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2017年10月21日

人間性むき出しの衆院選 「国難突破」「リセット」結果やいかに

産経新聞  より

人間性むき出しの衆院選 「国難突破」「リセット」結果やいかに

【WEB編集委員のつぶやき】

10日に 公示された衆院選は いよいよ22日、投開票される。 12日間の短期決戦で 悲喜こもごもの選挙戦だったが、 安倍晋三首相が掲げた 「国難突破解散」 に国民の審判が下る。  不謹慎な言い方だが、 選挙は面白い。 国家の未来像をめぐって 舌戦が繰り広げられ、 老若男女、 候補者の人間性がむき出しとなる。  今回の選挙、 主役は「希望の党」と見られていた。 代表に就いて1カ月の 前原誠司氏が民進党を解党、 全員合流するはずだった。 しかし代表の小池百合子知事は 「全員を受け入れる考えははさらさらない」 と言い放ち、 安保法容認を“踏み絵”にしてふるいにかけた。 そして小池氏自身が出馬するのか、 しないのか。 知事に専念すべきとの世論調査が 決め手になったのか、 不出馬となり、 小池人気を当て込んだ 希望の党に冷水を浴びせた。  一方、 小池氏に「排除」された民進党の諸氏は、 無所属か枝野幸男氏が立てた旗 「立憲民主党」の元に結集した。 顔ぶれはお馴染みの ゴリゴリのリベラルの皆さんだ。 保守とリベラルが すっきり分かれたのは 前原さん、小池さんのお手柄であり 率直に評価したい。 人間万事塞翁が馬である。  「穏健な保守」、 「しがらみのない政治へ日本をリセット」 など分かるようで分からない宣伝文句が 上滑りして 希望への期待はしぼんだ。 小池氏の訴えもいわゆる 「モリ・カケ」 (森友・加計学園問題)が増え、 天下国家を語ることが少なくなった。 一方で旗幟鮮明な 立憲民主は支持が集まっているという。  こんな情勢のさなか 「民進党再結集」 を呼びかける御仁もいた。  民進党の小川敏夫参院議員会長は 「今回やむを得ず 希望の党から 立候補している人もいるだろうし、 無所属で 信念を通している人もいる。 選挙後は、 これまで一緒にやってきた 民進党を大きな軸として結集し、 自民党の安倍晋三政権を打倒する」 と訴えた。 さすがに民進党の前原誠司代表も 「これほど有権者を愚弄した話はない。 再結集は絶対にやってはならない」 と一蹴、 自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は 「いくらなんでもひどい」 と酷評、 公明党の山口那津男代表も 「有権者をだます振る舞いだ」 と語った。  当の小川氏は 各方面からバッシングをくらい 前言をひっくり返したが 「再結集」が本音なのだろう。 もしこれに同調する議員がいたら、 単に当選目当ての 「自分ファースト」が露見、 国民への裏切りにほかならならず、 政治不信は頂点に達するであろう。 さて、 22日の開票日は見所いっぱいだ。 各党の当選者数もさることながら、 秘書に暴言を吐いたあの候補は。 不倫疑惑で離党したあの候補は。 首相経験者たちの 戦いなどなど興味は尽きない。  終盤情勢では、 希望の党の失速が顕著だ。 都議会で“小池与党”の 都民ファーストの会の牙城であ 東京の選挙区は 結党メンバーを含めて 全滅の可能性すらあるという。  これに対し、 立憲民主は 「安全保障法制の廃止」 など民進時代の主張を貫いたことが 「筋を通した」 と評価されている。 立憲民主に近い政策を持つ 民進出身の無所属候補も 確実に浸透している。  このままの結果が出たならば、 希望の党内に 責任論が大きくなるのは必至だ。 参院民進党を中心に 前原氏を解任するための 両院議員総会を開く準備も 進んでいるという。 小池氏も無傷では済まない。  民進党から 希望に移籍した前職の中には、 この後に及んで“造反”が散見される。 希望の公約と異なる 主張を堂々と掲げる候補が 続々と出ている。 “化けの皮”をかなぐり捨て 公然と 異を唱える姿は 人としていかがなものか。 「再結集」「責任論」「造反」 など火だねは多く、 選挙後は再々編の予感が漂う。 「コップの中の嵐」 も時節を知るべきだ。  安倍首相が掲げた 「国難突破」の意味は深い。 11月5日には トランプ米大統領がやってくる。 いわゆる 「半島有事」 が絵空事でなければ 「国難」 は秒読みなのだ。
それにしても 民進出身者ひどい。 希望の党を 結局乗っ取る気だ。 橋下徹の言った通りだ。 不愉快極まりない話だ。 人としてどうかいう問題だ。 状況はわからないではない。 香川などは リベラルの受け皿がない。 自民候補は リベラルの受け皿にはならないから、 「護憲」と言っただけで あるまとまった票が得られる。 そういう理屈だろうが そういう神経だから 民進党は 潰れたのだ。 当初 民進には 保守リベラルが同居して どちらも さぞやりづらいだろうと思っていた。 しかし 再結集とか 思わず本音を言ってしまったり 前原解任とか画策したり そういう民進出身者の 理念のなさ 節操のなさを見るにつけ (香川に限らず) 実際には 状況によって どっちにもいい顔をする ような程度の人たちが 多くいたから 同居できたのだろうと 思うようになった。 立憲民主党へ行った人たちも 当初は 小池さんが 完全に右であるにも関わらず 希望の党に行くつもりでいたのだから その神経も普通ではない それがしかも 全会一致というのだから 民進の常識は 常人の常識とかけ離れているのは確かだ。 同居と言っても そもそも理念が どっちでもいい程度の理念なのだから 問題ないし 結局自分のことしか考えないから なるほど同居できるわけだ。 そういう人たちは 当然理念が確立していないから まともな説得力のある 政策など提案できるわけがない。 また 本人たちはいいかもしれないが 有権者から見れば 一つの党に 右も左もいて さらに どっちでもいい人がいたら わかりにくいこと この上ない。 だから 民進は支持されなかったのだ。 だから 救いようのない 批判ばかりの党になって 救いようのない 支持率の落ち方をしたのだ。 しかもそれは 看板を変えた 今でも変わらないということだ。 希望に行っても 立憲民主に行っても 結局 そういう 政治的な理念の めちゃくちゃな人たちが 集まっていて また お金のために再結集する気だ。 橋下徹の言う まさにガラクタ議員だ。 自分なりに 民進党の一つの謎が解けたのは確かだ。 ご参考に 橋下徹氏 朝日、毎日「希望の党」報道を批判 「反安倍でとにかくOK」 橋下徹"前原さん、やり過ぎーー!!(笑)"
posted by sachi at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治

