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2013年11月11日

ランボルギーニの伝説と真実

70年代当時、ランボルギーニとフェラーリが、スーパーカーブームを引っ張ってきた立役者である。

常にライバル関係にあったランボルギーニとフェラーリ、最高速度300kmをどちらが先に、カタログに載せるかを競い合っていた。

そして、ランボルギーニの伝説が生まれる。

ランボルギーニの創業者フェルッチョ・ランボルギーニがトラクターの製造で成功を収めた頃、まだ自動車の製造は行っていなかった。

当時イタリアでは、事業に成功すると、フェラーリを買うというのがステイタスのようで、当然のようにランボルギーニもフェラーリを買い乗っていた。

その後、伝説のキッカケとなる事件が起きる。

フェラーリに乗っていると、どうも気に入らないところあり、改良をして欲しいとフェラーリに直接会いに行ったランボルギーニは、どこぞの田舎物とは会えないと、フェラーリから追い返されてしまう。そこで怒ったランボルギーニは、いっちょフェラーリを凌ぐスーパーカーを自分で創ってやる!ということで、ランボルギーニはフェラーリを目の敵のように、対抗したクルマを創り続けた。

というのが、伝説である。


が、真実は違った。


ランボルギーニがフェラーリに乗っている頃、自社のトラクター工場で、愛車のフェラーリを整備させていた。

そして、フェラーリに使用されている部品とトラクターに使用されている部品が同じ事に気づいた。

それは、クラッチだった。

価格を調べてみると、なんとフェラーリは約3倍の値段を取っていた。

そこで、ランボルギーニは「ピンッ」とくる。

ランボルギーニはフェラーリのようなスーパーカーを創れば「絶対に儲かる!」
とランボルギーニは思った。

ハートに火が点いた瞬間だった。

それからというもの、ランボルギーニはフェラーリを執拗に追いかけ回し、競い合うクルマを創り続けた。

というのが、真実である。
posted by くるまっくす at 02:26| 豆知識
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