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保育園 ーpiazzaー

[モンテッソーリ] ブログ村キーワード
息子のいく保育園は、市と100%提携している私立の保育園です。要するに市立の保育園の数が需要に追いつかないため、私立の経営の保育園が市と提携しているのです。
イタリアでは私立の保育園は600−700ユーロ/月とかなり高額ですが、市と提携している所だと、市立の保育園費との差額を市が負担する事になります。
市立の保育園費は、各家族の収入によって決まります。要するに収入が高い家族程高額に、収入が低い家族程低額になる訳です。ただし、市立の保育園のリストに入るには、申し込み時のポイント(障害のある子供が一番高いポイントで、順番に両親ともにフルタイムで働く家族、兄弟、姉妹がいる家族等、細かいポイント対象があります)によってランク付けが行われ、同ポイントの場合は、収入が低い人順にリストが作られます。

息子は最初の年、新学期の9月からはリストに入れず、待機児童となって、12月から保育園に入る事ができました。ただ、希望だった今行っている保育園には入れず、他の保育園入園となりましたが、2年目に移動願いを出して、家から100mの所にあるモンテッソーリ教育を基盤とする今の保育園に通えるようになったのです。

今年は教育費を大幅削減しようとする政府に先生達が抗議して、数多くのストライキがありましたが、私立経営のこの保育園は1日もそういう事がなく、息子は今のところ1日も休まずに保育園に楽しそうに行っています。

モンテッソーリ教育を基盤にしているので、毎日学校に行くと、用意された数多くの「お仕事」の中から自分の好きな「お仕事」を選んで過ごしており、毎日、担当の先生からの連絡票で何の「お仕事」をしていたか分かるようになっています。「お仕事」の内容はこのブログで時々ご紹介していきますね。

今日は、先週までの初夏のような陽気が一点して冬に逆戻りです。こんな日は、きっと保育園の中庭に作られた「piazza」(広場)で子供達は過ごしているのではないか?と思っています。
保育園の中庭は板張りになっているので、地面が湿っていて庭で遊べない日など利用するようです。

イタリアのどんな小さな町でも中心地には必ず存在する広場があります。その広場には、市場が建ったり、バール(喫茶店)や新聞雑誌を売るお店があったりと人々が集まる憩いの場となっています。円形の敷地内には、その広場が再現されており、子供サイズの小さなフルーツや野菜を売るお店、新聞、雑誌を売るお店、バールには、小さな椅子とテーブルがあり、まるで町中の広場にいるように子供達は時を過ごせる訳です。


最近ではペンキで道路が描かれ、三輪車が3台置かれて、子供達自身で交通整理をしたりする姿が見られるようです。また、6,7月は、このpiazzettaにプールを設置して、「海」を再現します。子供達は、用意された砂場で遊んだり、椅子に座って日光浴をしたり、プールの中ではしゃいだりとまるで海にいるように過ごすのです。




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