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2018年11月10日

☆『この世の春』 宮部みゆき :著

こんにちは。
くり子です。

今日の本は、『この世の春(上・下)』。
長いお話で読むのに時間がかかってしましまいましたが、
ストーリーに入り込むと後の展開が気になってどんどん読み進めてしまいます。

この世の春 上 [ 宮部 みゆき ]

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感想(3件)


この世の春 下 [ 宮部 みゆき ]

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(2018/11/10 09:59時点)
感想(2件)




時は江戸時代。
下野の北見藩では主君(重興)押込がなされた。
主君の病気(ご乱心)が理由である。

重興の隠居所(五香苑)で重興の病状と関わって話が進められていく。
館守の織部をはじめ医師や女中など、皆が重興を思いやることで、
重興の抱えていた苦しみと秘密が少しずつ解かれていった。
それらの暗部は、残酷で残虐で、気持ちが塞がってしまう。
重興や巻き込まれた被害者、彼らを応援する人々。
そういった人々の、春を迎えようと立ち向かう姿勢に励まされて読み進めた。

特に重興を五香苑で支える多紀は魅力的な女性で、彼女の聡明さが暗い話を読み進める力になる。
田島半十郎、金一、お鈴など、脇役も魅力的で、ストーリーに花を添えている。
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晴耕雨読を目指す女性。 最近すっかり「手ぬぐい・モンペ」に馴染んでしまったため、 危機感をおぼえ、モンペの下にジーンズ着用。 更に危ない人物になりつつある。
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