衣服着用の目的は自然環境への適応と社会生活の適応と2つある。自然環境への適応では、体温調整、日光・雨・風などから皮膚を守る、怪我などから皮膚を守る、皮膚の清潔の保持が目的となっている。社会生活への適応では、社会生活の帰属性の表現、活動のしやすさ、自分らしさの表現が目的となっている。
その衣服の着脱介助において心身の状態、ADLなどを注意する必要がある。心身の状態は麻痺、認知症、筋力、皮膚の状態、気分などがある。ADLなどでは、座位保持や立位保持の可不可、着脱動作の可不可、着脱動作ができるならどの程度できるかを意識する。
利用者の状況に加えて衣類によってもやり方が違う点も注意する。前開き上衣の着脱とかぶり上衣の着脱、ズボンの着脱、臥位での上衣の着脱、臥位でのズボンの着脱、臥位での浴衣の着脱など衣類によってやり方をきちんと覚える必要がある。
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