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2021年12月15日

EV化が進むと大変なことになる

脱炭素はまやかし

脱炭素(カーボンニュートラル)が叫ばれている。そして、驚いたのが、2030年にガソリン車の発売を政府が禁止すると決めた。これは、2050年のカーボンニュートラルの一環。

2030年は、もう9年しかない。そして9年後にはガソリン車は新車で買いえなくなる。これが意味する本当のことを日本政府は言わない。

EV車が多くなれば、充電施設の増設することでの電気使用量、家庭での電気使用量がうなぎ登りに上がる。この電気をどこから生み出すのだろう。化石燃料はクルマだけではないことを全く無視しているようにも思える。電気を作るには、火力発電が75%以上を占めている。しかも、現在の発電量では、この先、国内を走るクルマが全てEV車に置き換わると全く発電量は足りないという。

このことを政府はどう考えているのだろうか。

EV車の普及は中国への忖度


EV車は、現在リチウムイオンバッテリーが主流。そのバッテリーを生産する国の割合は、中国と韓国で全世界の半分以上を占めている。ということは、EV車が大きく普及すると、自動車大国は今のアメリカから中国に変わることになる。
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どういうことかというと、EV車の心臓部であるバッテリーの生産能力が高い国が、EV車の主導権を握れるということ。つまり中国にまんまとやられているわけだ。

環境活動家のグレタという女の子、世界のCO2排出量のたったの3%しか出していない日本に文句は言うが、その10倍の30%も出している世界一の排出量の中国には一切文句言わない。

こんな不自然なことに共感する日本人活動家がいることにも驚きだが、たった3%しか出さない日本がガソリン車を発売しない方針になる意味。それは中国への忖度以外ないだろう。

ガソリン高騰

近年ガソリン高騰が世界中で続いている。これは新型コロナが影響したことが発端だが、OPECは脱炭素を叫ぶ世界に向けた反逆といえる。

原油輸出で生計を立てる国々は、原油が売れなくなる脱炭素は敵。だから、増産しないで価格が上昇することが喜ばしい。これで何が起きるのかといえば、ガソリンだけでなく、原油で作られるすべてに影響される。プラスチックをはじめ、身の回りのものが徐々に世界では上がりインフレが始まっている。

日本もそろそろ値上げに転じることだろう。脱炭素を正義とする方たちは心しておいた方が良い。自分たちの行いが、生活を困窮させる羽目になるのだから。

そして最後に。脱炭素と言っているが、炭素とは生命すべてが炭素であることを忘れてはいけない。そう。脱炭素という究極は、生きることを辞めるということである。

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