2023年1月30日付でCOTIにより発表されたブログ記事(Djed Update: Economics of the Djed Stablecoin and Delegation Rewards!)の内容です。
Djed最新情報:Djedステーブルコイン経済と委任報酬についてです!
チャールズ・ホスキンソン氏がクロージング基調講演の際、COTIがDjedを促進することになると発表したのは2021年のことでした。それ以来、私たちは過剰担保型ステーブルコイン、Djedの開発に取り組んできました。
Djedの促進についてCOTIの果たすべき役割には、プラットフォームdjed.xyzのUI(ユーザーインターフェース)、ビジネス開発(40件以上のパートナーシップあり)、スマートコントラクトの展開などの側面を担うことが挙げられます。Djedは2021年時点ではホワイトペーパーに過ぎず、まずはその経済設計を考えて、その後にそれを実装することが重要でした。それが今回のテーマです。
Djedの構造で重要な要素の1つとなるのは、DJEDの安定性を担保し維持するために保有しておくADAの比率を決めるリザーブ比率です。私たちは、さまざまな調査を経た結果、リザーブ比率の最適な範囲は、当初Djedのホワイトペーパーに記載したとおり、400%〜800%であるという結論を再度、確定することとなりました。
この比率は、ADA価格の月間最大下落率を常時調査し、調査当時は約66%であったことから、DJEDを300%程度過剰担保することによって、万が一の事態にも十分なリザーブを確保できるという結論に至ったものです。
このようなADA価格の下落をカバーするには、リザーブ比率を300%にすれば十分であることが証明されてはいますが、プラットフォームには細心の注意を払い、もっと悪いシナリオであっても安定性を確保できるよう、また、DJEDの保有者にもさらに安全性を提供できるよう、最小リザーブ比率を400%とすることに決定しました。そうすれば、ADAの価格が66.28%下落した場合でも、契約上十分なリザーブがあることになり、$DJEDに対して過剰な担保を残しておくことができます。
また、同じ安定性の仕組みを備えたERGOベースのステーブルコイン、SigmaUSDなど、よく似たプロトコルを検証したところ、このステーブルコインはリザーブ比率が最小ベンチマークを突き抜けた状況でも安定性もペグも維持できることがわかりました。
Djedの料金体系:
Djedプロトコルのもう一つの重要な側面は、SHENの保有者に対してもDJEDの保有者に対しても、その利益を念頭に置いた手数料体系です。
主要なステーブルコインのミントプラットフォームと同じように、Djedのプラットフォームは、分散型取引所(DEX)や中央集権型取引所(CEX)に最適とされる少額な取引ではなく、高額で大きなミント/バーンの取引を対象としています。そのため、以下のような要件を設定しました。
●DJEDのミントの最小量 - 5,000DJED
●DJED のバーンの最小量 - 1,000DJED
●DJEDのミント/バーンの手数料 - 1.5%
●SHENのミントの最小量 - 5,000SHEN
●SHENのバーンの最小量 - 2,500SHEN
●SHENのミント/バーンの手数料 - 1.5%。
●DJEDとSHENのミント/バーンの運用手数料 - 100ADA
●SHENの最低価格は、ラブレス単位でも常に$ADAと交換できるよう、1ADAに設定
上記の値は、Djedプラットフォーム(djed.xyz)にのみ適用されます。しかし、ユーザーはいつでもDEXやCEXでDJEDとSHENを好きな金額で取引することができます。将来、拡張Djedが導入される改良版では、動的手数料も適用される予定です。
プラットフォーム上で収集されたDJEDとSHENのミントおよびバーンの手数料は、全額SHENのホルダーに配分され、SHENの価格に反映されます。その結果、これが価格の上昇に繋がります。SHENの価格の簡単な計算式は、純資産額をSHENトークンの流通枚数で割ったもので、詳しくはホワイトペーパーに記載されています。ミントおよびバーンの手数料はさておき、以下のことをお知らせします。
Djed 1.1.1では、初日からSHENホルダーへの委任報酬があります。
この数カ月の間、私たちはDjedスマートコントラクト上でリザーブされたADAをSHENホルダーへの委任報酬として獲得できるよう取り組んできました。その努力が実り、Djed 1.1.1でSHENホルダーへの委任報酬が発生することを発表できて嬉しく思います!
当面は私たちが考案したこの技術的設定が適用されますが、それも一時的なもので、予定されているDjed V1.3ではさらに堅牢なマルチプールステーキングの技術を発表することになっています。
以下は、SHENホルダーとして、委任報酬を受け取るために知っておくべきことです。
SHENをミントするため、リザーブに入金されたADAは、徴収されたSHENとDJEDのミント/バーン手数料と対立することになります。このADAは、カルダノネットワークで最も評判の良いステークプール運営チームの1つであるWave Financialが運営する専用のパブリックステーキングプールに委任されます。このプールでは、SHEN保有者に優先的に参加してもらい、関係のないDjed参加者の参加を抑止するため、全パブリックプールで徴収される1回限りの通常の手数料、340ADAに加え、ステーク報酬から運営手数料として8%が徴収されます。この手数料は、Waveがプールに追加するADAで支払われた誓約金によって相殺され、SHEN保有者の報酬を増加させるものです。
プールが受け取る報酬は、各エポックで撮られるスナップショットを基に計算されます。委任報酬は、報酬が配布されるエポック中にSHENを保有していた適格なSHEN保有者に自動的に配布されます。プールからの報酬は、連続した4番目のエポック毎(およそ20日毎)に分配され、対象となるSHEN保有者のウォレットに直接転送され、保有者側ではそれ以上何もする必要はありません。
SHENの保有者は、djed.xyzで報酬の状況と金額を確認することができます。
運用コストは1取引あたり0.5%です。これは、SHEN/DJEDのミント/バーンに対する100ADAの固定手数料とともに、委任報酬の25%を徴収することによって回収します。今後のバージョンでは、0.5%の運用手数料がプラットフォーム上で直接徴収される予定です。徴収された運用手数料は全額、COTI Treasury(財務金庫)の報酬へと流れ、ユーザーの利益となります。
私たちは、SHEN保有者の報酬を伸ばす一時的な解決策を講じることができて嬉しいです。マルチプールステーキング技術は、今後のDjedバージョンで利用できるようになります。委任報酬のほか、SHENホルダーはプラットフォーム手数料、LP報酬、ファーミング報酬からも利益を享受することになります。それについては、こちら(YouTubu動画)https://youtu.be/D0DXceAMLvYをご覧ください。
今後のCOTIの最新情報もお楽しみに!
(記事は以上です。)
【COTIの参考ツイート】
「Djed 1.1.1では、初日からSHENホルダーに委任報酬を提供できることをお知らせできて嬉しいです!こちらの最新情報では、Djedの経済と委任のプロセスを説明しています。
その全容はこちらをお読みください。」
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