終末期というのは定義が一つに定まっていない。様々な医療関係団体が指針は示していても、一致していないのが現状である。それなので「終末期は最後の何ヶ月」と具体的数値で期間を決められるものではなく、心理的な面や社会的な面によっても影響を受けてくる。終末期は人の数だけ存在すると言ってもよい。
終末ケアは「ターミナルケア」とも呼ばれている。終末期の医療・看護・介護全般を指す。特に治療や延命以上に利用者のQOL(生活の質)の向上が大きな目標となってくる。利用者が限られた時間をどう過ごすか、どう生きるか、利用者の意思を尊重しながらQOLを重視し、利用者が最期まで自分らしさを発揮し、満足度の高い終末期を過ごせるように支援することが大事になる。生きがい探しの支援、不安や恐怖を取り除く支援、利用者が亡くなってからの家族に対するグリーフケアをしていく。
Tweet
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image