2016年04月21日
自閉症児の家庭療育「実践マニュアル」
我が家の自閉症の子供達。
それぞれの初めての発達検査では、
全員、DQ70以下だった。
intelligence ( 知能、知性)とは何か。
そこから出発した我が家としては、
家庭療育としてモンテッソーリ教育に光を見出したものの、
さらに、子供の発達段階に合わせて体系化された
専門的な療育マニュアルを探していた。
cf.自閉症児の家庭療育「知的水準を上げるには」
なぜなら、我が家は、療育に関して素人だからだ。
各発達段階で、クリアすべき発達課題やポイントなどの指針が必要だ。
そして、ようやく見つけたのが、
自閉症治療の権威たる太田昌孝氏の認知発達治療の実践マニュアルだった。
この本には、「太田ステージ」という認知発達段階(StageT〜V)が示されており、
自閉症児に対して言語表出を必要としない簡単なテストを行うことで、
その子供の認知発達段階(StageT〜V)を評価し、
その子供に合った治療教育を行うことができる構成になっている。
各Stageのおおまかな内容は、以下のとおり。
◇StageT
物に名前があることが理解できていない段階。
質問に対して指さしで答えることが難しい人が該当。
要求手段の有無などで3段階に分かれる。
◇StageU
物に名前があることがわかりかけている段階
質問に指さしでほぼ応じることができる人が該当。
身の回りの物の名前(名詞)は理解できるが、
用途による理解は難しい人が該当。
◇StageV
物に名前があること、物の用途を理解できている段階(V−1)
簡単な比較ができる段階(V−2)
◇StageW
空間関係等の物と物との関係が言語で理解でき、
思考の柔軟性が増す段階
一般の学習課題が適用できるとされる。
但し、このStageに達する自閉症児は少ないとの記載あり。
高価な本ではあったが、
その価格以上に値する 極めて有益な本だった。
まず、我が家で通所した複数の療育機関の個別療育では、
モンテッソーリ教育や認知発達治療の実践マニュアルに記された課題を多く使用しており、
療育機関が我が子をどう評価し、何を狙いとしているのか
そして、現在の課題が次のどんな課題につながるのかが見えた。
さらに、我が家では 療育機関での個別療育を始める以前に
上記の本を参考に すでに家庭療育を始めたため、
療育機関での限られた療育時間を効率的に活用するとともに、
親たる私が 家庭療育の手法を学ぶことができたといえる。
お稽古事でも 学習塾などでも
週に1回、少しくらい学んだ程度で
「それなりに できるようになることは、少ない」と思う。
それなりの結果を出したければ
自宅での学習は必須ではないだろうか。
私は、療育についても 同様に考えている。
子供達の認知が上がることで、
日々の育児が、少しずつ楽になるとともに
先の見えない生活の中で、わかりやすい基準があることは
私にとって、救いになった。
・・・家庭療育は未来への投資なのだ。
」
それぞれの初めての発達検査では、
全員、DQ70以下だった。
intelligence ( 知能、知性)とは何か。
そこから出発した我が家としては、
家庭療育としてモンテッソーリ教育に光を見出したものの、
さらに、子供の発達段階に合わせて体系化された
専門的な療育マニュアルを探していた。
cf.自閉症児の家庭療育「知的水準を上げるには」
なぜなら、我が家は、療育に関して素人だからだ。
各発達段階で、クリアすべき発達課題やポイントなどの指針が必要だ。
そして、ようやく見つけたのが、
自閉症治療の権威たる太田昌孝氏の認知発達治療の実践マニュアルだった。
この本には、「太田ステージ」という認知発達段階(StageT〜V)が示されており、
自閉症児に対して言語表出を必要としない簡単なテストを行うことで、
その子供の認知発達段階(StageT〜V)を評価し、
その子供に合った治療教育を行うことができる構成になっている。
各Stageのおおまかな内容は、以下のとおり。
◇StageT
物に名前があることが理解できていない段階。
質問に対して指さしで答えることが難しい人が該当。
要求手段の有無などで3段階に分かれる。
◇StageU
物に名前があることがわかりかけている段階
質問に指さしでほぼ応じることができる人が該当。
身の回りの物の名前(名詞)は理解できるが、
用途による理解は難しい人が該当。
◇StageV
物に名前があること、物の用途を理解できている段階(V−1)
簡単な比較ができる段階(V−2)
◇StageW
空間関係等の物と物との関係が言語で理解でき、
思考の柔軟性が増す段階
一般の学習課題が適用できるとされる。
但し、このStageに達する自閉症児は少ないとの記載あり。
高価な本ではあったが、
その価格以上に値する 極めて有益な本だった。
まず、我が家で通所した複数の療育機関の個別療育では、
モンテッソーリ教育や認知発達治療の実践マニュアルに記された課題を多く使用しており、
療育機関が我が子をどう評価し、何を狙いとしているのか
そして、現在の課題が次のどんな課題につながるのかが見えた。
さらに、我が家では 療育機関での個別療育を始める以前に
上記の本を参考に すでに家庭療育を始めたため、
療育機関での限られた療育時間を効率的に活用するとともに、
親たる私が 家庭療育の手法を学ぶことができたといえる。
お稽古事でも 学習塾などでも
週に1回、少しくらい学んだ程度で
「それなりに できるようになることは、少ない」と思う。
それなりの結果を出したければ
自宅での学習は必須ではないだろうか。
私は、療育についても 同様に考えている。
子供達の認知が上がることで、
日々の育児が、少しずつ楽になるとともに
先の見えない生活の中で、わかりやすい基準があることは
私にとって、救いになった。
・・・家庭療育は未来への投資なのだ。
」
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