恋愛 レシピ

新しくオープンした日本料理屋さんで働いていた私は年上のレストランのオーナーに密かに気持ちを抱いていました。初めてあった時の印象は真面目で神経質。決して良い印象ではありませんでした。
その後、オーナーのお家で従業員を集めた飲み会が何度かありました。初めて参加した飲み会でオーナーがお店への不満や改善点など、思ってることなどがあれば言って欲しいと、ただのアルバイトの私を含めた従業員ひとりひとりの声に耳を傾ける、その直向きな姿、そしてお店で仕事をしている時とのギャップに惹きつけられました。

それから私は彼の気持ちを引くために積極的に彼にお店の改善点や、少しでも気づいた事を積極的に彼に伝え、そして、サーバーをしている時にお客様から頂いた言葉なども積極的に伝えたりしていました。
気づけば年下の私は彼の妹のような存在になっていました。

そこで大人な私を見せるために私がとった行動は飲み会でのおつまみを料理したり、片付けを最後まですること。それを考えると飲み過ぎてしまうこともなくなり、落ち着いて彼とお酒を飲めるようになりました。彼の私に対しての意識も妹のような存在から一人の女性にシフトしていきました。


仕事が忙しく疲れていた私は彼のお家の飲み会で寝てしまいました。起きると飲み会はすでにお開きになっていて、私と彼の二人に。そこで子供のように寝てしまった私と、いつも片付けなどを進んでやる私のギャップが決めてとなり、その数日後彼から告白されました。やはり男性も女性も相手のギャップに心を奪われることが多いのではないかと思います。