2013年06月22日
モンテッソーリ教育における小学校1年生の算数
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4月にモンテッソーリ小学校のプレゼンテーションがあった時に尋ねたモンテッソーリ小学校で私が一番驚いたのは、小学校1年生がやる算数です。
小学校1年生でやる算数って通常は、やはり一桁で、繰り上がりが無い簡単な足し算から入るっていう感じがしますよね。
でもモンテッソーリ教育では、最初から大きな数字での算数も習うのです。
さすが宇宙の話題から入り、広い世界から身近な世界への教育方法を取るモンテッソーリ教育だけあって、小学校1年生がやる算数もでっかいです。
4桁の数字の計算をやっています。
でも小学校1年生の子供達にどうやって4桁の算数を教えるのか?と思いますよね。
そこで、モンテッソーリ教具の登場です。これは金ビースの十進法を習う教具で、右下は金ビーズが単体であり、右上は、10個繋がった金ビーズ、真ん中に金ビーズを形取ったもので、板に金ビーズの絵が書いてあります。そして左側にあるのが四角い立方体に金ビーズの絵が書いてあります。
本来なら1000の立方体は、以下の写真のように本当に金ビーズが1000個ついているもの、100個の板も本当に金ビーズが100個あるものがオリジナルのモンテッソーリ教具ですが、最近は、多くのモンテッソーリの学校で安く手に入る木の立方体や板に金ビーズの絵が書かれているものが使用されているようです。
こちら先生が出している課題のカードで、4桁の足し算です。3567 +2341= こんな計算です。小学校1年生で。。。。
どうやってやるかと言うと、一人の子供がお盆に3567の金ビーズを載せます。要するに、金の立方体を3つ、百の板を5個、10の棒を6本、単体のビーズを7個。もう一人の子供が2341分の金ビーズ教具をお盆に載せて来て、2つのお盆に載ってる金ビーズ教具を一つにまとめて、いくつになるか数えてみると、計算ができますね。
引き算も同じ要領で、最初に一人の子供が最初の4桁の数字分の金ビーズ教具をお盆に載せます。2人目の子供は、そのお盆に載っている金ビーズ教具から引き算のひく方になっている数字分を取って行きます。
最後にかけ算ですが、これはかけられる数と同じ人数の子供にお仕事をさせるそうです。
要するに×3であれば、3人の子供達がそれぞれ、4桁のかける方の数字の金ビーズ教具をお盆に載せて来ます。3人分を全部合わせていくつあるか数えれば、かけ算した事になります。
こうやって、子供達は、遊び感覚で楽しみながらこんな大きな数の計算もできるようになってしまうのです。もちろん大きな数の計算だけでなく、小さな数の計算もちゃんとお勉強します。
でも、小学校1年生で4桁の計算ってちょっと目からウロコって感じでした。
実は、このビーズの教具に興味を持ち、ヘビ遊び用の教具を手作りしました。今、いれる箱をどうやって作ろうか、もしくは既製品の物で何か上手く使える物は無いか探しています。そのうち紹介しますね。
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4月にモンテッソーリ小学校のプレゼンテーションがあった時に尋ねたモンテッソーリ小学校で私が一番驚いたのは、小学校1年生がやる算数です。
小学校1年生でやる算数って通常は、やはり一桁で、繰り上がりが無い簡単な足し算から入るっていう感じがしますよね。
でもモンテッソーリ教育では、最初から大きな数字での算数も習うのです。
さすが宇宙の話題から入り、広い世界から身近な世界への教育方法を取るモンテッソーリ教育だけあって、小学校1年生がやる算数もでっかいです。
4桁の数字の計算をやっています。
でも小学校1年生の子供達にどうやって4桁の算数を教えるのか?と思いますよね。
そこで、モンテッソーリ教具の登場です。これは金ビースの十進法を習う教具で、右下は金ビーズが単体であり、右上は、10個繋がった金ビーズ、真ん中に金ビーズを形取ったもので、板に金ビーズの絵が書いてあります。そして左側にあるのが四角い立方体に金ビーズの絵が書いてあります。
本来なら1000の立方体は、以下の写真のように本当に金ビーズが1000個ついているもの、100個の板も本当に金ビーズが100個あるものがオリジナルのモンテッソーリ教具ですが、最近は、多くのモンテッソーリの学校で安く手に入る木の立方体や板に金ビーズの絵が書かれているものが使用されているようです。
こちら先生が出している課題のカードで、4桁の足し算です。3567 +2341= こんな計算です。小学校1年生で。。。。
どうやってやるかと言うと、一人の子供がお盆に3567の金ビーズを載せます。要するに、金の立方体を3つ、百の板を5個、10の棒を6本、単体のビーズを7個。もう一人の子供が2341分の金ビーズ教具をお盆に載せて来て、2つのお盆に載ってる金ビーズ教具を一つにまとめて、いくつになるか数えてみると、計算ができますね。
引き算も同じ要領で、最初に一人の子供が最初の4桁の数字分の金ビーズ教具をお盆に載せます。2人目の子供は、そのお盆に載っている金ビーズ教具から引き算のひく方になっている数字分を取って行きます。
最後にかけ算ですが、これはかけられる数と同じ人数の子供にお仕事をさせるそうです。
要するに×3であれば、3人の子供達がそれぞれ、4桁のかける方の数字の金ビーズ教具をお盆に載せて来ます。3人分を全部合わせていくつあるか数えれば、かけ算した事になります。
こうやって、子供達は、遊び感覚で楽しみながらこんな大きな数の計算もできるようになってしまうのです。もちろん大きな数の計算だけでなく、小さな数の計算もちゃんとお勉強します。
でも、小学校1年生で4桁の計算ってちょっと目からウロコって感じでした。
実は、このビーズの教具に興味を持ち、ヘビ遊び用の教具を手作りしました。今、いれる箱をどうやって作ろうか、もしくは既製品の物で何か上手く使える物は無いか探しています。そのうち紹介しますね。
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