今年最後のテーマは、宮本浩次さんのカバーアルバム『ROMANCE』
過去には徳永英明さんが女性ボーカリストのカバーで新境地を拓きました。
徳永さんの、繊細で囁くようなハスキーヴォイスに、世の女性はメロンメロン!
一方、宮本さんは野太い声。
どんな世界観で昭和の女性歌手の名曲を歌い上げるのでしょうか?
今日は、カバーアルバム『ROMANCE』より、昭和の名曲5選を振り返ります。
【ポイント10倍】宮本浩次/ROMANCE (初回限定盤/2CD)[UMCK-7089]【発売日】2020/11/18【CD】 価格:3,850円 |
@ あなた/小坂明子
ラジオから何気なく聴こえてきた、宮本さんの歌う『あなた』
熱量がすごくて、一気にもってかれました。
愛する人と暖炉のある小さな家で
楽しく笑って暮らすはずだったのに・・・
愛するあなたはもういない
押し寄せてはあふれ出る切ない思いが
スノードームのように美しく冷たく心に降り注ぎます。
パワフルでストレートなお声。
原曲よりも心に響きました。
A 木綿のハンカチーフ/太田裕美
時系列で切なさを高めていく名曲です。
淡々とテンポを刻みながら
すれ違いが深まっていく悲しさを
爽やかに歌い上げています。
太田さんの歌では、
華やかな都会の生活に染まり
彼女を忘れていく男性の非情さを
強く感じてしまいましたが、
宮本さんが男性のパートを歌うことで
男性の心変わりの裏に秘める脆さや切なさにも
スポットが当たり抒情的な歌に聴こえてきました。
B 白いパラソル/松田聖子
私は全盛期の松田聖子さんの大ファンです。
今のアイドルには持ち合わせてない、
圧倒的な歌唱力と魅惑の表情。
髪にジャスミンの花・・・
この乙女チックな歌詞を宮本さんが??
いや、はるかに予想を超えてイイ!!
渋さもあり、清々しさもあり、セクシー。
私、絶賛!
アレンジに、聖子さんの名曲、渚のバルコニーや風立ちぬなどのエッセンスも
感じられるのは私だけでしょうか?
来年の夏、浜辺でガチで聴きたい曲です ♡
C 異邦人/久保田早紀
私もカラオケでよく歌っていた名曲。
なんとも異国情緒を感じる歌詞ですが
実際には国立駅前の大学通りをイメージした曲で
シルクロードや異国風エッセンスは後付けなんだとか。
原曲では清らかで優しい白い朝を思い浮かべましたが、
宮本さんの突き抜ける歌声とシャウトに、
心が奮い立つような朝が立ちあがりました。
なにしろ、イントロがおどろおどろしく、ドラマチックで、重厚感あり。
D ロマンス/岩崎宏美
最後は、アルバムのタイトルにもなっているロマンス。
ロックなアレンジがカッコイイです!!
歌詞には息がかかる程そばにいてほしいとありますが
コロナ時代、息がかかっちゃまずいでしょ。苦笑
来年は、息がかかるほど、そばにいられる距離感をキープできたらいいですね♡
一年間、ありがとうございました。
それでは良いお年を ♡