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2020年06月29日

重力とは何か 大栗博司 幻冬舎新書

面白かったです。相対性理論から量子力学、超弦理論までを平易に解説してくれます。それぞれの理論の概要をつかんでおくとより理解が深まるんですが、難しい数式がいっさい出てこず、巧みな例えと随所に出てくる科学者のエピソードで一気に読めてしまいます。

そして著者もはじめに書いていますが、終わりがけにひとつの大きな仕掛けがあります。ネタバレ厳禁なのでこれ以上書きませんが、「そして誰もいなくなった」(アガサ・クリスティ)「薔薇の名前」(ウンベルト・エーコ)級のカタルシスです。

現代物理学は哲学的な部分もあるので(書内にプラトンやニーチェも登場します)、文系の方にもお薦めです。もしかしたら、余計な先入観が無いだけ想像力豊かに読めるかもしれません。

またこの著者、若い。若くて頭が良くて文章もうまい。二個上だもんなあ、それに比べて自分は…というのは無しにして(笑)。

とにかく、こんな良質なエンタテインメントとして成立している科学解説書を読んだのは久しぶりです。是非ご一読を。

重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書) [ 大栗博司 ]

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薔薇の名前(上) [ ウンベルト・エーコ ]

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薔薇の名前(下) [ ウンベルト・エーコ ]

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