2020年07月02日
昨夜のカレー、明日のパン 木皿泉 河出文庫
和泉努と妻鹿年季子の夫婦脚本家のユニット名の木皿泉による連作短編集。
テツコは、夫の一樹に25歳の若さで先立たれてからも、一樹の父のギフと暮らしている。義父だからギフ。忘れなくてもいいものもあるはずだ、そんな思いを共にテツコとギフは毎日を暮らす。それでも、月日は流れていく。忘れた方がいいのか、忘れなければならないのか。今はいない愛するものが、柔らかく優しく包まれてゆく。
誰でも、愛するものを失った経験はあるだろう。親だったり配偶者だったりペットだったり大事にしていたぬいぐるみだったり。なかなか実感がわかないのも本当だし、時が忘れさせてくれるというのも本当だ。だけど、存在は忘れることができても美しい記憶は残る。そして、その記憶が生きてゆく糧になる。
人の人生って、そんな風にいろいろな記憶が折り重なって続いているんだろうな。
そんな事を思う本です。
テツコは、夫の一樹に25歳の若さで先立たれてからも、一樹の父のギフと暮らしている。義父だからギフ。忘れなくてもいいものもあるはずだ、そんな思いを共にテツコとギフは毎日を暮らす。それでも、月日は流れていく。忘れた方がいいのか、忘れなければならないのか。今はいない愛するものが、柔らかく優しく包まれてゆく。
誰でも、愛するものを失った経験はあるだろう。親だったり配偶者だったりペットだったり大事にしていたぬいぐるみだったり。なかなか実感がわかないのも本当だし、時が忘れさせてくれるというのも本当だ。だけど、存在は忘れることができても美しい記憶は残る。そして、その記憶が生きてゆく糧になる。
人の人生って、そんな風にいろいろな記憶が折り重なって続いているんだろうな。
そんな事を思う本です。
価格:660円 |
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9993865
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック