江戸時代の観相家、水野南北は、
「食を少なくすることが、健康長寿のみならず、富裕や立身出世をする道である」と言われていたそうです。
水野南北の著の中の一文。
「それ、人、食を本とす。故に人の良薬は食なり。人を相するに、先ず、食の多少を聞き、是によって生涯の吉凶を弁ずるに万に一失なし。一箇年先に大難のある事を見極めしむると言えども、其の時より食を厳重に慎しむ者は、必ず是を免れ、反ってその年に当たり、思わず吉事来たる者多し。生涯貧窮の相ありと言えども、益々、食を慎しみ、是を用うる者は相応の福有と成って、今人に知れ、大いに用いらるる者多し。故に富貴、貧賤、寿天、窮楽皆、飲食の慎しみにあるべし」
少食により運命も開けそうです。