色々画策した小沢一郎氏が無所属で出馬した目論見とは?

週刊ポスト  より

色々画策した小沢一郎氏が無所属で出馬した目論見とは?

「自民党を倒すためなら共産党とも組む」 と公言して過去2回、 野党連合で 自民党から政権を奪った 小沢一郎・自由党代表は この政党政治の劣化をどう見ているのか。  小池百合子・東京都知事と 前原誠司氏が 合流の協議をしていた時、 小沢氏は共産党の志位和夫氏と 希望の党を含めた 野党協力について 協議したという情報もある。 しかし、小池氏は排除の論理を取り、 共産党は希望の候補に 刺客を送って小沢氏の 野党連合“オリーブの木”構想は 失敗に終わった。 小沢氏の知恵袋といわれる 平野貞夫・元民主党参院議員が語る。 「小沢一郎はこの間、 民進党が野党をまとめて 政権交代するための活動をしてきた。 しかし、民進党は分裂してしまった。 小沢は 『前原の力量ではまとめきれず、 民進党の分裂で 野党共闘ができずに困った』 と言っていました。 今後については読めないが、 小沢自身が無所属で出馬したのは、 この先、 選挙後に どこから相談を受けても フリーな立場で動けるように、 という思いからではないか」 “政界の寝業師”亀井静香氏も 「各政党とも 理念も論理も 倫理もかなぐり捨てた 口先だけの公約を並べている」 と匙をなげ、 自民党政権を 2度下野に追い及んだ 小沢氏も展望が描けないほど、 この国の政党政治は壊れてしまったのだ。
別にそれほど この国の政党政治が 壊れているとは 思わないが、 小沢氏が それだけ 自民党に勝つことが 各党の 政策理念を無視したために起こる 様々な混乱よりも 価値があると思う根拠が知りたい。 そこに感じるのは 単なる権力欲という言葉で 表されていることではすまない 何かもっと 尋常ならざるものを感じる。 欲という言葉で済むなら まだポジティブだが 強迫に近いもの つまり 権力コンプレックスとか 自民党コンプレックスとか そういうネガティブなものに 近いような気もする。 二度自民党から政権を 奪い取ることに成功した、 と言えば 成功の話だが 二度混乱が起きて 短命に終わったと言えば 失敗の話だ。 それでも さらに ここまで来て まだ 野合を画策する神経は 理解できない。 そうさせるものが 何なのか 知りたい。 野合に対する批判はさておいて 知りたい。 また 野合ではなく しっかりと機能する 二大政党制を 本気で作ろうと思ったことは ないのだろうか。
posted by sachi at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治

田原総一朗  なぜ、日本に本当の「保守政党」はないのか?

  BLOGOS   より

なぜ、日本に本当の「保守政党」はないのか?

