2020年07月02日
楽園のカンヴァス 原田マハ 新潮文庫
専門書を読むのが好きだ。なにもカッコつけてるわけじゃなくて、そのことを専門にしている人がこんなにもたくさんいるということにワクワクする。だって、みんな面白いから専門にしてるんだもんね。
実際に美術館のキュレーターを歴任してきた作者による美術ミステリー。
アンリ・ルソーとパブロ・ピカソを軸に、物語は劇中劇を含みながら進む。時間軸が交差することがないから読みやすく、変にミスリードを誘う部分もない。この作者は本当に美術が好きなだろうなあ、と思いながら素直に読み進めると、あっと驚く展開が待っている。なかなか緻密だ。
近代美術の指南書としても素晴らしい。さすが専門家だ。もしかしたら、こういう作品を世に出して、美術に目を向けさせようとしているのかもしれない。としたら、まんまと術中にはまっている。久々に美術館に行こうと思った。
読みながらイメージの洪水と戯れる、至福の一冊。
実際に美術館のキュレーターを歴任してきた作者による美術ミステリー。
アンリ・ルソーとパブロ・ピカソを軸に、物語は劇中劇を含みながら進む。時間軸が交差することがないから読みやすく、変にミスリードを誘う部分もない。この作者は本当に美術が好きなだろうなあ、と思いながら素直に読み進めると、あっと驚く展開が待っている。なかなか緻密だ。
近代美術の指南書としても素晴らしい。さすが専門家だ。もしかしたら、こういう作品を世に出して、美術に目を向けさせようとしているのかもしれない。としたら、まんまと術中にはまっている。久々に美術館に行こうと思った。
読みながらイメージの洪水と戯れる、至福の一冊。
価格:737円 |
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