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モンテッソーリ教具 手作り ピンクタワー

[モンテッソーリ] ブログ村キーワード

ちょっと前に急にモンテッソーリ教具の手作りに目覚めて、夜子供達や旦那が寝た後一人で教具の手作りをする日がちょっと続きました。モンテッソーリのお仕事も子供が手を使って何かを集中して行うと、子供達は達成感を感じた清々しい顔をしていると言いますが、確かに大人も手を使って何かを集中してやるとリラックスできる気がします。

テクノロジーの進化で、子供も大人も不器用になっていると言いますよね。確かに便利なのは良いですが、工夫して何かを作るとかそういう事が少なくなって人間の能力がテクノロジーのおかげで逆に退化してしまうのではないか?と思う事も少なくない今日この頃です。

例えば、カーナビあると本当に便利ですが、運転中に全く頭を使わなくなりますよね。イギリスで、カーナビが右に曲がれと言ったので、道のない崖を曲がってしまい転落して大けがをしたなんてニュースを聞くと、本当に頭のスイッチが切れてしまう状態になるんだなと思います。カーナビが無かった頃は、必死に地図を見て、頭の中で地図を思い浮かべながら「頭を使って」運転していました。

日本の小学校用の通信教育等の付録なんかも、昔と比べると非常に簡単な組み立て等になってるそうです。昔の子供の方が器用だったという事ですよね。

自分が母親から教えてもらった教育以外の事、例えばお料理とか、お裁縫とか、自分が教わった事と同じ内容を自分の娘に受け継げるかと言ったら、とても無理ですからね。それはちょっと残念に思っています。

と話がそれましたが、今回はモンテッソーリの感覚教育の代表的な教具、ピンクタワーを作りました。ピンクタワーは、10cm四方の立方体が一番大きくて、その後1cmずつ小さくなって、一番小さいのは、1cm四方の立方体になります。
こちらも、厚手の画用紙や朝食のお菓子が入っていた箱等を利用して、立方体を作り、少し重みを付けるために張りこ?(のりと水を半々で溶いたもので小さく切った薄い紙を貼っていく)をして、その上で色を塗りました。



張りこと色を塗るのは子供達も喜んで手伝ってくれます。

完全に乾かして、できあがり。張りこをしたために表面が微妙にガタガタになったので、ちょっと本物の木で出来た教具のようにまっすぐにはならないみたいですが、まあ、良しとしましょう。



モンテッソーリ教育の中で、ピンクタワーと茶色の階段は連動して使うので、本当は、茶色の階段もすぐに作りたかったんですが、ちょっと今現在の狭い家では置き場所に困るというのもあり、小さいサイズから途中まで作ったのですが、ちょっとやる気が無くなってペンディングになっています。

茶色の階段もピンクタワーと同じく、10cm〜1cmの四角い面を持つ立方体ですが、幅の長さが20cmになります。ピンクタワーと茶色の階段のコンビネーションが見れるサイトです。



ピンクタワーと茶色の階段のコンビネーションの一例。数多くのコンビネーションの写真があるので、それをひとつずつカードにして、子供が好きなコンビネーションのカードを選んで、その写真の通りにコンビネーションを組み立ててみるというお仕事になります。

息子も、茶色の階段を作り始めた時、「おかあさん、ピンクタワーと茶色の階段は、一緒にラヴォーロ(お仕事)するんだよ」と言っていたので、モンテッソーリ幼稚園でちゃんとやってるんだなと思いました。息子が通うイタリア国立のモンテッソーリ園は、授業参観をさせてもらえないので、息子が園で何をやっているのか今いち分からず物足りない感じはしますが、時々息子が言うコメントで、「ああ、ちゃんとやってるんだな」と少し安心したりします。

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