(掲載)平成31年7月20日
大手損害保険4社は、2019年10月から火災保険料を5〜9%引き上げますので、火災保険を見直しましょう。
また、2021年には東京海上日動火災保険と三井住友海上火災保険が設備の破損や水漏れなどが多発するマンションの保険料を4〜5割高くするとし、この新たな制度は保険料を過去2年の保険金の支払い状況をもとに算定する仕組みで、たとえば100室のマンションで10件の支払いがあった場合、保険料を25%上乗せ、15件を超えた場合は50%引き上げ、逆に2件以下の場合は保険料を2割以上引き下げると、日本経済新聞が7月19日報じました。
管理組合では、設備の破損や水漏れなどが多発していないか、事故防止と保険事故の修繕工事が適正に行われているか見直しましょう。
更に、損害保険各社はマンションの大規模修繕を促す仕組みも導入とし、東京海上日動は給排水管の更新工事を実施したマンション限定の保険料割引制度を、三井住友海上は修繕計画を作成・実行などをした物件に対して一部の保険料を割り引くとのこと。管理組合では、大規模修繕工事が適正に実施されているか点検しましょう。
(出典) 日本経済新聞 2019/5/8 火災保険料、10月から5〜9%上げ 大手損保4社
(出典) 日本経済新聞 2019/7/19 マンション保険料、最大5割高く 対象は破損多発物件