田原総一朗

衆議院選挙が公示された。 今回、 各党の公約を読んでいて改めて感じることは、 日本には保守政党がない、 ということだ。 アメリカでは、 共和党と民主党がある。 イギリスは保守党と労働党だ。 いずれも 「保守」と「リベラル」の 二大政党が闘っている。 「保守」は、自由経済だ。 だから社会保障は最小限、 つまり小さな政府だ。 対する「リベラル」は、 社会保障を厚くする、 大きな政府だ。 保守政党の政権が続くと、 少数の勝者に比べて 生活が苦しい人びとが増え、 格差が広がる。 この状況で選挙を行うと、 リベラルが勝つことになる。 こうして政権交代が実現する。 新たに生まれたリベラル政権は、 敗者を救うため、 社会保障や福祉にどんどん税金を投入する。 すると財政が悪化し、 次の選挙では保守が勝つ。 アメリカやイギリスといった 2大政党制の国では、 保守とリベラルが交互に政権につくことで、 国家としてのバランスを保っているわけだ。 日本で民主党が誕生したときは、 日本も「2大政党制」になると期待された。 実際に、民主党が政権をとると、 健全な民主主義が 確立すると盛り上がったのだ。 だが、すでにその民主党自体が、 なくなってしまった。 いったいなぜか。 日本では、 自民党が 保守とリベラルの両面を併せ持っていることが その理由だ、 と僕は考えている。 自民党は基本的には保守政党だ。 ところが、 経済政策ではリベラル路線なのだ。 だから、 自民党に対抗しようとする民主党は、 政党色を打ち出すのがむずかしい。 これが、 民主党が混迷を経て、 民進党へ変わり、 そして現在、 実質的な解党に至った要因なのだ。 戦後、 自民党は社会保障を厚くした。 そして高度成長期が終わり、 日本経済が悪化しても、 その政策を続けた。 思い切った政策転換ができなかったのだ。 そのツケがいま、 回ってきている。 現在、 「日本の借金」は1000兆円を超えている。 自民党は、 予定通り 2019年に 消費税を2%上げると表明した。 いままで先送りを繰り返してきたが、 ついに消費税率が10%になる。 ヨーロッパなど先進諸国のほとんどは、 消費税率は20%以上だ。 高齢化社会への備えと 財政再建を考えたら、 消費税10%は、 やむ得ない決断だと思う。 ところが、 この消費税値上げには、 全野党が反対している。 立憲民主党や 共産党は当然だろうが、 「寛容な改革保守政党」 を謳(うた)う、 小池百合子さんの 「希望の党」ももちろん反対している。 どの政党も 財政再建を真剣に考えず、 口当たりのいいことしか語らないのだ。 こんな国は、ほかにはない。 日本には本当の「保守政党」がないのだ。
選挙が近くなって 熱の入った面白い記事がないかと 楽しみにしていたが 言い訳・人格攻撃の類の 政治そのものの具体性には 乏しいものが多かった。 批判が それほど 強い説得力を持つものではないことは 様々な調査結果を少し丁寧に 見れば明らかなのに 選挙間際になっても 政権への批判や 自分たちへの批判に対する言い訳 により力を注ぐ左派。 自説に自信がなくて 不安な時は 言い訳に向かうのは 大人も子供も同じ。 人間、不安な時には クリエイティブな話はしない。 それだけならまだいいが 相手の心情への配慮も できないものだ。 失言の前科のある政治家の皆様には ご注意いただきたい。 また、 この時期に クリエイティブな ヴィジョンを 語れない候補者は 実は政治には 不向きだと思う。 そういうことを 考えながら いろいろな記事を 眺めると やはり 自民党は うまい。 良し悪しの問題ではなく うまい。 そして リベラル・左派は これも良し悪しの問題ではなく 要領が悪い。 散々熱弁をふるっても 目的と手段の区別がついていないため 手段の実現を訴えるが 目的には触れもしない。 そこで感じさせる 残尿感のようなものが 政治への関心を空虚なものにする。 キリスト教の話に登場する悪魔は 何も悪事を企んでるわけではなくて 人間の悪事を 神に告発する役割を持つ 真面目な存在だ。 昔はそんなに真面目なのに どうして悪魔なのか よくわからなかったが 今はわかるような気がする。 残尿感だ。 そんな 半分アホなことを 考えながら 読んでいたが その中で 田原さんの記事は ある種の緊張と 安堵感を同時に与えてくれた。 田原さんの憂慮は 各党党首の弁よりも 妙な(というほどの) 説得力がある。 やはりここで 物事の 原点だったり 本来の姿を 捉え直すような意味での リセットは 大切だ。 むしろ 今 必要だ。 それが 逆説的に 聞こえれば聞こえるほど 近視眼的な状態に あるということだ。 上の話は 夏にラジオで 宮崎哲弥さんとの対談の形で 語られていたものと 内容はほぼ同じだが 大切な話だ。 日本の政治を語る上では 二大政党制の 良し悪しに関して語られることは あまり多くはなかったが 民主主義が より正常に 機能して行くためには 多くの人が考えている以上に 大切なことだ。
posted by sachi at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治
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