(ヤクヨケスギ)か、1000年近い樹齢の御神木(ゴシンボク)、かつては木の根本に瑠璃(ルリ)の井戸もあったそうだ、

b.いかにもそれらしい神がかった枝ぶり、

a.で、その横の参道をのぼると、光雲禅寺(コウウンゼンジ)、

b.小ぶりながらも、鐘つき堂を兼ねた立派な山門、

a.山門をくぐって振り返ると、川向かいの小山がちょうど背景に収まって良い眺めだなあ、



b.この石像も味わいありますね、アタマとんがってるし、



a.おぼっちゃま君もアタマとんがってなかったか、



b.そういえば、とんがってるとばい、しばらく見てなかったから、すっかり忘れてしまったとでしゅよ、

a.ここには水平社博物館もある、ここが発祥の地なのか?

b.部落解放運動の原動力となった水平社の中心人物、西光万吉(サイコウマンキチ)氏の生まれが、この向かいの西光寺、1980年代に宅地開発などと合わせて水平社の記念を残そうという動きで博物館も建てられたようです、

a.それでこの一帯が公園のように整備されてたのか、いろいろと調べて見るもんじゃな、

b.このエリアは西の御所市からJRや幹線道路が来ているので、少しにぎわいを見せてますが、

a.そういう場所には決まって、古代から熟成された美味しい道がゆるゆるカーブを描いているはずだが、

b.これですかね、散髪屋さんのあるこの通り、

a.「飛び出し注意」のトトロもお出迎えじゃ、

b.この一角も味ありますね、

a.しかし、自分でもビックリするけどよくここまで寄って撮影したもんだ、

b.ドアノブあたりの使い込んだ感じまで写ってます、

a.今よりきちんと撮影してるよなあ、デジカメの性能はイマイチだったけど、心がこもってる、自分で言うのもなんだけど、

b.8年前の写真か・・・ところで、この旧道を進むと、右手から近鉄吉野線が近づいてきて、近鉄飛鳥駅あたりで合流しますが、

a.じゃあ、飛鳥駅でお開きにしようか、時間あったら高松塚あたりをちょっとながめて、あとは近鉄特急で京都駅まで殿様帰る(トノサマガエル)じゃ、

b.そうしましょう、今回は平坦ばかりで距離も短いし楽勝です、

a.ところで、このよく耕(タガヤ)された畝(ウネ)の優美なラインはどうだろう、



b.背景の山々も裾野(スソノ)が折り重なって良いかんじです、

a.ここで一句、山里や左右に裾野(スソノ)折り重ね、


より大きな地図で 光雲禅寺〜水平社博物館 を表示


2013年06月05日

橿原神宮から観光ルートの真逆を訪ねよう

コチラから大きい画像でご覧いただけます
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;17CB824B-498D-40F9-A77E-A3F72F6EBDC7


b.さてすっかり、駅前で立ち話が長引きましたが、ここからどう行きましょう、

a.巨大な引力圏をなす橿原神宮(カシハラジングウ)へ行くしかないが、じつは一度も奥に入ったことがないんじゃ、

b.なぜです?

a.なんか厳(イカ)つくて入りづらい、すぐ外の深田池(フカタイケ)は大好きなんやけど、



b.じゃあ深田池へ、ここはどんな謂(イ)われある(=歴史のある)池なんすか、

a「.奈良時代につくられた池で、農業用と洪水調整用を兼ねている」、と、ため池博士も言われておる、

b.「ため池博士」という博士が居たのか、知らんかった、「ふかだ」じゃなく「ふかた」ってのも、

a.やはりため池博士の言葉には耳を傾けるべきじゃな、奈良はため池、多いからなおさら、で、気持ちよく広がる深田池をあとにして、

a.この駅いいなあ、近鉄橿原神宮西口駅、



b.さり気なく花壇もあるし、歩道のカラータイルも楽しげ、

a.なにより屋根がいい、コレ傑作やなあ、日本の駅舎ベスト20に入ってないか?

b.入ってませんね、

a.しかたない、ささやかながら、ここで賞を取らすぞ、ありがたく思えよ、

b.もしかしてあのキンキラ背広の「横山たかし」さんっすか、

a.もうよい、先へ進むぞ、まろの後からついて参れ、

b.この小川ぞいの南で良いんすか、

a.曽我川の支流のようだが、いやまて、なにやら雰囲気の良さそうな丘が西に見えるではないか、ちょっと行ってみよう、

b.住宅街の横手にこんもりとした古墳のような、

a.この生えてる木がまた良いなあ、

b.毎日この丘ながめて、ステキな駅舎から通勤・通学したら、ココロ豊かになりますね、自然と、

a.深田池も良いしなあ、

b.明日香村だけじゃもったいないエリア、

a.さあ、中を歩いてみよう、

b.「新沢千塚(ニイザワセンヅカ)古墳群」っていうのか、

a.「大半は直径15mの円墳、200年の間に600基の古墳が造られた」、

b.国の史跡ということもあって、順路も整備されてるし、草刈りもばっちり、

a.それに明るく暖かい雰囲気が漂ってる、

b.10メートルおきに写真撮りたくなるような、良いアングルの集合体ですね、ここ一帯、



a.俺らのご先祖様も眠っておられるのかも知れないな、ずっと居たくなるような幸せな気分になる、不思議と、

b.ここも完全に観光ルートをはずれてますが、名所ですね、

a.せっかく明日香村まで来たら、ここも是非(ゼヒ)、

b.隣接する公共の宿泊施設、サイクリングターミナル「千輪荘」は残念ながら閉館しましたが、

a.曽我川にそって南下してみよう、

b.だんだん昔ながらの集落も姿を現してきました、

a.こういう歴史ある村の路地はホッとするなあ、

b.いきなり、民家の庭に素晴らしい花々が、



a.拝観料とれるほどの素晴らしさ、古びた土蔵といい茅葺(カヤブ)き屋根といい、

b.勝手に他人(ヒト)の家の庭を撮影するのは、失礼かも知れないけど、

a.撮らずにはいられない素晴らしさ、

b.ここで一句、「住む人の心あらわる花の庭」、

a.こういうエリアは立て続けにシャッターチャンスが訪れる、そら来た、



b.おそらく常門会館と思われる敷地に建つ石段付きの石灯籠、

a.石段付きは珍しいなあ、すぐ横の樹木は無慈悲に刈り取られてるけど、

b.また新しい枝が伸び始めてる、この木も風格ありますね、

a.観光用というより、

b.ここに住む人たちが豊かに暮らせるような工夫があちこちにある、

a.ここも一町(カズチョウ)遺跡という有名な弥生時代の住居跡が見つかってるそうだ、

b.そこで一句、「一町(かずちょう)はココロ豊かに古代から」、

a.「一町(かずちょう)で暮らし豊かに弥生より」、


より大きな地図で 橿原神宮〜新沢千塚古墳群 を表示


<< 2024年12月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
タグクラウド
最新記事
リンク集(このブログ内)
月別アーカイブ
RSS取得