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2016年08月27日

母性

芸能人のニュースに一喜一憂する事は無いし、ましてや女性への暴行事件などをテーマにする。など、したくも無い。

妻の職場で、芸能人の息子による婦女暴行事件について、若い未婚の女性が発したお話しに非常に母性を覚えたので、書きます。

・・・・・・

『私の息子がそういう事をしたなら私は、離婚して、そうして彼が刑務所から出てくるのを待ちます。そしてひっそりと暮らします。』

以前、〔社会構造と性差 https://fanblogs.jp/marukou/archive/25/0〕に書いたが、女性は直属の子供は自分の分身なので自身同様に扱う。孫はもう、そうではない。

若い未婚の女性の文意は分解するとこうなる。
1.離婚して
2.一緒に暮らす
3.(明示的ではないが、)護るのは私


なぜ、離婚するかというと、
・そういう子を産みだしたことの責任を取ると言う事だろう。
・亭主はすでに、子どもを維持することの要件では無い。
・こどもに集中するために離婚するという思いもある。
 だからこの時、もうひとり男性の、しかも幼い息子を持っていたら、たぶんその息子も自分と同様に行動させる事を想定しているはずだ。

一緒に暮らすのは、
・子どもに人格を認めていない。つまり自身の分身であり、自分自身だからその必要は無い。

護るのは私。
・これが母性だと考えている。



翻って、男性(夫・父)側の対応を検討してみる。非常に苦しい。
苦しいのは、想像し難いからだ。

犯罪を知った瞬間には驚くだろう。
逮捕され、認めているのであれば、何か事情があったかとは思う。
それから社会生活を送っている場合は、彼と自分(夫・父)の社会性への影響を思う。

息子に面会に行く。
息子は多分、父性に対して恐怖するだろう。「叱られる」という根っこの感情に反応するはずだ。

会話。
健康状態を訊くかな。
あまり話さない気がする。受け止めたくないからかな。わからない。
やはり想像できない。

想像できないので、以降もとても不明だが、収監されても出てきても、
結局、父性は何もしない。

おそらく、彼は男性であるので、ひとり、男として生きて行かなければいけないと整理しているからだ。

タグ:女性と男性
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