2015年02月03日
働かざるもの飢えるべからず
働かざるもの飢えるべからず 小飼弾著
「本書で扱い命題は、ただひとつです。それは、社会は人のためにあるのであり、
人が社会のためにあるのではない。ということです。
(中略)
その答えを考えていくと、ある論理にたどり着きます。
働かざるもの、食うべからず
これはすなわち、社会のために犠牲を払った者だけが、社会から糧を受け取る
資格があるということです。あまりにも当たり前に聞えるこの評語ですが、
もしこれが正しいとすれば、人は社会のためにあるのであり、社会が人のため
にあるのではないということになります。
私にはそれこそが本当の社会主義、あるいは社会至上主義であり、冷戦が終
わってなくなったどころかますます強くなったのがこの社会至上主義こそが、リー
マンショック後を覆っている「こんなはずじゃなかった」感の源泉だと考えています。
「働かざるもの、食うべからず」というのは、実は社会至上主義の強制なのです。
(中略)
社会を豊かにしたほうが、個々人を豊かにするより、人は豊かに生きられる。」
宮沢賢治(1896-1933)が農民芸術概論綱要の中で唱えた
「世界全体が幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない」と重なります。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/2386_13825.html
私たちの苦しみの根本は80年前となんら変わらないということです。
生産と労働、収入と労働を切り離した「労働」を人類は創り出す事ができるのか・・・
「本書で扱い命題は、ただひとつです。それは、社会は人のためにあるのであり、
人が社会のためにあるのではない。ということです。
(中略)
その答えを考えていくと、ある論理にたどり着きます。
働かざるもの、食うべからず
これはすなわち、社会のために犠牲を払った者だけが、社会から糧を受け取る
資格があるということです。あまりにも当たり前に聞えるこの評語ですが、
もしこれが正しいとすれば、人は社会のためにあるのであり、社会が人のため
にあるのではないということになります。
私にはそれこそが本当の社会主義、あるいは社会至上主義であり、冷戦が終
わってなくなったどころかますます強くなったのがこの社会至上主義こそが、リー
マンショック後を覆っている「こんなはずじゃなかった」感の源泉だと考えています。
「働かざるもの、食うべからず」というのは、実は社会至上主義の強制なのです。
(中略)
社会を豊かにしたほうが、個々人を豊かにするより、人は豊かに生きられる。」
宮沢賢治(1896-1933)が農民芸術概論綱要の中で唱えた
「世界全体が幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない」と重なります。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/2386_13825.html
私たちの苦しみの根本は80年前となんら変わらないということです。
生産と労働、収入と労働を切り離した「労働」を人類は創り出す事ができるのか・・・
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