円は午前7時32分現在、対ドルで155円38銭で推移(9日午後5時時点は155円83銭)
9日の海外市場では一時155円95銭まで下落した後、下げ幅を縮小
9日の為替相場はドルが主要16通貨に対してほぼ全面安。米新規失業保険申請件数が昨年8月以来の水準に悪化したことを受け、年内の利下げ観測が強まり、米国債利回りは低下した。米30年債入札が堅調だったことも金利低下に寄与し、ドルを押し下げた。円はドル安主導で海外時間序盤にかけての下げを縮小した。
円相場は米金利低下によるドル売り圧力に支えられるとみられるが、ボラティリティーの低下を背景に低金利の円を売って高金利のドルを買うキャリー取引の動きも出やすい。週末前で商業決済の多い五・十日(ごとおび)に当たることから、需給面でもドル買い・円売り圧力がかかりやすく、156円の節目を前に介入警戒感との綱引きの展開となりそうだ。
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