ローマングラスは、比較的小さなものが多いせいか
涙壺を思わせるものがあります。

涙壺は、昔、長い間戦争などで留守にしている間に
残された夫人が、涙をその壺に貯めておくとか、
召使いが、辛い目にあわされてそっと涙をためておくなどなど、、、
色んなお話を聞きます。

写真のものは、涙壺ではなく香か、何かを入れたものではないかと
思います。当時も貴重なガラスのことですのでかなりの身分の
人たちのものであったようです。

ついでながら、最近の調べで、ローマングラスが新羅（シルラ）
‐古代朝鮮の1国、韓流「善徳女王」の舞台となった国‐
と蘇我系の古墳からしか出土しないということが分かってきたようです。

ローマングラスのおかげで古代日本と朝鮮の歴史が徐々に明らかになって
歴史が益々熱くなりました。

また現在、発掘されたローマングラスが素敵なアクセサリーなどに
生まれ変わっているのも大変興味のあるところです。