2015年03月11日
日本人の忘れ物
「日本人の忘れ物」 中西進著 (2001.7.28第一刷発行)
今私たちは二十一世紀を迎えた。大きな歴史の節目である。
その節目に立って、新しい世紀をどう気づいていったらよいのだろう。
とうぜんそれは、過去を反省することから見えてくるにちがいない。
二十世紀が作り上げた快適な生活は、すばらしい。
掃除も洗濯も機械がやってくれるようになり、あっという間にヨーロッパまで飛んでいける。
医療も発達し生活環境もととのえられて、人間は八十歳をこえて生きられるようになった。
しかし、私たちは、今まであまりにも物質的なものばかりを重視してきた。
(中略)
ところが二十世紀以前は、人間はけっして心を忘れてはいなかった。
(中略)
もちろん日本人自身ですらうろ覚えになっているもの、最近はどんどん忘れてしまっているものも多い。
そこで二十一世紀を迎えて私たちが心がけるべきことを、ここでもういっぺん、お互いに確認しておきたい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この本は随分と古い。
古いといっても今からわすか14年ほど前だ。
そのとき生まれた子どもが今は中学生になっている。
その間、震災、集団的自衛権、特別秘密保護法・・・があった。
なのに、このまえがきはまったく色あせていない。
色褪せないどころか、震災から4年経った今も
問いかけてやまない心の声が聞こえる。
われわれは、この14年間大人の役割を果たしてきただろうか・・・。
「メメント・モリ」
死などないと上滑りの生活をしてきた大人を尻目に
子どもたちが人の命を奪う。
皮肉にも逆説的に大人が子どもに「いのち」を教わる。
永遠に続くものはない。
当たり前のことは何一つない。
4年前、誰もが感じたあの日以来、
さらに日本は、確実に筆者の言う日本を忘れてきた。
中古なら1円で買える本・・・
読まずして大人になるな。
今私たちは二十一世紀を迎えた。大きな歴史の節目である。
その節目に立って、新しい世紀をどう気づいていったらよいのだろう。
とうぜんそれは、過去を反省することから見えてくるにちがいない。
二十世紀が作り上げた快適な生活は、すばらしい。
掃除も洗濯も機械がやってくれるようになり、あっという間にヨーロッパまで飛んでいける。
医療も発達し生活環境もととのえられて、人間は八十歳をこえて生きられるようになった。
しかし、私たちは、今まであまりにも物質的なものばかりを重視してきた。
(中略)
ところが二十世紀以前は、人間はけっして心を忘れてはいなかった。
(中略)
もちろん日本人自身ですらうろ覚えになっているもの、最近はどんどん忘れてしまっているものも多い。
そこで二十一世紀を迎えて私たちが心がけるべきことを、ここでもういっぺん、お互いに確認しておきたい。
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この本は随分と古い。
古いといっても今からわすか14年ほど前だ。
そのとき生まれた子どもが今は中学生になっている。
その間、震災、集団的自衛権、特別秘密保護法・・・があった。
なのに、このまえがきはまったく色あせていない。
色褪せないどころか、震災から4年経った今も
問いかけてやまない心の声が聞こえる。
われわれは、この14年間大人の役割を果たしてきただろうか・・・。
「メメント・モリ」
死などないと上滑りの生活をしてきた大人を尻目に
子どもたちが人の命を奪う。
皮肉にも逆説的に大人が子どもに「いのち」を教わる。
永遠に続くものはない。
当たり前のことは何一つない。
4年前、誰もが感じたあの日以来、
さらに日本は、確実に筆者の言う日本を忘れてきた。
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