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2013年03月03日

アバド初来日の倉敷公演



シューベルトの第9シンフォニー
ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト古典フィルハーモニー


b.現在廃盤、

a.でも、これがイチ押し!!「兄ちゃん、終わりやで・・・」パチンコじゃないけど、シューベルトの9番はこれで打ち止め終了、たまたま父親が買ってて、その後いろいろ他にも聴いたけど、どれも響きが重すぎて・・・結果、ミュンヒンガー盤以外ダメなカラダに、

b.またその「ダメなカラダ」パターンすか、しかし、一枚で足りるんだったら安上がりでいいや、じゃ、ごひいきのクレンペラー盤も、

a.5番はクレンペラーが良かったけど、9番はミュンヒンガーしかないなあ、残響多めの録音が小編成のボリュームをうまく補ってて、何より3〜4楽章なんかの切れのよさが素晴らしく良い、8番の「未完成」はこれといってお気に入りないんだけど、

b.候補なしか、

a.いくつか聴いたけど、あまり曲自体ピンと来なくて、でも中学2年生のとき同じくオマセだった仲間と聴きに行ったの思い出すなあ、ウィーンフィルの「未完成」、

b.あのウィーンフィルっすか、岡山の倉敷に、

a.高度経済成長のまっただ中の1973年、ずいぶん前から切符予約して、倉敷駅前から分かりにくい道を迷いつながら倉敷市民会館へ、時間に余裕があったんで市民会館の裏手とか探検してたらガラス越しに楽員が手を振ってくれて、感激したなあ、

b.何月ごろっすか、

a.4月か5月ごろ、まだ就任まもないアバドがまずこの「未完成」から振り始めた、さすがに良い音だった、

b.そのあとの演目は、

a.訳の分からん現代音楽、たしかウェーベルンの小品やって、最後にベートーベンの7番、

b.アンコールは?

a.やっぱり7番の終楽章、中学生の俺らでも「そりゃないやろ、アンコールでウィンナワルツくらいやれば」って感じ、

b.演奏自体はどうだったんすか、

a.音響自体は素晴らしかったけど、すぐ大したことないと実感することになる、

b.ああ、あのお相撲さんがが四股踏むようなクレンペラーの7番っすね、お気に入りの、

a.一緒に行った仲間からはそっぽ向かれたけど、いまだにこれを越える7番を知らない、軽7(カルナナ)がクライバーとしたら重7(オモナナ)がクレンペラー、他はもうどうでもいい、似たり寄ったりで、

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b.それは余りに暴言じゃないすか、

a.うーん、そうかもしれない、それに最近の古楽器使ったのとかあまり聴いてないんで、それは考慮外ということなんだけど、

b.あれはどうなんすか、最近メキメキ評判挙げてる、プーチン大統領に似た、

a.えーだれだっけ、ブレーメンの小編成をふった、

b.パーヴォ・ヤルヴィとブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー、しっかりして下さい、

a.ひかりTVだったか、ベートーベンをこのコンビでやってて、久しぶりに面白く聴いたんだけど、でもなんだか聴いてる内に一本調子っていうか、楽員が必死になるような速めのテンポで、ひたすらオケをしばきあげる感じで、そこで音楽が終わってるような・・・オーケストラの響き自体は低脂肪かつ透明感あって好感もてるんだけど、

b.プーチンに似てるというくらいだからシバキ上手なんすかねえ、パーヴォ・ヤルヴィ、

a.よく分からない、でももっとブレーメンに腰を据えて仕事してほしいなあ、あちこち浮気しないで・・・地味だけどとても志(ココロザシ)の高いオーケストラなんだから、

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