2018年10月07日
ある日の息子との話題「LGBT」について、ちょっと独り言
何日か前、息子と世間話をしていた時のこと、息子が「LGBT」の方達について語り始めたんです。そして、私が何の気なしに、、、。
「だって障害だから仕方がないよね。」と、思わず言ってしまったのに対して、息子が結構な勢いで反論して来たんです。
「LGBT」については、今や皆さんご存知だと思いますが、念のためちょっとご説明します。
「LGBT=性的マイノリティ=性的少数者」の事で、4つの性的なマイノリティの頭文字をとった総称で、性の多様性を表しています。
つまり「L=レズビアン(女性同性愛者)、G=ゲイ( 男性同性愛者)、B=バイセクシュアル(両性愛者)、T=トランスジェンダー(身体的性別と性自認が一致しない人)」の総称です。
性的少数者は、世界中の文化圏や年齢層でも、人口の約4〜8%は存在していると言われています。
日本では「7.6%が「LGBT」に該当する」といった調査結果もあります。つまり、30人のクラスや職場に2〜3人はいる、という事になります。
息子自身がそうなのか(でも高校3年間ずっと彼女がいたからあり得ないと思う、、、)、あるいは友人に居るのか、、、。
はたまた、ただの正義感なのか、真相は分かりませんが、私が「障害」と言ったのが、かなり「ピキン!」と来たようです。
「“障害”って言われるだけで、凄く嫌な人だっているんだよ!」と反論して来たんです。
私が「でも本人に言ってる訳じゃないし「性同一性“障害”」って言葉もあるんだから、やっぱり「障害」でしょ?」と言うと、
「その“障害”って言われるだけで嫌な人だっているんだよ!」と、更に強く言われてしまいました。
私は心の中で「だったら「性同一性“障害”」って単語を作った人に言って欲しい。」と思いましたが、
「でも、動物的本能からしたら、思春期でも本能と違った感覚を持つとしたら、やっぱり何がしかの“障害”なんじゃない?」と反論しました。
息子は「大人が勝手に決めたんだ!いつか変わる時が来る。」と言いました。私は間髪入れずに「大人が決めたんじゃないよ。」と言い返しました。
私は「そんな事言ったら○○(息子)だってもうすぐ、いや、もう大人だし(18歳からになったんですよね)、ママだってかつては子供だった訳だし、、、。」
「とにかく、人類の長い歴史の中で培われて来た事だから、そう簡単には覆らないと、ママは思うよ。」と言って、更に、
「今は「LGBT」の人達も市民権を得ているし、結婚を許されている場所だってあるし、堂々としてればいいんじゃない?誰も何とも思わないよ。」と付け加えました。
息子は「でも“障害”とか、“病気”とか、なんか“普通じゃない”って言われるだけで、嫌な人もいるんだよ。」と譲りませんでした。
私は、息子の言いたい事も分かるような気はしたんですが、全く理解出来ないわけではないんですが、何だかその時の勢いで、思わず。
「それは“自意識過剰”なんじゃないかな、“ワガママ”なんじゃないかな、、、。」と言ってしまいました。
怒られちゃうかもしれないけれど、、、でも、正直「ワガママ」だと思うんです。もし間違ってたらゴメンなさい、、、。
本人の意思ではどうにもならない「障害」や「病気」だと思うから「仕方がない」と思えるし、認める事も出来るけど、、、。
それに、世界中の様々な「障害」で苦しんでいる方々は、「障害」って言われる事がそんなに嫌なんでしょうか、、、。
それに「普通」「正常」と言われている一般の人達だって、皆さん色々ありながら、いろいろ言われながら、流しながら生きてるじゃないですか。
でも息子は「だ・か・ら、もしそうだったとしても言わないんだよ、言われたくないから言わないんだよ、本人の自由なんだよ。」と言って自分の部屋に行ってしまいました。
私は「もしかして、あの子「LGBT」なのか?、、、」と、心の中で思いました。そして「もし、そうだったとしても全然驚かないや。」とも思いました。
でも、まぁ、深い話ですよね、、、。「言われるのが嫌だから言わない。本人の自由。」確かにそうです、その通りです。
ごもっともです、正論です、正しいです。でも、なんかスッキリしなくて、モヤモヤします、、、。だって、、、それだったら、、、
「“ワガママ”なんじゃない?」って思ったり、言ったりするのも自由ですよね。もちろん私だって、そうと知ってて本人に向かって「障害」とは言いませんよ!
でも、正直、今の世の中「普通」の人が生き辛いです!「普通」の人に言論の自由が無いです!まるで「普通」の人の感覚に市民権が無いかのようです!
と、思うのは私だけでしょうか?、、、皆好きなようにすれば良いけど、、、私だって好きな事言わせてもらいたいです!!
なんだか、、、こんな、親子の何気ない会話のストレスにお付き合い頂いてしまって、本当にスミマセン!!
いつの間にか考え方が時代遅れになってしまっているんでしょうか、、、今の若い方達にとっては常識なんでしょうか、、、。
でも、、、とにかくまた一つ、外で会話をする時に気を付けなければならないことが増えた事は確かです。息子に感謝です。
どんな人でも、無意識に、そんなつもりは無く、人を傷付けてしまうことってありますものね、、、。それにしても、30人に2〜3人は多いですよね。
そういえば、、、今、書きながら思い出しました。遥か彼方昔の話ですが、高校生だった時、同学年の他のクラスの女の子から交換日記を申し込まれた事があります。
多分、1〜2年くらい日記を交換していました。日曜日に一緒に遊びに出かけたりもしてました。そして、卒業する時、電話で告白されたんです。
「私、実は、レズビアンなの。」って、、、。私はビックリして、それからは連絡を絶って、会うのを止めてしまいました。
今から思えば、ひょっとして彼女からしたら、その時は勇気を出して、精一杯の告白だったのかもしれません。
傷付けてしまったのかもしれません。でも、仕方がないです、私はずっと、仲良しのお友達と思っていたんですから、、、。
本当にビックリしてしまって、どう接していいか、分からなくなってしまったんです。そうそう、そんな事がありました。もう、遠い昔のお話です。
やっぱり「LGBT」って、とっても身近に普通に存在していることなんですね、、、。ある意味、息子の方が大人?なのかもしれません。
最後まで読んでくれてありがとうございます!また読んで下さいね!
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