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わきがのニオイって強烈ですよね。

学校や職場にわきがの人がいる方はよく分かると思います。

誰でも汗臭くなる時はあると思いますが、自分もわきがになる可能性があるのか？

また、すでにわきがのニオイを出し始めていて、これは一生続くのか、不安な思いに悩んでいる方もいるかもしれません。

特に、両親が“わきが”の方は自分にも遺伝して、自分もわきがになるのかどうか深刻な問題だと思います。



わきがは、残念ですが......



遺伝します。



おおまかですが、両親が二人共わきがの場合は80~90％、どちらかのみがわきがの場合は50~70％の確立で遺伝すると言われています。

わきがが遺伝するという事実は、もうどうしようもないようです。

自分は本当にわきがの両親の子供なのか「DNA鑑定したい！」なんて言い出さないでくださいね！

お母さんが急に慌てふためいて、しどろもどろになったら、それはそれで大変な家族問題に発展します。

遺伝するといっても100％ではないので、悲観し過ぎないでください。

しかも、わきがと言っても、そのニオイの強さには個人差がありますし、普段どのようにケアしてあげるかで『わきが』のニオイレベルは変ってきますからここはもう落ち着いてどう対処するかを考えていきましょう！

もし、すでにわきがを遺伝してニオイが出ている方は、ご両親はわきがで悩んできたわけですから、言ってみれば、一番近いところから経験者としての最適のアドバイスをもらえるとポジティブに捉えてはいかがでしょうか？




私たち人間には汗を出す器官が２種類あって、エクリン汗腺（かんせん）とアポクリン汗腺と呼んでいます。

このうち『わきが』に関係するのはアポクリン汗腺の方で、アポクリン汗腺は身体の特定の場所だけにあります。

耳の後ろから首にかけて、胸の中央の部分、乳首のまわり、脇、陰部のまわり、などです。

なので、『わきが』というと「脇の下」と思われていますがアポクリン汗腺がある場所は『わきが』の臭いが出やすい場所でもあります。

そしてこのアポクリン汗腺の数量は生まれつき決まっており、その数量が「遺伝」で決まると言われています。

では、アポクリン汗腺を大量に『わきが』である親から遺伝したとしたら、一日中『わきが』臭くてしょうがないのか？というとそうでもありません。

確かに「かなり『わきが』臭くなりやすい」とは思いますが、アポクリン汗腺から出る汗は最初は無臭です。

そうです、臭わないんです。

ですが、アポクリン汗腺からの汗には脂肪、たんぱく質、鉄分、色素、蛍光物質、尿素、アンモニアなどが含まれていてそれらが身体の表面、つまり皮膚上で、菌によって分解されることでニオイを発するのです。

なので、身体の表面を常に清潔に保ってあげたり、適切なケアをしてあげることでワキガのニオイを抑えることは可能です。




わきがは遺伝しますが、両親がわきがでなくても子供がわきがになることはあります。

ワキガの原因は遺伝だけではないということです。

先程、アポクリン汗腺の汗に含まれる成分が菌に分解されてニオイを発する、と言いました。

ということは、普段の食生活の内容によってニオイが強くなることがある、ということなんです。

つまり、普段食べているものが『わきが』のニオイに影響を与えている、ということです。

アポクリン汗腺の汗には脂肪やたんぱく質が含まれていますが、普段から脂肪やたんぱく質を摂り過ぎない、とか食べるならなるべく良質のものにしてあげることで、汗の“質”を強いニオイを出さないものに変えてあげられるのではないでしょうか？

実際、脂っぽい食事や肉類、チーズなどを多く摂取することで、アポクリン汗腺が刺激されるそうです。

その結果、アポクリン汗腺が肥大化してしまい、わきがの傾向が強くなってしまうそうです。

また、食生活はもちろんですが、睡眠や運動などの生活習慣が不健康であったり、日常のストレスなども汗のニオイが強くなる要因になります。

汗のニオイも身体に関することですから、身体全体の健康状態が健全であることが理想なんですね！




耳アカでわきがチェック
わきがに関係しているアポクリン汗腺は身体の特定の場所にしかありません。

そして、外耳道（がいじどう）と呼ばれる耳の穴にはアポクリン汗腺しかありません。

なので、耳アカの状態でアポクリン汗腺の活発具合を見ることができます。

綿棒で1回、耳の穴をこすってみます。

耳アカがカサカサしていたら、わきがの体質ではありません。

綿棒が湿った状態になる場合はわきがです。

ニオイの程度は強くないかもしれませんが、普段からニオイケアをしてあげた方がいいでしょう。

ドロっとした耳アカが付いていたら、強いわきがです。

自分でも気づいていると思いますが、周りの人達はあなたのワキガにとっくに気づいているでしょう。

しっかりとケアをしてあげないと、友人も恋人もあなたから離れていくかもしれません。

職場でも居心地の悪い思いをするかもしれません。