アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2020年07月02日

楽園のカンヴァス 原田マハ 新潮文庫

専門書を読むのが好きだ。なにもカッコつけてるわけじゃなくて、そのことを専門にしている人がこんなにもたくさんいるということにワクワクする。だって、みんな面白いから専門にしてるんだもんね。

実際に美術館のキュレーターを歴任してきた作者による美術ミステリー。

アンリ・ルソーとパブロ・ピカソを軸に、物語は劇中劇を含みながら進む。時間軸が交差することがないから読みやすく、変にミスリードを誘う部分もない。この作者は本当に美術が好きなだろうなあ、と思いながら素直に読み進めると、あっと驚く展開が待っている。なかなか緻密だ。

近代美術の指南書としても素晴らしい。さすが専門家だ。もしかしたら、こういう作品を世に出して、美術に目を向けさせようとしているのかもしれない。としたら、まんまと術中にはまっている。久々に美術館に行こうと思った。

読みながらイメージの洪水と戯れる、至福の一冊。

楽園のカンヴァス (新潮文庫) [ 原田マハ ]

価格:737円
(2020/7/2 17:56時点)
感想(22件)


この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9994140
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
プロフィール
なかなかやんさんの画像
なかなかやん
音楽大好き、読書大好き。いろいろ聴きます。DTMなんかもやります。作曲もします。小説も書いてみたいです。
プロフィール
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 ←よろしければクリックしてください

人気ブログランキング ←よろしければクリックしてください
カテゴリーアーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。