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宇宙から始まるモンテッソーリ教育

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先週の土曜日は、子供達を夫に任せて、あるモンテッソーリ協会(イタリアにいくつか存在する)のセミナーのようなものに参加して来ました。
昨年の9月にスタートしたモンテッソーリ小学校内を見学できるという事と、その小学校とその他の地域の小学校で起こった体験談をそれぞれの先生達が話をするという内容のセミナーで、参加者のほとんどが、モンテッソーリ教育の先生、もしくは通常の教員免許を持ち、モンテッソーリ教育のコースを受けようと思っている人等という事のようだったので、念のため事前に参加しても良いかどうか聞いた所、モンテッソーリ教育に興味がある人なら誰でもオッケーという事だったので、保育園時代から一緒の息子のクラスのお友達のお母さんを誘って2人で行って来ました。

10時〜16時30分までコーヒーブレークや昼食タイムはを取りながら、かなり濃密な内容のセミナーで、私にとって、これからの子育てのヒントになるような事や、あらためてモンテッソーリ教育の素晴らしさに感銘を受けたり、とても充実した日になりました。

ここで話をされた内容等は、また今後も何度かに渡ってブログで紹介して行きたいと思いますが、私が一番感銘を受けたのが、「宇宙から始まる」モンテッソーリ教育の話です。

昨年9月に初めての1年生を迎えたこの小学校の先生が考えたのは、太陽系システムの太陽と地球大きさで子供達にインプレションを与えるという事。まず初めて登校して来た子供達に、壁がいっぱいになるくらい大きな紙に、「太陽」を書いてごらんというテーマを出しました。

子供達は、オレンジや黄色赤等の絵の具を使って大きな日の丸のような絵を書きました。先生はもちろんどういう風に書けとか指示は一切出しません。そしてその大きな日の丸を壁に貼った後、先生が直径2cmくらいの○を書いて、「これが私達の住んでいる地球です。」と言いました。

その後、木で出来た太陽系システムの教具を組み立てて、太陽系システムにどんな惑星があるのかという事を学び出します。(これ欲しいー!)


この時点で子供達はまだ字があまり読めないし書けない状態です。
先生は、皆がお仕事に始まる前に必ず何か太陽系システムに関わる話を子供達にして、後はモンテッソーリの教具を使ってのそれぞれの子供達のお仕事が開始されます。

大きな太陽に対して、自分達が住んでいる地球がこんなに小さな•という事が強烈に印象に残っている子供達は、太陽系システムの事を学びたがり、家から太陽系システムに関わる本やおもちゃを持って来たりしたそうです。先生達も、太陽系システムにちなんだクイズを用意して、遊びの中で、子供達が勉強できるような環境を整えていった所、この子供達の興味はどんどん深くなり、子供達による太陽系システムの研究が進んで行ったのだそうです。

すると、字をあまり読むのが好きでなかった子供達も、太陽系システムの本や先生が作ったクイズ等を読みたいがために、必死になって読めるようになって行くのだそうです。書くのが苦手な子供達も、先生が作り出す様々なアクティビティーの中に、各惑星やその特徴等を紙に書かなければならない場面が出て来ると、子供達は今度は必死になって書けるようになりたいと思い、書けるようになっていったという事なのです。

そして、宇宙や太陽、月等の事をさんざん知り尽くした後(その時の子供達の間での宇宙の知識は、中学生レベルにまで到達する事もあったそうです)、先生が、じゃあ私達が住んでいる地球は、どんななの?と言うと、子供達が世界地図や地球儀を指差します。



そこから、世界やヨーロッパ、アジア等のパズルや地球儀を利用して、世界の事を学び始めます。世界からヨーロッパ、そして自分達が住んでいる国、イタリア、そして自分達が住んでいる都市、地図を見ながら、今度は山や河、海、湖など、自然の地形の事なども学び出します。

要するに、身近なものから遠くのものへ行く教育方法ではなく、宇宙から始まる教育方法がモンテッソーリ教育の小学校課程では重要という事なのです。なぜ宇宙から始まるのか?なぜ子供達の身近なものからではないのか?と質問すると、「子供達に小さな枠を与えないため。宇宙から始まる事によって、子供達の興味はまさに無限大に広がって行く訳です。子供達に制限された枠ではなくて、一番大きな枠を与えるため。」その答えに感動しました。


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