しかし、なんでんなあ、
大掃除のおかげで救出に成功した10年前のハードディスク、そこに眠っていた、海外テレビドラマの超名作『24』シリーズのシーズン2(全24話)、とうとう観ちゃったんすか、
観るまえからうすうす予感してたけど、じっさい観(み)始めたらもうあかんな・・・ものすごいパワーで引きずり込まれて、日常生活に支障が出るほど止まらなくなり、
観るのを止(や)めたくても、止(や)められない、あの魔力のような強引な魅力って、なんなんすか、
くわえて、24話すべてが暴力まみれなんで、1話ごとにだんだんと気分が滅入(めい)ってくるけど、その後の展開が気になるもんで、次から次へと観てまう、
このシーズン2でも、暴力百科といいますか、アメリカお得意の銃火器の派手な活躍に始まり、交通事故、墜落事故、爆破、なぐりあい、ののしりあい、殺し合い、裏切り、脅迫、盗聴、被爆、拷問と、果てしないすね、
24話も後半になってくると、あきらかに時間かせぎのような、しつこいどんでんがえしも加わって、もうええかげんうんざりしてくるんやけど、それでも次が気になって、最後はへとへと、
24時間リアルタイムで進行させたら、どっかで無理が生じて、時間かせぎのシーンが多くなっても、おかしくないすね、
あと今回とくに気になったのが、ジャック・バウワーのありえへん身体能力・・・かなり漫画チックというか、どんなケガしても彼に寝込まれたら話が終わってしまうんで、とにかく一睡(いっすい)もせんと、動き回ってたなあ、
なかでも、ジェット機が墜落して、機体がバラバラな状態で、ジャックの足に木の枝が突き刺さってるのに、その枝をひっこ抜いて、そこらじゅう走り回って、何人もの強敵を銃で撃ち殺すとか・・・ほぼ、スーパーマリオの暴力版というか、
けどなんやなあ、銃火器(じゅうかき)が人を不幸にするのは当然としても、パソコンや携帯電話やクルマや飛行機や、それら便利アイテムが、もれなく人々を不幸に突き落として行くのは、いったいどういうことや、
まあ、もともとがそういう設定なんで、しゃあないんとちゃいます、
たしかに、マイナス面をつつけば切りないしなあ・・・それより、このドラマのプラス面というか、3つくらいのドラマが相互に絡み合いながら同時に進行していく、あの重厚なストーリー展開は、今回もあらためて素晴らしいと感じた、
あと、各話の終わり方も絶妙すね、
ぜったい次が観たくなるところで終わるもんな、
ちなみに、シーズン2以外は、もう観ないんすか、
たしかに、前後のストーリーも気になるし、ジャックを裏で支えるパソコン使いのクロエも大好きなんやけど、見終わったあとにやって来る、あの不快な後味(あとあじ)を思うとなあ…しばらくはええかなあ・・・時間もメチャ食うし、生活リズムも狂うし、
ちなみに、アマゾンなら各シーズン完全収録のDVDセットが、定価の約半額、2千円台なかばで売られてますよ、
それはそうなんやけど、とにかく暴力暴力の24時間やろ、2千円の使い道としてもちょっとなあ、他に何かあるような、
というわけで、暴力まみれな『24』ですっかり気分が悪くなったんで、気分転換も兼ねて、おなじハードディスクに眠っていた、昔の『さまぁ〜ず×さまぁ〜ず』をYouTubeに上げてみようと、
動画のままやと著作権侵害にあたるし、そもそもコピーガードでパソコンにも取り込めないんで、ここは音声だけ取り込んで、2009年から2013年にかけて順々にええとこだけを厳選して、アップロードしていこうかと、
いま聴き返しても、じゅうぶん魅力的なトークが連発するんで、これをひろく世に送り届けようと、
ていうか、自分で楽しむために、ええとこばかり抜き出して、いつでも楽しめる状態にしておきたい、
そんなわけで、これから少しずつアップロードしていこうと思います