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2015年04月07日
「素人(しろうと)」と「玄人(くろうと)」の由来
ある事に経験のない人のことを「しろうと」、ある事に熟達した人や専門家のことを「くろうと」と言いますね。
「しろ」と「くろ」なので、色の「白」と「黒」が思い浮かびますが、漢字では「素人」「玄人」です。
色とは関係ないということなんでしょうか。
「しろうと」は、平安時代には「しろひと」と言われていて、「白人」と書いていたんだそうです。
白塗りをしているだけで、全く芸のない役者のことを指す言葉だったとのこと。
他にも、囲碁で下位の人が白石を打つことから「白人」と言われるようになったという説もあります。
いずれにしても、元は色に関係していたようなんです。
「しろひと」が室町時代には「しらうと」になり、江戸時代には「しろうと」になったと言われています。
「白人」が「素人」になったのは、「素」に「しろい」や「平凡」という意味があったからだとされているようです。
一方の「くろうと」は、元は「くろひと」と言われていて、「黒人」という漢字があてられていたとのこと。
こちらも「しろひと」と同じように、時代とともに「くろうと」に変化して、「奥深い」を意味する「玄」の漢字があてられるようになったと言われています。
プロも驚くほど芸に優れている素人のことを「くろうとはだし」と言いますが、これは玄人が履物をはくのも忘れるほど驚いて裸足で逃げ出すという意味ですね。
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